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  • Insight PISO
2026.01.06

Insight PISOとは?DBセキュリティ対策と低負荷な情報取得を実現!

現代ビジネスにおいて機密性の高い情報資産をサイバー攻撃や内部不正から守ることは、最重要課題の一つです。しかし、日々巧妙化する脅威に対し、どのようにセキュリティを強化すれば良いのでしょうか?
本記事では、インサイトテクノロジー社が提供するデータベース監査製品の Insight PISO を紹介します。

データベースセキュリティの必要性

データベースに保管されている企業の重要な情報として顧客情報、財務データ、製品情報など、その内容は多岐にわたり、一度流出すれば企業の信頼失墜や多額の損害につながりかねません。

そのため、データベースのセキュリティ対策は、サイバー攻撃の脅威から情報を守るために不可欠です。適切な対策を講じることで、データの機密性、完全性、可用性を維持し、ビジネスの継続性を確保できます。


最近のセキュリティ事故とセキュリティに関する法律

近年、情報漏洩事故や紛失事故の件数は、最多記録を更新し続けています。

これらの事故発生や、世界各国での個人情報保護の高まりを受け、日本でも「個人情報保護法」や「SOX法(サーベンス・オクスリー法)」など、データの適切な取り扱いを義務付ける法律が整備・強化されています。

また、「EU一般データ保護規則 (GDPR)」など日本国内にとどまらず、国外からのセキュリティ対策の要件も求められるようになりました。企業はこれらの法律を遵守し、情報セキュリティに関する高い意識を持つことが求められています。違反した場合、罰則だけでなく、社会的な信頼を失うことにもつながります。


データベースセキュリティの種類

データベースセキュリティには、いくつかの主要な対策があります。

  • アクセス制御
     誰がどの情報にアクセスできるかを制限する基本的な仕組み
  • 暗号化
     データを読み取れない形式に変換し、万が一漏洩しても内容が分からないようにする仕組み
  • 監査ログ
     データベースへのアクセス履歴や操作履歴を記録し、不正な動きがないかを監視する仕組み

今回紹介するInsight PISOは、このうちの監査ログによるセキュリティ対策を実現する製品 です。

データベース監査の課題

データベースの監査ログはセキュリティ対策の要となる一方、実現にはいくつかの課題があります。
適切な対策なしでは、結果的にパフォーマンス劣化および情報漏洩リスクを高める可能性があります。また、膨大な監査ログのデータから必要な情報を引き出すことは困難であり、リアルタイムで脅威を検知することも困難になります。

パフォーマンス負荷

データベースのログ取得は、少なからずシステムにパフォーマンス負荷がかかります。特に大規模なデータベースやアクセス頻度の高いシステムでは、ログ出力のために処理速度が低下し、SQLの応答が遅延する可能性があります。これにより、システム全体のパフォーマンスに影響が出てしまうため、負荷を最小限に抑えることが重要になります。

監査ログの安全な保管

データベースで生成される監査ログの量は膨大であり、安全な管理は大きな課題となります。膨大な監査ログから必要な時に迅速に検索・分析できる仕組みが必要です。適切に管理されていない場合、有事の際に迅速な対応ができず、被害がさらに拡大するリスクが高まります。

不正アクセスの監視・分析

監査ログを蓄積しているだけでは不正アクセス・操作に気付くことはできません。膨大なログから異常なパターンや不審な操作を見つけ出すのは困難であり、ログを蓄積しているだけでは脅威の発生に気づくのが遅れる可能性があります。

情報の分散

企業内のシステムが複雑化すると、データベースの情報が複数のシステムやサーバーに分散して存在することがよくあります。これにより、各所のログを一元的に収集し、横断的に分析することが難しくなります。情報が分散していると、全体像を把握しにくく、潜在的なセキュリティリスクを見逃す可能性が高まります。

Insight PISOで監査ログに関する悩みを解消

製品概要 - Insight PISOとは -

Insight PISOは、監査の観点から不正アクセスなどの脅威に対し、セキュリティリスクを低減するためのデータベースセキュリティ監査ツールです。

特に監査対象サーバーに負荷をかけずに監査情報を取得し、監査ログ管理サーバーにログを蓄積することが特徴です。

Insight PISOのアーキテクチャ


共有メモリから取得した監査ログをInsight PISO Managerサーバーで管理します。

  • 低負荷でシステムへの影響が軽微
  • データベースのメモリから直接情報を取得する仕組み(DMA:Direct Memory Access)のため、低負荷でのログ取得を実現しています。
    これにより、システムのパフォーマンスにほとんど影響を与えることなく監視が可能です。データベースサーバーにて取得されたデータはInsight PISO Managerサーバー側に転送され管理されるため、データベースサーバーに負担をかけません。

  • アクセスログの管理
  • 複数のデータベースサーバーに分散する監査ログをInsight PISO Managerで一元的に管理できます。データベースサーバーから分離し、Insight PISO Managerサーバーで管理することによってDB管理者による監査ログの改ざんや削除を防止できます。

  • 不審な操作をアラート通知
  • あらかじめ設定されたルールに基づき、データベースに対する異常なアクセスや不審な操作を検出すると、即座にアラート通知を行います。これにより、リアルタイムでの脅威検知が可能となり、接続を遮断することでデータベースを守ります。
    Insight PISOは、セキュリティリスクを早期に発見し、プロアクティブな対策を支援します。

  • Insight PISO Managerで一括管理
  • オンプレミス環境、クラウド環境問わず全てのInsight PISOエージェントの監査ログはInsight PISO Managerで一括管理・監視されます。
    複数のデータベースにまたがる監査ログの閲覧、レポート作成、セキュリティポリシーの設定などをInsight PISO Managerから一元的に行えます。これにより、大規模なシステム環境でも効率的な運用が可能です。

Insight PISOの利用イメージ

Insight PISOを利用して監査ログの分析を行うことで、定常業務外の操作を発見したり、想定のアクセス数を大幅に超えるアクセスの増加といった悪意あるアクセスに対処することが可能です。また過去の期間でも遡って確認が可能であり、直近の期間であっても速やかにアクセスできます。これにより、データベースの経験が浅い人でも必要なタイミングに応じて閲覧でき、緊急の際でも不審な操作を探すことができます。

例えば社内ルールを策定し、データベースへの接続は特定ツールを利用すると定めることで、特定ツール以外を利用したデータベースアクセスに対して警告をあげることができます。通知された警告からセキュリティ管理者が接続情報を確認します。

まとめ

冒頭に述べたように、各組織や企業のデータベースにあるデータは、ビジネス上、機密性の高い重要なデータです。しかし、そのデータベースに対するセキュリティ対策は、多くの場合、不十分であることが実情です。

個人情報保護法や内部統制等に関する各種法令は年々厳しくなってきています。ひとたび情報漏洩が発生すると社会からの信用が低下したり、業務の停止を余儀なくされる場合もあります。セキュリティ対策の技術的なハードルの高さから対策が後回しになることも多いのが実情ですが、Insight PISOは、独自のDMAの仕組みによって、データベースへのパフォーマンス影響を気にすることなく、データベースのアクセスログの取得と管理を簡単に実現します。

お客様の重要なデータ資産を低負荷かつ安全に守り、安心してビジネスを継続するために、ぜひInsight PISOをご検討ください。



執筆者情報

くろだ こうへい プロフィール画像

2019年中途入社し、Oracle Databaseフィールドエンジニアに従事。
現在はインサイトテクノロジー製品とEDB Postgres/PostgreSQLのサポート業務を担当。...show more


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