Citrixサポートブログ Citrix Virtual Apps and Desktopsの運用TIPS

設計・構築・設定

Citrix Workspace app for Windowsのインストールに関するTips

公開日:
更新日:
設計・構築・設定
#WorkspaceApp
Citrix Workspace apps for Windowsのインストールに関するTips

こんにちは。Citrix製品のサポートを担当している川東(かわひがし)です。

今回は、Citrix Wokrspace app のインストールに関するTipsをご紹介します。Citrix Virtual Apps and Desktopsの構築や運用を担当されて日が浅い方や、これから担当する方にご参考にして頂けますと幸いです。
Citrix Workspace apps for Windowsの製品概要説明の記事 も併せてご参照頂ければと思います。

※弊社Citrixヘルプデスク契約があるお客様は、本ブログの内容についてお問い合わせをして頂けます。

インストールに関する注意点

・Citrix Workspace app のドキュメント内の「要件」に記載されている注意事項をご確認ください。

・1台のクライアント端末に複数バージョンの混在はできません。
※例:Workspace app 1912と Citrix Receiver 4.9
Workspace app 1912と Workspace app 2106

・非管理者アカウントでインストール済みのクライアントモジュール(Citrix Workspace appやCitrix Receiver)がある場合、該当アカウントで端末にログイン後、アンインストールをしてください。アンインストールに関しては、「 アンインストールとクリーンアンインストール」をご参照ください。

・アドオンをインストールするためには、システム管理者権限(administrators権限)が必要になります。
Users 権限で当該アドオンをインストールする方法はありません。

【アドオン一覧】
パススルー認証、シングルサインオン、App Protection、Microsoft Teams VDIプラグイン、Citrix Readyワークスペースハブなど

【(参考)管理者権限と非管理者権限によるインストール】
https://docs.citrix.com/ja-jp/citrix-workspace-app-for-windows/2402-ltsr/install.html

本資料で使用しているCitrix 製品のバージョン

クライアント

Citrix Workspace app for Windows 1912 LTSR CU5(19.12.5000)

サーバ側

Citrix Virtual Apps and Desktops 1912 LTSR CU3

クライアント:Citrix Workspace app for Windows 1912 LTSR CU5(19.12.5000)
※インストーラはこちら から入手できます。
こちらは、2021/08/17現在のリンクです。

サーバ側:Citrix Virtual Apps and Desktops 1912 LTSR CU3
※インストーラはこちら から入手できます。Citrix社のサイトにログインが必要です。
こちらは、2021/08/17現在のリンクです。

管理者アカウントと非管理者アカウントのインストールの違い

インストールパス

管理者アカウント

C:\Program Files (x86)\Citrix\ICA Client

非管理者アカウント

%USERPROFILE%\AppData\Local\Citrix\ICA Client
※User01でインストールした場合の例
C:\Users\user01\AppData\Local\Citrix\ICA Client

インストールしたアカウント以外での利用

管理者アカウント

利用可(インストール後、他のユーザで利用可)

非管理者アカウント

利用不可(User01でインストール後、User02は利用不可)

パススルー認証の利用

管理者アカウント

利用可

非管理者アカウント

利用不可

※参考情報
インストールとアンインストール
→管理者アカウントと非管理者アカウントのインストールの違い

Workspace app LTSR版とCR版のインストールに関するドキュメントの確認方法

1.「Windows向けCitrix Workspaceアプリ 」のページを開きます。画面左上のドロップダウンから「Current Release」「1912 LTSR」が選択できます。

2.例えば、「1912 LTSR」のインストールについて確認したい場合は、「1912 LTSR」を選択後、「インストールとアンインストール」をクリックします。

画面右上のページナビからもLTSR版のページを開いていることが確認できます。

Web接続のインストールに関するTips

※以下の内容は、Citrix Workspace app 1912 LTSR版を使用しています。

Web接続のみ使用する場合は、インストーラのファイル名を「CitrixWorkspaceApp.exe」から「CitrixWorkspaceAppWeb.exe」に変更してインストールすることをおすすめします。
「CitrixWorkspaceAppWeb.exe」に変更することで、インストール後に表示されるWorkspaceAppのアカウント追加画面を非表示にすることが可能です(アカウント追加画面はWeb接続では使用しません)。

以下にGUIとCUIのそれぞれのインストール例をご紹介します。

GUIを使用したインストール

「Citrix Virtual Apps 7 1912 LTSR の新規インストール手順の一例(Citrix Workspace app) 」の「CitrixWorkspace app (Web接続) のインストールと公開アプリケーションの起動 」をご参照ください。

CUIを使用したインストール

コマンドラインのインストールオプションは、Citrix社の「インストールとアンインストール 」をご参照ください。こちらのページに「コマンドラインパラメーターの使用 」「コマンドラインパラメーター一覧 」の項目がございます。

例えば、サイレントインストールとカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)無効化を組み合わせてインストールしたい場合は、以下のコマンドラインになります。
※カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)に関する詳細はこちら をご参照ください。

