
- 取り組み紹介
自社の強みを見つめ直す「A-強み再発見ワークショップ」とは?
アシストではCX活動の一環として、2024年から社員向けに「A-強み再発見ワークショップ」を実施しています。これは、お客様やパートナーからの生の声をもとに、自社の価値や「アシストらしさ」を見つめ直す取り組みです。今回は、本ワークショップの舞台裏をご紹介します。
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2025年3月15日~16日、アシストがゴールドスポンサーとして協賛した「ICTトラブルシューティングコンテスト(以降、ICTSC)2024」の本戦が行われました。
ICTとは、情報処理や通信技術の総称です。2014年より開催されているICTSCは、全国の専門学校、高校、高専、大学、大学院(博士後期課程修学者を除く)の学生を対象とし、サーバーやネットワークなどのITインフラに関するトラブルシューティング技術をチーム単位で競い合うイベントです。大会を通じ、次世代エンジニアの発掘と育成機会・経験の提供、エンジニア同士の継続した交流とコミュニティ形成を促すことで、ICTエンジニアとしてのさらなる成長とICT産業界全体の総合力を向上させることが狙いです。
今回は、アシストがなぜ本イベントに協賛をしたのか、またどんなイベントなのかを知っていただくために本戦の様子をご紹介したいと思います!
きっかけは、ITインフラ部門の技術者育成を担当している者による情報収集でした。
アシストにもITインフラの技術部門があり、毎年新入社員が配属されます。知識は座学で習得できますが、トラブル時の対応力は何か問題が起きないとなかなか経験ができず身に付きにくいもの。社会人として年次を重ねるにつれて経験も増え技術者としての成長はできますが、早い時期からトラブル対応力を身に付けるにはどうしたら良いか、課題を感じていました。
そんなときに見つけたイベントが「ICTSC」です。ICTSCは企業がスポンサーとなっていますが、運営主体は学生です。コンテストでの問題の作成から、その問題にあわせた環境構築まで学生が主体で動いています。社会人でも難しいと感じる問題もあり、学生の皆さんがどのようにして高度なトラブルシューティング力を身につけているのか興味が湧きました。
また、過去の開催情報から、運営側も参加者も、好奇心旺盛にITを楽しみながら学び、取り組んでいる姿がうかがえ、アシストの「超サポ愉快カンパニー」と通じるものを感じました。「IT業界に携わる企業として、彼らの学びを支援したい!」と考え、本イベントへ協賛させていただくことになったのです。
2024年度のICTSCは、以下の形式で進められました。
今回は、2025年3月に開催された本戦の様子をご紹介します。アシストからは、社内技術者育成担当の鈴木 潤さん、ソフトウェアサポート担当の佐藤 大文さん、人事部の水野 晋太郎さんが見学させていただきました。
本戦は、3/15~3/16の2日間をかけて行われました。予選を勝ち抜いた15チーム(計67名)が、全25問に挑みました!難易度に応じて、それぞれの問題にポイントが付与されており、総合点で勝敗がつけられます。どんな問題か気になる方は、「ICTSC2024 本戦 問題解説まとめ
」よりご確認ください!
単純にソフトウェアの知識だけではなく、普段の仕事ではあまり触れることのない「LANケーブルを作れるか」といった物理構造の理解が必要な問題も含まれているのが特徴です。
トラブル=うまくいかない状態からのスタートですが、参加する皆さんが夢中になって取り組んでいる姿が印象的でした。
LANケーブル作成の様子 |
実機を用いた課題も出題されました |
運営メンバーが参加者の取り組みをウォッチ |
課題に真剣に向き合っています |
会場の様子 |
また、本コンテストはチーム戦となっているため、技術力だけではなくコミュニケーション力も問われています。世間一般に、IT業界=一人で黙々とパソコンに向かって作業することが多いと思われがちですが、プロジェクト進行において社内外でのコミュニケーションは不可欠です。そのため、チームで協力し合って仕事ができる技術者かどうかは非常に重要であり、その点が反映されているコンテストであることも、共感できるポイントでした。
チームメイトと相談しながら課題解決に取り組みます |
コンテストの結果は、以下よりご確認いただけます。
https://icttoracon.net/archives/10110
見学した3名からは、学生たちが愉快に技術に取り組んでいる姿に胸を打たれたコメントが届きました。
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鈴木さん:楽しみながら挑戦している皆さんの姿にとても刺激を受けました。技術者のやりがいって、自身の技術力を使って眼の前の問題を解決する、そしてそれが誰かのためになる、ということを思い出しました。社会人の我々も負けずに楽しんでいこうと改めて思いました。かくいうアシストも特にデータベースソフトウェアの技術力には高い評価をいただいています。学生の皆さんにもデータベースの奥深さと技術的魅力を知ってもらえるように、アシストも引き続きICTSCに関わっていきたいです。 |
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佐藤さん:参加している人たちが、コミュニティなどを通じて横のつながりがしっかりできていることに驚きました。また、年齢も地域もバラバラなのに、共通の技術知識をベースにどんどん仲良くなって、新しい知識を求めてさらにつながりを深めて、輪を広げて、という良い光景を見られました。 |
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水野さん:運営メンバーの学生の皆さんにもスポットライトを当てたいですね。出題される問題の作成をはじめ、コンテストのITインフラの設計や構築、スコアサーバーの開発などを全て学生の皆さんで行っているんです。 |
今回のコンテストへの協賛・見学を通じて、改めてIT技術にどう向き合うべきか、そして社内のトラブルシューティング力向上に関する取り組みへのヒントを得る機会にもなりました。
見学をした3名が参加者と交流する中で、「インターンやアルバイトはありますか?」という質問を受ける機会が多かったそうです。理由を聞くと、手を動かしながら学べる場を探しているとのこと。学生だと資金面などから、高価な実機を用いて学ぶ機会を得るのは困難だからだそうです。
アシストではお客様の実務に沿った提案や製品サポートを提供するために、技術者が自由に使える検証環境があります。次世代の人財の学びを支援できる環境がアシストにもあるんだなと感じた場面でした。
アシストは、社会貢献活動の軸の一つとして、「次世代を担う人財の学びを支援」を掲げています。本コンテストのような活動への協賛だけでなく、アシストが次世代に向けてできることも、さらに模索を続けていきたいと思います。
ICTSCに関わる皆様、貴重な機会を、ありがとうございました!
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