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新ツール Postgres Workload Report によるパフォーマンス診断~データベース管理の未来を共に創る!~
EDB Postgres Workload Reportsは、Postgresデータベースのパフォーマンス診断とトラブルシューティングを強化する新しいツールです。OracleのAWRに似た詳細なレポートを提供し、データベースの問題を迅速に特定・解決できるようサポートします。本記事では概要と利用手順をご紹介します。
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「ポスグレ学園」連載 第3回目。この記事では、OSS-DB Gold試験対策ワークショップの主管をしている田中 歩梨 に、ワークショップの内容や工夫ポイント、Gold試験対策のノウハウなどをインタビューしました。
Index
―― 日頃はどのような業務に従事されていますか
田中:大阪でOracleやPostgreSQLのフィールドエンジニアを担当しています。具体的には導入、構築、移行、教育講師なども担当しています。
―― ポスグレ学園に入ったきっかけや動機を教えてください。
田中:何年か前からPostgreSQLを担当したいと思って勉強していたのですが、どうしても1人で習得するのは限界がありました。勉強するなかで分からないことが多く出てくるのですが、有識者に聞くにしても大阪には人数が少なく、東京メンバーに聞きたくても面識が無く聞きづらい、、、。そんな状況でした。
そこでみんなで学ぶことができるという学園が創立されるにあたって、仲間が欲しいという気持ちで参加しました。
―― なるほど、ポスグレ学園に入って一緒に習得する仲間はできましたか。
またポスグレ学園の雰囲気や感じたことはどうですか?
田中:はい、一緒に習得する仲間ができ、分からないことなども相談しながら進められています。
PostgreSQLに興味を持っている人だけで構成されているので、参加されているメンバーの意欲、意識が高いです。
拠点に関係なく参加できるので、普段関わることが無いような他部署、他拠点の人と交流することができるのも良いですね。
―― 田中さんはポスグレ学園の運営にも携わっていると聞きましたが・・・?
田中:はい、実は2023年の年初から校長に就任しました!
ポスグレ学園はワークショップを通じてみんなで作り上げるというスタイルなので、まだまだPostgreSQL勉強中の身での校長です。学園には知識豊富な先輩方も多いので、胸を借りて取り組んでいます。
ポスグレ学園への参加は強制されるものではなく、希望を募って開催しています。たくさんの参加者を集めるのも校長の仕事ですので、興味を持ってもらえそうなワークショップ案を考えたり、期初には参加募集の動画を作って公開したりと大変です(笑)
私も実際にPostgreSQL習得中の技術者として、組織や体制で気になることや感じたことは、積極的に発信したり改善提案したりしています。未熟な校長だからこそ気づく点もありますので、少しずつですが属人化の解消に繋がっているのではないかと思います。
―― ポスグレ学園ではどのような担当をされていますか。
田中:OSS Gold試験対策のワークショップを担当しています。Silver対策は世の中にも試験対策本などが色々ありますが、Gold対策はほとんどありません。そこのフォローをするようなワークショップです。
―― 試験対策の情報があまりないのですか?それは難しいですね!ワークショップではどんなことをしているのですか?
田中:そうなんです。何も無い中での勉強が結構大変です(笑)
まずは社内での蓄積情報を増やすために、先に受験したメンバーが試験対策のノウハウや模擬問題などを作成しました。
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ほかにも、新しく勉強したことをまとめて、他のメンバーに共有したりということをしています。
誰かが勉強したことが他のメンバーの糧になるところが、このワークショップの良いところですね。
―― 主管を行う際に気を付けていることはありますか。
田中:Goldは1人で勉強しても答えが分からないことが多いので、みんなで勉強することによって、効率を上げられるようにということを意識しています。
そのため、各々で勉強したことを全体共有するというスタイルが多いです。
私も全く勉強方法が分からない、どんな問題が出るのかも分からない、、となっているところだったので、他のメンバーの実体験の共有は本当にありがたかったです。
―― ワークショップにはどんな参加者がいますか。
田中:データベースの初心者から、Oracleを長年担当してきたベテランが次のデータベースとして勉強するケースまで様々です。
―― ワークショップ主管を行っていて、良かったこと、楽しいこと
田中:途中でもお話しましたが、今まで全く関わり合いが無かった人と1つの取り組みをするというのが面白いです。ワークショップをしていると色々な意見も出て勉強になりますし、新しく知り合った人がいれば拠点を跨る仕事もやりやすいですし、今のところ良いところしか無いです(笑)
―― ワークショップに参加された生徒さんからはこんな声が届いていますよ!
―― 今後はどんなことをやっていきたいですか?
田中:今、PostgreSQL構築支援を担当しているのですが、ポスグレ学園の移行ワークショップを通じて、Oracle to PostgreSQL移行スキルを習得しています。次はこれをきっかけに移行支援も担当できるようになりたいですね。
ポスグレ学園としては、技術力を属人化させず、誰もが支援担当者になれるように、ボトムアップできるようなワークショップを開催したいです。
実は今後の予定もすでにあり、プチ検証をするようなワークショップを開催する予定です。試験を受けて資格は取ったものの、「取っただけ」になるのはもったいないです。とは言っても、実際にお客様先で作業するというのはとてもハードルが高いことなので、社内でPostgreSQL技術者を増やすための第一歩として、実作業をフォローできるようなワークショップを作りたいですね。
OSS-DB Gold試験は情報が少ないので、ポスグレ学園にて情報を共有しながら合格に向けて一緒に習得を進める環境がとても良いと感じました。
次回は、より実践的なワークショップとして「DB全体情報取得と整形シート作成ワークショップ」をご紹介します。
ビジネスインフラ技術本部 データベース技術統括部
2018年に新卒入社。西日本支社のデータベースの技術部門にて、OracleやPostgreSQLのフィールドエンジニアとして活動中。導入から設計、移行などの業務を担当しながら、複数セミナーの教育講師も担う。趣味は海外旅行(ただし最近は飛び回れていない) ...show more
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