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Qlik Cloud 日本リージョンへの移行方法(qlik-cli利用時の注意点)
先日、本ブログにて、日本リージョンへテナントを移行する方法の全体像をご紹介しました。今回は、コマンドラインのqlik-cliを用いたテナント移行時の注意点と、コマンドやスクリプトの記述例をご紹介します。
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「ビジネス ロジック」という機能はご存知ですか?
ビジネスロジックは、拡張知能へデータモデル内のデータ項目の関係性や使用方法などを理解させるための設定機能で、準備タブのメニューにあります。
ビジネスロジックの機能詳細はヘルプにお任せして、本記事では「洞察」を活用するためのビジネスロジック設定方法をご紹介します。
紹介する設定方法により、幅広いユーザーが「洞察」を活用できるようになるだけではなく、十人十色の気づきを得る可能性が広がりますので、ぜひ試してみてください。
※「洞察」機能について知りたい方はYouTube動画をご覧ください。
※本記事は バージョン「May 2021」の[SaaS]で作成しています。
ビジネスロジックを設定していない場合と設定した場合で、参照権限の[Analyzer]ユーザーの「洞察」画面がどのように変化するのかを見てみましょう。
・ビジネスロジックを設定していない場合
洞察のアセットパネルにはマスターアイテムのみ、表示されています。
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マスターアイテムにある項目で可視化をリクエストすることはできます。
ただし、マスターアイテムが作成されていないと、リクエストできません。
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・ビジネスロジックを設定した場合
マスターアイテムに加え、ビジネスロジックの「可視性」で設定したデータ項目が表示されます。
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ユーザーがリクエストできるデータ項目を広範囲から選択できます。
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色々なデータ項目を切り口にユーザーにデータ活用してもらいたい場合は、ビジネスロジックを設定すると便利です。
「洞察」のデータ項目をビジネスロジックで設定する方法をご紹介します。
ビジネスロジックは開発権限をもつ[Professional]ユーザーでなければ設定できないため、ここからは[Professional]ユーザーの操作画面になります。
1)データ取り込み・関連付け・シート作成などのアプリ作成が一通り終わっている状態にします。
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2)準備タブのメニューより[論理モデル]をクリックします。
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3)画面中央の[続行]ボタンをクリックします。
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4)[項目とグループ]をクリックします。
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5)データ項目におかしな分類がないかを確認します。
下記例の「商品コード」はコードが数値のみのため、コード(軸)ではなく数値(メジャー)とみなされています。これを変更するために[メジャー]をクリックします。
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6)[軸]を選択して、変更します。
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7)「商品コード」は数値ではないため、[合計値]を変更します。
他にも同じような項目があれば同様に変更します。
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8)洞察の機能に表示したくないデータ項目は「可視性」を[非表示]にし、あわせて「データ値の検索」を[いいえ]に設定します。
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▼ここからはグループ設定の参考情報です。スキップしても問題ありません。
9)グループを分けた方がよい項目がないかを確認します。
例えば、商品マスタに仕入に関する情報が含まれているため、仕入先に関する情報にチェックを入れ、[グループ解除]ボタンをクリックします。
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10)[グループ化されていないアイテム]バーをクリックすると解除を確認できます。
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11)今回は新しく「仕入先マスタ」を作成したいため、[+グループの作成]をクリックします。
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12)グル―プ名、グループの種類、グル―プ化するデータ項目を設定します。
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13)設定した内容に問題がないことを確認し、[作成]をクリックします。
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14)「仕入先マスタ」のグループが作成されました。
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以上で、ビジネスロジック(論理モデル)の設定は完了しましたので、アプリを公開します。
いかがでしたでしょうか。
ビジネスロジック設定のひと手間で、「洞察」を有効に利用できるようになります。
一方でビジネスロジックを設定すると「洞察」によるユーザー個々の設定学習が行われなくなる、トレードオフの関係になっています。
そのため、多くのユーザーが利用するアプリは色々な視点で分析できるようにビジネスロジックを設定する、限られたユーザーが利用するアプリは設定せずにユーザー個々の設定学習が行われるようにするといった使い分けを検討する必要があります。
ビジネスロジックの効果があまりないと感じた場合、簡単に無効化できますので、
まずは使ってみてどちらがよいかを試してみるというのもよいと思います。
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ぜひ色々とお試しいただき、Qlik Senseをご活用ください。
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