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2021.05.24

データマネージャーで簡単「デピボット」

データマネージャーで簡単「デピボット」

予算と実績を管理して達成率などを見える化する予実管理では、ピボットテーブル形式の予算情報の取り込みが不可欠です。

今回は横持ちのピボットテーブルデータを縦持ちデータに変換するピボット解除、「デピボット」を画面操作(GUI)で簡単に行う方法を紹介します!


↓↓ 横持ちデータから縦持ちデータに変換 ↓↓

ぜひ、デピボットをマスターして、経営目標など現状把握に必要な予実管理にお役立てください。

※画面操作(GUI)ではなく、スクリプトの記述方法を知りたい方はこちらをどうぞ。

目次

※本記事は バージョン「February 2021」で作成しています。

データを取り込む

今回は例としてExcelファイルを利用します。

1)アプリを開き、「ファイルおよびその他のソースからデータを追加」をクリックします。

2)「ここにファイルをドロップするか、ファイルをクリックして選択します」をクリックします。

3)Excelファイルを選択して、[開く]をクリックします。

4)年の値が先頭行(項目名)になるように[ヘッダーサイズ]を「1」に設定します。
※[ヘッダーサイズ]の行数分、読み飛ばしてデータを取り込むことができます。

5)右下の[次へ]をクリックします。

6)「データが正常にロードされました」が表示されたら、[閉じる]をクリックします。

ピボットを解除する

[データ マネージャー]を利用することで、画面操作でピボットを解除できます。

1)[準備 |データ マネージャー]タブをクリックします。

2)Sheet1のバブルを選択し、画面下部にある鉛筆アイコン(このテーブルを編集)をクリックします。

3)右上の[ピボット解除]ボタンをクリックします。

4)縦に変換が必要な列(2016-2020)のヘッダー部をクリックし、選択状態のオレンジ色にします。
※変換が必要な列が多い場合、「さいごに」を参考に選択してください。

5)[ピボット解除を適用]をクリックします。

6)列名を「Sheet1.属性項目」→「年」、「Sheet1.データ項目」→「金額」に変更します。

7)[データのロード]をクリックします。

8)[閉じる]ボタンをクリックします。

デピボットデータを確認する

ロードしたデータを確認するには[データ モデル ビューア]が便利です。

1)準備タブのメニューより、[データ モデル ビューア]をクリックします。

2)Sheet1を選択し、[▲プレビュー]をクリックします。

データが縦持ちで取り込まれていることを確認できます。

さいごに

デピボットしたい列数が多い場合、「選択を反転」を利用すると便利です。

1)ピボットを解除したい列以外のヘッダーを選択してオレンジ色にします。

2)ヘッダーの[選択メニュー]から[選択を反転]をクリックします。

選択状態を反対にすることができます。

ピボットテーブル形式のデータは「デピボット」して取り込み、ぜひQlik Senseで活用してください!
 
※利用したサンプルファイルはこちらからダウンロードできます。
 ダウンロード後、解凍してご利用ください。
 ファイル名:Crosstable.zip(Crosstable.xlsx)

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