
株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン
寒さは厳しいけれど雪はあまり積もることのない京都で、今年は新年から雪になり我が家の菜園もしばらく白銀の世界となりました。その雪も溶け、立春が過ぎるとまた寒波がやってきて、山のほうから雪がちらつく中、東京から出版社の方が菜園の取材にお見えになりました。
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大人向け生活誌の家庭菜園特集だとのことで、自宅で菜園を始めたきっかけや楽しさ、失敗談などをインタビュー、そして庭に出ての撮影です。
家庭菜園をされている方はご存知かと思いますが、1、2月は、実は畑作業はほとんどありません。霜や雪の影響を受けますし、種をまいても気温が足りず発芽しないのでこれまで栽培した作物の残りを整理したり、せいぜい春にむけて土の準備をするくらいです。雑誌に掲載されるのであれば、豊かな収穫期にたわわに実った果物やたくさんの野菜を見ていただきたかったですが、仕方ありません。
自慢のウサギ小屋を見ていただいたり、取材をお受けすることが決まってから獲らないでおいた八朔を収穫しているところを撮影しました。雑誌の発売は4月ということで上着を脱いでの撮影です。
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話すことは得意ですから、家庭菜園の楽しさについて、日頃から社員やお客様などにもよくしている話をさせてもらいました。自分の手で自分たちの食べるものを作るのは、経済が悪化した時のためだけではありません。最近の日本政府をみていると、「戦争のできる国」に向かって動いているような気がしてならないからです。
経済封鎖を受けて食料やエネルギーの輸入が途絶えればどうなるか、先の太平洋戦争の物資封鎖の例を出すまでもないでしょう。防衛費を増やして戦闘機を購入するなら、家庭菜園を推奨して食料自給率を高める政策もとらなければ、国民が飢えることは目に見えています。もちろん一番望むのは戦争などという選択肢をとらず、近隣諸国と仲良くしていくことですが。
昨年12月から飼い始めた鶏たちも卵を産み始めました。種まきなどで忙しくなるまでもうしばらくあります。私の家庭菜園の記事を読んで、プランターでもいいから野菜作りをしてみようかと思う人が増えてくれるとよいと思います。雑誌の発売が楽しみです。
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