
株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン
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3月半ばにも雪が降るなど寒い京都でしたが、お彼岸を過ぎてようやく春めき、桜の蕾も膨らんできました。先日、ニホンミツバチの師匠である志賀さんが我が家の巣箱の点検に来てくれました。
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冬の間、巣箱の中でじっとしていたミツバチも梅の花が開く頃から盛んに飛びだし始めます。志賀さんは巣箱の蓋を開け、中の巣板を持ち上げてミツバチの生存を調べ、巣の写真を撮ったり、クモやゴキブリを駆除してくれたりしました。越冬したミツバチが巣箱の周りをブンブン飛び回るようになり、巣箱で新たな女王蜂が生まれれば分蜂が始まります。今年こそ、空き家になっている巣箱にうまく引っ越してくれることを期待しています。
鶏が相次いでイタチの被害に遭いました。鴨川では水辺を歩いたり泳いだりしているイタチが目撃されることがありますが、小さな隙間なら簡単にこじ開けるとのことで鶏舎に入るのも簡単なようです。一度味を覚えると再び襲撃する可能性が高いので、残りの鶏たちの安全確保のための工夫を考えないといけません。
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一方ビジネス関連では、次の中国出張を計画しているところです。先月DeepSeekの発表で中国のAIが話題になりましたが、ここ数週間の間にも、Unitreeのヒューマノイドロボット、第3世代の超伝導量子コンピュータ「Origin Wukong」、清華大学のニューラル・エレクトロニック・オポチュニティ(NEO)ブレイン・コンピュータ・インターフェースなど中国は次々とイノベーションを生み出しています。さらに中国では、国をあげてAIイノベーションを「実体経済」に適用する、つまりAIを様々な業界の物理的な製品に統合することに注力しています。これはGoogleやMetaといったビックテックの収益の多くが広告から得られており、2000年以降、製造業の雇用割合が劇的に減少している米国と対照的だと言えるでしょう。技術革新の黄金時代ともいえる中国に今年何回出張できるか、今から楽しみです。
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