株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン
6月末、関東甲信地方が梅雨明けになり、関西はまだかと思っているうちに西日本は豪雨に見舞われ、各地で土砂崩れや交通網がマヒする事態になりました。鴨川も河川敷まで増水して普段の穏やかな景色が一変し、自然の脅威を見せつけられました。被害の大きかった岡山、広島、愛媛では多くの方がお亡くなりになったり土砂で家屋が破壊されたことを知り、痛ましい状況に言葉を失いました。
豪雨のあとにやってきたのは猛暑です。羽田空港では熱気で滑走路のアスファルトに穴があいたそうですが、京都でも連日38度を超す暑さが続いています。体温よりも高いのです。京都の7月といえば祇園祭ですが、7月24日に行われる予定だった「花傘巡行」は猛暑のために中止になりました。暑さを理由に花傘巡行が中止されるのは初めてだそうです。熱中症で多くの人が救急搬送され、死者もでているのですから、安全性を考えて賢明な判断でしょう。お祭りよりも命が大事です。
我が家では猛暑でウサギが4羽死にました。ウサギは暑さに弱いので、昨年の夏も暑さ対策は気をつけてきましたが、先月新たに作ったウサギ小屋が暑くなりすぎました。
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荷物置き場として使っていた場所に小屋を作ったのですが、屋根がプラスチックの波板なので熱がこもってしまったようです。上に空気穴を作り、壁側には扇風機を置いて風を通していても、連日の38度は想定外でした。ペットボトルの水を凍らせたものを小屋に入れるとウサギたちが喜んで寄ってきますが、それもあっという間に溶けてしまいます。猛暑の間は、屋根のあるガレージ内に造ったウサギ小屋へ移動させて夏を乗り切るしかありません。
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ワシントンポスト紙によるとこの強力な熱波は北半球を覆っているらしく北欧から東アジアまで、「ヒートドーム」に閉じ込められたような状態だそうです。米国はカリフォルニア州の各地で40度を超える記録的な猛暑となっており、山火事も起きています。フィンランド、スウェーデン、ノルウェーなどでも最高気温が30度を超え、スウェーデンでも乾燥と猛暑による大規模な山火事も発生しているとのことです。
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たっぷりの雨と太陽のお蔭で菜園では夏野菜がどんどん育っています。畑仕事は暑さを避けて明け方に少しするくらいで、草取りもほとんどできていないのであらゆる緑が生い茂っていますが、高齢者の熱中症は命取りになるのでこれで良しとします。
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10月になっても半袖で過ごせるような陽気が続いていましたが、「アシストみちのくサロン」で訪問した仙台も暖かい好天に恵まれました。