Qlik Sense SaaSでExcelレポートを作成してみよう!

Qlik Sense SaaSでは、ダッシュボード画面をもとにExcelレポートを作成・配信できるようになりました!今回は、レポートの機能や作成方法を簡単にご紹介します。

※本記事は「2024年02月時点のQlik Sense SaaS」で作成しています。

レポート機能では、アプリのチャート・データを使用して、Excelレポートを作成できます。その際、特定の項目ごとにシートを分けることもできます。

作成したレポートは、任意のユーザーにメールで配信、もしくはMicrosoft SharePointに配信できます。
さらに、特定の項目値(例:2023年)にデータを絞ってレポート配信することもできます。

※レポート機能はQlik Cloud Analytics PremiumまたはQlik Sense Enterprise SaaSでご利用いただける
　機能です。標準では月に100レポートまで作成できます。(2024年2月現在)

※レポート機能の制限事項については、以下のヘルプページをご確認ください。
　https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Reporting/Reporting-service-specifications-limitations.htm#anchor-2

レポート機能を利用するには、2つの事前準備が必要です。
●管理コンソールの[設定]-[共有とレポート]-[レポート-Microsoft Excel]を有効にする

●専用のアドインをExcelにインストールする
※レポート機能を利用するには、ExcelAPI 1.9に対応したExcel(Microsoft Office 2021やMicrosoft 365)
　が必要です。
　https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Reporting/excel-add-in-install.htm


アドインのインストール手順
1)管理コンソールでOAuthの登録をします。設定手順は以下ヘルプの「Microsoft Excel 用 Qlik アドインの
　OAuth クライアントの作成」をご確認ください。
　https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Reporting/excel-add-in-install.htm

2)管理コンソールの[設定]-[共有とレポート]-[Excelアドイン]より、対象のOAuthを選択し、[ダウンロード]を
　クリックします。「manifest.xml」というファイルがダウンロードされます。

3)Excelにアドイン(manifest.xml)をインストールします。
　インストールすると、ExcelにQlikのアイコンが表示されます。

1)Excelファイルを開き、[Qlik]のアイコンをクリックし、[接続]をクリックします。

2)Qlik Sense SaaSへの認証画面が開きます。メールアドレスとパスワードを入力しログインします。

3)利用するアプリのスペースとアプリを選択し、[保存]をクリックします。
　※レポートに利用するアプリのシートは、公開しておく必要があります。

4)[テーブル]や[チャート]等のメニューでチャートを追加し、レポートを作成していきます。

・テーブル:チャートの情報をデータとして入力できます。
・チャート:チャートを画像として追加できます。
・変数と数式:アプリの変数をレポートに使用したり、レポートで数式を作成できます。
・レベルとページ:レベルは指定した項目ごとにテーブルを反復、ページは特定の項目ごとにExcelシート
　を分割できます。
・プレビュー:レポートのプレビューをダウンロードできます。

5)完成したレポートのファイル(.xlsx)を保存します。
　Office 365 のブラウザでレポートを作成した場合は、ファイル(.xlsx)を
　ダウンロードしておきます。
　保存したファイル(.xlsx)は配信設定の際に使用します。

レポートが作成できると、情報を届ける幅が広がりますね。
作成したレポートの配信手順は別の記事でご紹介します。
ぜひ、レポート配信までお試しください！