
株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン
昨年12月に中国で発生した新型コロナウイルスの感染者数は、中国では2月中旬にピークを迎えた一方で、イタリア、イラン、韓国で感染者が急増し、日本や米国でも感染拡大が懸念されています。感染症対策として人が集まるイベントの自粛やテレワークの取り組み等を政府が発表したことに合わせ、アシストもイベントを中止し、社員がテレワークを利用するようになりました。私は以前から週の半分は京都で仕事をしていましたが、さらに出張が減って家で過ごす時間が長くなりました。
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3月になって暖かい日が続いているので庭に出ると種まきがしたくなりますが、まずは春野菜を植える場所の土づくりです。たくさん植えたニンニクには追肥をしました。旬のブロッコリーは毎日食卓に上ります。中国語の勉強も地道に続いています。日本語を勉強した時は漢字を覚えるのに単語帳を使っていましたが、今はスマートフォンのアプリを使って、発音が一番難しいのですが家なら周囲の目を気にすることなく練習ができます。
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それにしても新型コロナウイルスの流行はいつ終息するのか。中国の初動対応の遅さに加え、感染拡大を阻止するために中国が人口1,000万人都市武漢を封鎖した時は、共産党独裁国家の体質が露わになったと、自由と民主主義を標榜する国は中国を非難しました。長引く封鎖に市民からは不満も出るでしょうが、自由移動になれば再び感染者は増えるはずです。イタリアでも国内全土で移動を制限する封鎖措置を発表しましたが、感染を防ぐ最良の手段は家にいることに尽きるのかもしれません。政府日銀は株価対策として3月2日から1週間で3,000億円分の株(ETF)を買いましたが、活動が減れば経済は縮小します。いくら株を買っても景気対策にはなりませんから、それよりも休業補償やベビーシッター代として国民に配ったほうがよほど日本経済は良くなると思います。