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新ツール Postgres Workload Report によるパフォーマンス診断~データベース管理の未来を共に創る!~
EDB Postgres Workload Reportsは、Postgresデータベースのパフォーマンス診断とトラブルシューティングを強化する新しいツールです。OracleのAWRに似た詳細なレポートを提供し、データベースの問題を迅速に特定・解決できるようサポートします。本記事では概要と利用手順をご紹介します。
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EnterpriseDB社(以降、EDB社)が主催する毎年恒例のイベント「Postgres Vision」が2021年6月22日・23日にバーチャル形式で開催され、「アジアにおけるPostgresの採用と利用に関するパネルディスカッション」に日本PostgreSQLユーザ会(JPUG)理事長も務めるアシストの喜田紘介が登壇しました。
Postgres Vision 2021は、将来のビジネスへのPostgreSQLの影響や展望にスポットを当て、世界中の企業が学び、共有し、刺激を受ける場として開催されました。2日間で50以上のセッションが配信され、世界中で6,000人の申込※がありました。
※主催者発表の速報値
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日本時間の6月23日13時から始まった「Asia Industry Roundtable」には、日本からEDB社の澤田 雅彦氏と喜田が、インドからAshnik社のAjit Gadge氏、インドネシアからEqunix Business Solutions社のJulyanto Sutandang氏、中国からGrant Zhou氏が参加し、モデレータのEDB社 Bruce Momjian氏の進行の下、アジアにおけるPostgresの採用と利用に関する議論が展開されました。
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ディスカッションの中で喜田は、OSSのPostgreSQLが日本のエンタープライズ領域でも存在感を高めている理由として機能追加を挙げ、それに貢献した技術者への感謝やリスペクトを語りました。パネルディスカッションの様子はPostgres Vision 2021のアーカイブ配信 から確認できます。
無事にPostgres Vision 2021の登壇を終えた喜田に話を聞きました。
ーー登壇お疲れ様でした!後ろに洗濯物が映り込んでいましたが、ミスですか?
喜田:洗濯物じゃないです(笑) PostgreSQLのカンファレンスTシャツを背景にしました。
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飾っていたTシャツ
ーーそうだったんですね、社内では「喜田さん、洗濯物しまってー!」と一部がざわついていました(笑) そんな喜田さんは国内のイベントには数多く登壇されていますが、国際イベントは初めてでしたか?
喜田:はい、国際的なイベントは初めてです。毎年「PGCon」と呼ばれるPostgreSQLの開発者向けイベントがカナダで開催されていて日本人開発者も数名が参加していますが、アシストは開発に携わっていないので「いってらっしゃい!」と見送るばかりでした。今回はEDB社主催のPostgreSQLユーザ向けイベントで、日本の利用者増加やコミュニティ活性化がフォーカスされ、日本のコミュニティ代表として、またアジア・パシフィックジャパンでEDBのNo.1パートナーに輝いたアシストの一員として声をかけていただきました。
ーーアシストはコミュニティを支えることでPostgreSQLに貢献している印象があります。
喜田:そうですね、私の所属するJPUGでは主にドキュメントの翻訳やカンファレンス、情報発信の機会を作って普及活動をしています。私だけではなくて、ドキュメント翻訳ではアシストの田中健一朗さんが座長を務めているんですよ。
アシストとしてはPostgreSQLエンタープライズ・コンソーシアム(PGECons)というコミュニティでも企業利用に向けた推奨設定や検証データ、事例などを発信してエンタープライズ領域での展開を支えていますし、EDBの代理店として多くのお客様に使ってもらうこともPostgres製品を取り巻くエコシステムの一部と捉えています。
ーー日本のコミュニティが活発になっている理由はなんでしょうか?
喜田:一緒に登壇したEDB社の澤田さんのような、エバンジェリストとしても活動するスターエンジニアの存在が大きいです。技術的にもスペシャリストですし、気さくで話しやすい。そんな人に憧れたメンバーも、ブログ執筆や勉強会、最近だとオンラインのアンカンファレンスでの発表など「小さな貢献」からチャレンジが可能で、コミュニティも講演をお願いするなどして応援する環境が整っています。とてもよい雰囲気です。
ーー最後に、日本のPostgreSQLユーザの皆様に向けて一言お願いいたします!
喜田:開発者に感謝しつつ、どんどんPostgreSQLを使っていただきたいです。使い倒すための発信をコミュニティでは頑張っていきたいと思っています。また、「PostgreSQL使ってるよ」や「PostgreSQLのこんなところに困ってるよ」「こういう使い方は便利でした」などの情報発信はとても嬉しいです!これからも一緒にPostgreSQLを良くしていきましょう。
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