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Database Support Blog>デフォルト機能と侮るなかれ。OCIのモニタリング機能を活用しよう!

  • Oracle Cloud
2020.05.19

デフォルト機能と侮るなかれ。OCIのモニタリング機能を活用しよう!

Oracle Cloud Infrastructureでは、コンピュート・インスタンスなどのリソースに対して、モニタリング機能がデフォルトで有効となっており、例えばコンピュート・インスタンスのCPUやメモリの使用率、ディスクI/O、ネットワーク転送量などがグラフ表示されます。

今回は、モニタリング機能のしくみと、コンピュート・インスタンスの簡単な監視方法を紹介します。


モニタリング機能のしくみ

モニタリング機能は、監視項目をあらかじめ定義した「メトリック」を使用してリソース監視を実施します。

メトリックを使用することで、ユーザーは「どの項目をどのように監視すれば良いか」という点を考慮する必要がなく、すぐに監視を実行できます。


コンピュート・インスタンスのモニタリング

サービス・メトリックのページから、メトリックをグラフ形式で確認できます。
※サービス・メトリックのページを開くためには、コンソールメニューから、
 [モニタリング]→[サービス・メトリック]をクリックします。
 対象のコンパートメントを選択し、メトリック・ネームスペースで
 「oci_computeagent」を選択します。

グラフは、[開始時間][終了時間]を変更することで表示範囲を変更することが可能です。また、[QUICK SELECTS]から過去または未来90日分のデータを確認することも可能です。


アラーム通知

アラームの定義を作成することで、メトリックの値がしきい値に抵触した場合にアラームを発行して、APIから通知、またはメールから通知を行うことが可能です。

ここからは、一例として、CPU使用率が90%以上となった場合にメール通知する設定方法を紹介します。

メール通知の設定

まずは、メール通知先の設定を行います。
1.コンソールメニューから、[アプリケーション統合]→[通知]をクリックします。


2.[トピックの作成]をクリックすると、作成ページが開きますので、[名前][説明]を入力して[作成]をクリックします。
※今回は、名前に「Monitoring_Topic」、説明に「Monitoring_Test」と入力しました。


3.作成したトピック名のリンクをクリックし、[サブスクリプションの作成]をクリックすると作成画面が開きますので、[プロトコル]の選択と[電子メール]を入力し[作成]をクリックします。
※プロトコルはデフォルトの「電子メール」を選択し、通知先の電子メールのアドレスを入力します。


4.設定したメールアドレスにOracle Cloudから確認メールが届きます。
メール内のURLをクリックすると、Subscription confirmed のページが表示されます。
ここまでが、メール通知の設定です。


アラーム通知の設定

続いて、アラーム通知の設定を行います。

1.コンソールメニューから、[モニタリング]→[アラーム定義]をクリックします。


2.[アラームの作成]をクリックすると、作成ページが開きますので、設定に必要な項目を入力して[アラームの保存]をクリックします。

※今回は、以下のように選択および入力しました。
 アラーム名:Monitoring_Alarm
 アラームの重要度:デフォルトの「クリティカル」
 メトリックの説明
  - コンパートメント:メトリックのあるコンパートメント
  - メトリック・ネームスペース:oci_computeagent
  - メトリック名:CpuUtilization
  - 間隔 - 1m
  - 統計 - Mean

 メトリック・ディメンション
  - ディメンション名:resourceId
  - ディメンション値:監視対象インスタンスのOCID

 トリガー・ルール
  - 演算子:次より大きい
  - 値:90
  - トリガー遅延分数:5

 宛先
  - 宛先サービス:Notification Service
  - コンパートメント:作成した通知トピックのあるコンパートメント
  - トピック:作成したトピック名

 ENABLE THIS ALARM:チェックを入れる


3.作成したアラームが有効であることを確認します。
ここまでが、アラーム通知の設定です。


メール通知の確認

今回の例では、CPUの使用率が90%以上となった場合、以下のようなメールが5分おきに設定した通知先に届きます。

メール内容の表示が、HTML形式とプレーンテキスト形式で少し異なります。
どちらの形式の場合においても、上段にはアラームの設定内容が記載されます。

■HTML形式メール


■プレーンテキスト形式メール


まとめ

今回は、モニタリング機能について紹介しました。

モニタリング機能を使用すれば、監視ツールの導入やツールの初期設定など不要で、CPUやメモリといったリソース監視や、ディスクI/Oやネットワーク帯域といったハードウェア観点の監視が、どなたでも簡単に実施できます。

以下マニュアルも併せてご参照のうえいただき、モニタリング機能を活用いただければ幸いです。

モニタリングの概要
https://docs.oracle.com/cd/E97706_01/Content/Monitoring/Concepts/monitoringoverview.htm


いちじょう だいさく プロフィール画像

2018年アシスト入社後、Oracle Databaseフィールドエンジニアに従事。
2019年からはOracle Cloudのフィールド業務とサポート業務を兼務中。

保有資格
・Oracle Cloud Infrastructure 2019 Certified Architect Associate


アシスト データベース ウェビナー

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