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2021.01.29

Oracle Database on Cloud 虎の巻 ~Oracle Cloud 検討ポイント編~

2020年10月22日に「アシストテクニカルフォーラム2020」が開催されました。
本イベントでは、クラウド活用としてOracle Cloudをテーマにした以下の2セッションを講演しました。

1. Oracle Database on Cloud 虎の巻 ~ Oracle Cloud & AWS ~
2. クラウド技術者になろう!新人が最速でOCI資格を取得した勉強法

今回はそのうちの『Oracle Database on Cloud 虎の巻 ~ Oracle Cloud & AWS ~』から、Oracle Cloud部分の内容を2回に分けてご紹介します。

第1回は「Oracle Databaseをクラウドで利用する際の検討ポイント」です。


虎の巻その1: Oracle Database on Cloudの利用方法

クラウドでOracle Databaseを利用する際には、大きく分けると以下の2つの方法があります。

1. クラウドで提供しているPaaSサービスを利用する
2. クラウドで提供しているIaaSサービスを利用し、IaaS上にOracle Databaseを導入する



PaaSサービスを利用するとバックアップやモニタリングの観点でのメリット(後述)があるため、基本的にはPaaSの利用を検討いただくのですが、構成や用途によってはOracle Database on IaaSを検討する必要があります。



代表的なパターンとして上記をご紹介していますが、その中でも上の2つは弊社へのご相談も非常に多いパターンのため、ぜひ内容をご理解ください。
PaaSとIaaSのどちらを採用するか。このスタートラインが構成およびサービス利用料金に大きく影響するため、Oracle Databaseをクラウド上で利用する際にまず考慮してください。


虎の巻その2: クラウドならではの仕組み/サービスを採用する

クラウドの採用理由は様々ありますが、その1つに「運用の負荷を下げたい」というお話をよく伺います。
Oracle Cloudでも運用負荷の軽減が可能なサービスが多く提供されています。クラウド採用時には運用負荷軽減に繋がるサービスの利用を前提とした設計を考慮しましょう。



ただし、このバックアップやモニタリングサービスについて、いくつか注意点があります。
設計の段階でこの注意点を見逃してしまうと、いざ構築や運用のタイミングで困る可能性があります。以下の注意点もしっかりと押さえましょう。



虎の巻その3: 高可用性設計について

時々お客様から「クラウドを採用すれば絶対にサーバは落ちないですよね」という話をいただくことがありますが、クラウドを利用する際も高可用性を考慮する必要があります。
また、システム全体での高可用性を考慮することが求められるため、DBサーバだけでなく、APサーバやWebサーバを含めた設計が必要になります。



なお、Oracle Cloudでのデータベースの冗長化方法としては主に以下の2つがありますので、それらの特徴を押さえることも、上手にクラウドを活用する際のポイントとなります。


冗長化方法 特徴
RACを採用 Active - Active構成となる。ただし、同一AD内での可用性構成のみ利用可能。
Data Guardを採用 Active - Standby構成となる。ただし、リージョン間構成での採用も可能。


また、Oracle CloudでもサービスごとにSLAが提供されていますが、SLAには細かい規約が定められています。
99.9%以上といった高SLAについては、可用性構成とすることが前提となるケースもありますので、Oracle Cloud上でシステムを構成する場合はSLAの条件も考慮した高可用性設計が重要です。



まとめ

いかがでしたか?
クラウドの採用についてはいくつかポイントがありますが、それらを正しく押さえることで安心・安全に利用できるようになります。

今回は検討ポイントをご紹介しました。次回はOracle Cloudの採用ポイントをご紹介します。


執筆者情報

はらだ たくろう プロフィール画像

2015年にアシストに入社後、Oracle DatabaseやOracle Cloudを中心としたフィールド技術を担当。
導入支援だけではなく、最新機能の技術検証も積極的に実施。社内外のイベントにて発表も行っている。

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