CitrixWorkspaceAppWeb.exe /silent EnableCEIP=False

以下の画面ショットは、C:\Tempにインストーラを配置して実行しています。
また、非管理者アカウントのuser01にて実行しているため、インストール先はC:\Users\user01\AppData\Local\Citrix\ICA Clientになります。
※インストールパスの項目もご参照ください。

Workspace app 接続する場合のインストールに関するTips

GUIを使用したインストール

「Citrix Virtual Apps 7 1912 LTSR の新規インストール手順の一例(Citrix Workspace app) 」の「Citrix Workspace app (Workspace app接続)のインストールと公開アプリケーションの起動 」をご参照ください。

CUIを使用したインストール


コマンドラインのインストールオプションは、Citrix社の「インストールとアンインストール 」をご参照ください。こちらのページに「コマンドラインパラメーターの使用 」「コマンドラインパラメーター一覧 」の項目がございます。

コマンドラインのインストール時にストアを指定する場合の書式は以下になります。

STOREx=”storename;http[s]://servername.domain/IISLocation/discovery;[On, Off]; [store description]"
※こちらの各値の説明は、コマンドラインパラメーター一覧 ページにて「値のデータ」で文字列検索してご確認ください。

こちらに指定するhttp[s]://servername.domain/IISLocation/discoveryのURLの確認は以下の手順でも可能です。

【確認手順】
1.Citrix Studio、もしくは、StoreFront管理コンソールを開きます。本記事はCitrixStudioを開きます。

2.「画面左枠」の「ストア」をクリックします。確認対象のストアを選択後、画面右枠の「プロビジョニングファイルのエクスポート」をクリックします。

3.「エクスポート」をクリックしてファイルを保存します。ファイル保存ダイアログにてファイルを保存します。標準設定の場合はReceiverConfig.crの名前のファイル名で指定されています。

4.保存したファイルをテキストエディタにて開くと、<Address>要素にてURLが確認できます。

本記事では、以下の要件を満たすインストール方法の一例をご紹介します。

・インストール後にユーザー操作が不要になるようにストアURL
(http://sfddc-01.river.local/Citrix/Store/discovery)を指定する

  • カスタマーエクスペリエンス向上プログラムは無効にする

  • Workspace appの自動更新機能は無効にする

  • サイレントインストール

  • HTTPのストア接続を許可

  • HTTPのストア追加を許可

  • Windowsのスタートメニューにアイコンを非表示

  • デスクトップに、Citrixフォルダを表示してこちらの中に公開アプリケーションのアイコンを格納

  • Workspace appの画面が非表示(セルフサービス画面を非表示)

こちらは、コマンドラインオプションとreg addコマンドを両方実行することで対応できます。コマンドラインオプションを先に実行をお願いします。

以下は、管理者アカウントでインストールすることを前提としています。

【コマンドラインオプションにて対応】

  • インストール後にユーザー操作が不要になるようにストアURLを指定する

  • カスタマーエクスペリエンス向上プログラムは無効にする

  • Workspace appの自動更新機能は無効にする

  • サイレントインストール

CitrixWorkspaceApp.exe Store0="Store;http://sfddc-01.river.local/Citrix/Store/discovery;" EnableCEIP=false /AutoUpdateCheck=disabled /silent

【reg add コマンドにて対応】

  • HTTPのストア接続を許可

  • HTTPのストア追加を許可

  • Windowsのスタートメニューにアイコンを非表示

  • デスクトップに、Citrixフォルダを表示してこちらの中に公開アプリケーションのアイコンを格納

  • Workspace appの画面が非表示(セルフサービス画面を非表示)

rem HTTPのストア接続を許可
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\AuthManager" /v ConnectionSecurityMode /t REG_SZ /d Any /f

rem HTTP のストア URL 追加を許可
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v AllowAddStore /t REG_SZ /d A /f

rem Windowsのスタートメニューにアイコンを非表示
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v PutShortcutsInStartMenu /t REG_SZ /d False /f

rem デスクトップに、CitrixAppsフォルダを表示してこちらの中に公開アプリケーションの
rem アイコンを格納
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v DesktopDir /t REG_SZ /d CitrixApps /f
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v PutShortcutsOnDesktop /t REG_SZ /d True /f

rem セルフサービスモードを無効化
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v SelfServiceMode /t REG_SZ /d False /f

上記を実行後、PCを再起動します。
再起動後に、Citrix Workspace appにログインすると、クライアント端末のデスクトップ上にCitrixAppsフォルダ内が生成されて、その中に公開アプリケーション一覧が表示されると思います。

上記の対応方法は一例になります。Citrix Workspace appのグループポリシーテンプレートを使用して、ADのポリシーで配布する方法などもございます。弊社Citrixヘルプデスク契約がある場合は、弊社までお問合せ頂けます。

インストール済みのWorkspace appのバージョン確認方法

Windowsコントロールパネルの「プログラムと機能」に表示されている「Citrix Workspace」の項目からご確認頂けます。
以下の画面はLTSR版のCitrix Workspace appです。19.12.5000.3は 1912 CU5 になります。

