ソリューション研究会

ソリューション研究会は、2022年8月22日より、情報処理学会との提携を開始しました。

情報処理学会とアシストソリューション研究会における企業実践論文の提携開始について
https://www.ashisuto.co.jp/news/release/1217030_1675.html

いくつか提携の実績が出てきましたのでご紹介します。


(1)2021年AIプログラミング分科会の活動論文が情報処理学会誌に採録

アシスト ソリューション研究会において、2021年度「分科会成果報告書」全国第一位を受賞されたAIプログラミング分科会(東日本/中日本合同)の論文「機械学習プログラミングのスキル習得における集団学習の有効性」が、2023年11月号の情報処理学会 会誌『デジタルプラクティスコーナー』に採録されました。

 会誌『デジタルプラクティスコーナー』 Vol.14 No.4(2023年10月15日発行)
 https://www.ipsj.or.jp/dp/contents/publication/56/S1404-U03.html


論文の概要

本稿ではPythonを用いた機械学習プログラミングのスキル習得における集団学習の効果を研究しました。筆者らは自己評価式の理解度チェックを用いて学習成果を測定し、集団学習が次の効果を及ぼしたと述べています。

1)学習を遂行させる外発的動機づけの発生
2)学習内容選定に能動的に関わることによる内発的動機づけの発生

実践した機械学習プログラミングの学習内容と結果をプラクティスとしてまとめ、集団学習の効果を論じています。


▼2021年度「AIプログラミング分科会」の活動内容も合わせてお読みください。
「Pythonや機械学習も、仲間と学べば習得できる! 参加企業に活かせるAIプログラミング 分科会 活動紹介」
https://www.ashisuto.co.jp/solution-studygroup/soken-reports/workgroups/2021gp_report.html



(2)第22回情報科学技術フォーラム(FIT2023)で発表

情報処理学会他の共催で毎年開催されている情報科学技術フォーラム(FIT2023)で、2022年度のソリューション研究会全国大会で同率1位となった、アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメント 分科会(西日本)、および、ノコロコ(ノーコード/ローコード開発と適用方針) 分科会(中日本)が発表しました。


▼ エフィカシーで実現するアジャイルSDTs~自律可能な開発チーム~
2022年アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメント 分科会(西日本)

「アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメント~PM の役割はどう変わるのか~」のテーマのもと、アジャイル開発とは何か、組織にアジャイル文化を浸透させる方法に関して調査・検討・議論を行い、その成果として初級経験者向けに、アジャイル開発を導入する際に活用できる『虎の巻』を作成しました。


アジャイル虎の巻~わかる!できる!あじゃいる!~_v2.0
https://www.ashisuto.co.jp/solution-studygroup/assets/pdf/workgroups/report/2022agile_w_paper_v2.0.pdf



▼ DXに乗り遅れるな! ノーローコード開発ガイドの策定とその有用性
2022年 ノコロコ(ノーコード/ローコード開発と適用方針) 分科会(中日本)

「ノーコード/ローコードツールとは」の理解からスタートし、その後、「ノーコード/ローコードツール活用に悩める人達に貢献したい!」という想いをもとに、ツール選定から開発・運用のそれぞれの勘所をスタートガイドとしてまとめ、有用性を検証しました。


ノーコード/ローコード開発スタートガイド_1.3版
https://www.ashisuto.co.jp/solution-studygroup/assets/pdf/workgroups/report/2022nocode_c_guide_v1.3.pdf



プレゼンテーションはオンラインで行われましたが、チャット機能を通じて、多数の質問が寄せられました。
「期限や成果物があらかじめ定義されたプロジェクトで、アジャイル開発というのは可能か?」であったり、アンケートの詳細を確認する質問、虎の巻やスタートガイドを活用したいなど、発表者とイベント参加者の間で活発なやりとりがありました。


2023年度も、ソリューション研究会からのプレゼンの機会をいただけるよう、現在活動中の分科会もぜひ頑張っていただきたいと思います!