インストールログの場所


デフォルト設定の場合、以下のいずれかの場所に生成されます。

・C:\Program Files (x86)\Citrix\Log\CTXReceiverInstallLogsYYYYMMDD-hhmmss
※管理者アカウントにてインストールした場合はこちらの場所もご確認ください。
Workspace appのバージョンによっては、こちらには存在しない場合もございます。
※2023/11/30に追記しました。


・%TEMP%\CTXReceiverInstallLogsYYYYMMDD-hhmmss

例えば、User01の非管理者アカウントで2021年8月16日 10:23:30にインストールした場合は、
以下の場所にインストールログが生成されます。

C:\Users\user01\AppData\Local\Temp\CTXReceiverInstallLogs-20210816-102330

また、Windowsイベントログのアプリケーションログにも、インストーラに含まれるCitrixコンポーネントごとに以下のようなメッセージが記録されます。以下は、Citrix Workspace Insideのコンポーネントがインストール成功したことが確認できるメッセージです。

***
ログの名前: Application
ソース: MsiInstaller
日付: YYYY/MM/DD hh:mm:ss
イベント ID: 1033
タスクのカテゴリ: なし
レベル: 情報
キーワード: クラシック
ユーザー: VLAN10\user01
コンピューター: vlanW10
説明:
Windows インストーラーにより製品がインストールされました。製品名: Citrix Workspace Inside、製品バージョン: 19.12.5000.65534、製品の言語: 1033、製造元: Citrix Systems, Inc.、インストールの成功またはエラーの状態: 0
***

弊社Citrixヘルプデスク契約がある場合は、問題発生時に以下のログをご提供ください。

・C:\Program Files (x86)\Citrix\Log\CTXReceiverInstallLogsYYYYMMDD-hhmmss

もしくは、%TEMP%\CTXReceiverInstallLogsYYYYMMDD-hhmmss

・Windowsイベントログ
・アプリケーションログ(csv形式とevtx形式)
・システムログ(csv形式とevtx形式)

アンインストールとクリーンアンインストール

アンインストール

管理者アカウント、非管理者アカウントのいずれも、Windowsコントロールパネルの「プログラムと機能」からアンインストールできます。非管理者ユーザでインストールした場合は、各アカウントごとにログインしてアンインストールしてください。

クリーンアンインストール

「Workspace app for Windows をクリーンアンイストールする方法」 をご参照ください。
※2023/11/13に修正しました。

バージョンアップ

新しいWorkspace appのインストーラを使用して上書きインストールの形でバージョンアップして頂けます。設定済みの内容は引き継がれます。

Citrix社のサポート終了バージョンのReceiverやWorkspace appからバージョンアップする場合は、/forceinstall オプションを使用します。

<使用例>
CitrixWorkspaceApp.exe /forceinstall
CitrixWorkspaceAppWeb.exe /forceinstall

/forceinstallは、旧バージョンをクリーンアンインストールしてWorkspace app をインストールするため、バージョンアップ後に再設定が必要です。

※ご参考
Windows向けCitrix Workspaceアプリ1912 LTSRの「コマンドラインパラメーター一覧 」にございます「/forceinstall」の説明をご参照ください。

以下のように、/forceinstallと他のオプションを合わせることで、1回のコマンド実行で、古いバージョンをクリーンアンインストール後、オプションを指定したインストールができます。

CitrixWorkspaceApp.exe Store0="Store;http://sfddc-01.river.local/Citrix/Store/discovery;" EnableCEIP=false /AutoUpdateCheck=disabled /silent /forceinstall


トラブル発生時に最短で解決に導くためのコツを動画でご紹介!

「Citrixトラブルシューティングセミナー」を視聴する

まとめ

Citrix Workspace app for Windows のインストールに関して、様々なTipsをご紹介させて頂きましたがご参考になりましたでしょうか。
次回は、Citrix Workspace app for Windowsで弊社サポートセンターによく頂くお問合せについて対処方法のTipsをご紹介します。

Citrix製品紹介セミナーも定期開催しています

クライアント仮想化の基礎知識から、仮想化製品「Citrix Virtual Apps and Desktops(XenAppおよび
XenDesktop)」の製品概要、導入検討時に注意すべき点などをご紹介します。
今お持ちのお悩みを解決し、Citrix製品をより有効に活用する方法を具体的に学ぶことができる内容になっております。

セミナー告知

Citrixの設定・トラブル対処方法の良くあるFAQ10選プレゼント中

アシストのCitrixサポートセンターに良くある設定・トラブル対処方法のFAQ10選の資料を無料プレゼント中です。また、Citrix XenApp/XenDesktopの問題発生時に原因を切り分ける方法も掲載しております。以下のバナーからお気軽にダウンロードください。

CitrixFAQ集ダウンロード

この記事をシェアする

著者情報

著者の顔写真

ビジネスインフラ技術本部 アクセスインフラ技術統括部

川東 健吾

ビジネスインフラ技術本部 アクセスインフラ技術統括部

川東 健吾