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【AWSクラウドプラクティショナーを取得した営業部の清水 一幸さん】
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働きながらスキルアップを目指すのは簡単ではありません。時間や費用、学習の継続など、挑戦のハードルは高く、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
アシストでは、そんな挑戦を後押しするために「資格取得支援制度」を設けています。資格そのものよりも、その学びを通じてキャリアを広げてほしい、そんな想いが背景にある制度です。
今回は、この制度の概要や狙い、運用担当者の考え方に加え、実際に活用した社員のエピソードをご紹介していきます!
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── まず、資格取得支援制度の概要について教えてください。
吉田 遥さん:
この制度は、社員一人一人が自身で描くキャリアや興味に基づいて、学びや挑戦を後押しするために設けられています。対象の資格は業務に直結するものに限らず、「将来的に活かせる資格」も対象です。また、「資格を目指すハードルを下げる」ために、受験料の一部を会社が負担しています。ちなみに、業務に必要な資格に関しては、原則会社負担となるため、本制度の対象外となります。
── 具体的にどのような資格が対象になるのでしょうか?
落合 恒介さん:
対象となる資格は大きく分けると2種類あります。一つはIT系資格。例えば、基本情報技術者試験や応用情報技術者、Python 3 エンジニア認定基礎試験など。もう一つは、ビジネス系資格です。簿記、中小企業診断士、秘書検定や公認心理師なども対象になっています。対象資格は毎年見直しており、時流に合わせてアップデートをしています。
── 制度を運用する狙いについて教えてください。
吉田 遥さん:
本制度は、「キャリア自律」を支援するために運用しています。「資格をたくさん取得してほしい」という意図で運用されている制度ではなく、資格取得する際の費用を一部負担し、「学ぶ意欲のある社員の背中を押せたら」と考えています。
── 「キャリア」が前提に考えられている制度なんですね。
吉田 遥さん:
そうなんです。先ほど、対象資格に関してお話ししましたが、現業以外の将来に活かせる資格も対象にしているのは、個人のキャリアプランを幅広く支援するためです。
資格は、取得するだけでは意味がありません。どう活かすかが大切です。資格取得を通じて得た知識や経験を実際の業務に活かしたり、将来のキャリアの可能性を広げるきっかけとしていただきたいと考えています。
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── 最近の利用状況や人気資格の傾向を教えてください。
落合 恒介さん:
現在、2021年から延べ542件の利用申請をいただいています。業務で必要となる資格以外でこれだけの学びが積み重ねられているのはすごいですよね。
ここ数年で目立つのは、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)関連のクラウド資格や、Oracle Database関連などのデータベース系の資格ですね。また、キャリアコンサルタントを取得する社員も増えています。
私は2025年にアシストへ中途入社したのですが、アシストは学ぶことに対して前向きな人が多いなと感じています。本制度以外にも、書籍要約サービス「flier」や動画での学習機会提供をする「Udemy」など、様々なサービスや研修が社内で展開されており、積極的に活用されています。個々人の学ぶ意欲はもちろんのこと、学ぶ人を支援する風土があるからこそですね。
また、興味深いのは、資格をきっかけに社員同士の横のつながりが生まれていることです。例えば、キャリアコンサルタントの資格をもったメンバーが部門を超えて集まり、アシスト社員のキャリア充実を目指すコミュニティができています。自分が何をしたいのかを考え、学び、そこで得たことを活かして行動していく。資格取得をキャリア自律の一環として活用する素敵な一例だと思います。
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── 「学ぶ人を支援する風土」について、もう少し詳しく教えていただけますか?
吉田 遥さん:
アシストでは同じ資格を目指すメンバーが自然と勉強会を開いたり、既に取得済みの先輩が過去問を共有したりと、部門を超えて支え合いが生まれることが多いと感じます。学びに対して比較的オープンで、お互いに情報交換をする風土があるんだと思います。
これは資格制度があるから生まれた文化ではなく、もともとアシストにあった「挑戦する人を応援する」という土壌があってこそだと思います。また、新しいことを学ぼうとする人に対して「頑張って」ではなく「一緒に頑張ろう」という雰囲気がありますね。
落合 恒介さん:
例えば、定期的に参加者の募集をかけているファシリテーション研修をはじめとした各種スキルアップに関する取り組みでは、定員を超える応募が寄せられることも多く、学ぶ意欲の高い方が多い印象です。また、研修中の休憩時間には、課題やモヤモヤを抱えるメンバーのところに周りのメンバーが自然と集まって相談に乗る光景もよく目にしますね。チャットグループに相談が寄せられた際には、運営側が回答することもあれば、参加者同士が教え合うこともあり、当たり前に相互支援が行われています。
── アシストらしい学びの文化が、制度の土台になっているということがよく分かりました。それでは、実際にこの制度と文化の中で学びを深めた社員の方々のお話をお聞きしたいと思います。
── 資格を取得した背景や、その資格を取得したことによる変化について教えてください。
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【AWSクラウドプラクティショナーを取得した営業部の清水 一幸さん】
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【キャリアコンサルタントを取得した技術部の佐藤 杏佳さん】
私がキャリアコンサルタントを取得しようと思った理由は大きく2つあります。 1つ目は、自分のキャリアを改めて見直したことでした。社内のキャリア研修を通じ「技術職の仕事以外にもやりたいことがあるのでは」と感じて、学生時代ぶりに自己分析をしてみました。 その中で「自分は何に興味があるのか」を考えたときに、個人の価値観やこだわりを知ることに面白味を感じることに気が付きました。また、価値観やこだわりはキャリアを積み重ねる中で育まれていくものだと感じたことで、キャリア形成に関わる仕事をしてみたいと考えるようになりました。 もう1つは、後輩育成の経験です。新人研修の講師やOJTを担当する中で、後輩から相談を受けたりアドバイスをする機会が増えました。そのときに「もっとしっかり相談に乗れるようになりたい、そのための心得を学びたい」と思ったことが、資格挑戦の大きな後押しになりました。 こうした背景から「キャリア支援を専門的に行うには資格が必要だ」と考えるようになり、キャリアコンサルタントの資格を取得することに決めました。3ヵ月間、毎週土曜日にスクールへ通うのは正直大変でしたが、同じ部門で既に資格を取得された先輩が過去問を共有してくださったり、経験談を伺えたことが本当に心の支えになりました。 資格を取得してからは、後輩やお客様からいただく相談の“言葉の裏側”にある背景や感情にも目を向けられるようになったと思います。コミュニケーションの仕方が変わり、より深い対話ができるようになったのは大きな収穫です。 費用も時間もかかる資格ですが、補助制度や周囲のサポートがあったからこそ挑戦できました。業務に直結しない分野でも一歩を踏み出せる環境があるのは、アシストらしい文化だと感じています。 |
── 資格取得がゴールではなく、むしろそこからどう活かすかが大切なんだなと感じました。そして、人事の吉田さん、落合さんがお話していたとおり、一人で頑張るというより、周りの方々と一緒に学んでいく風土がアシストにはあるんですね。
── 皆さんのお話を聞いていて、アシストには学びや挑戦に対して協力的な文化があり、その中で自分のキャリアについて考えやすい環境がある。そこに制度による後押しが加わることで、一歩踏み出しやすくなっているんだなと改めて実感しました。
最後に、制度運用担当のお二人からコメントをお願いします!
落合 恒介さん:
資格取得は、キャリアプランを考える上で有効な方法の一つです。興味のある分野が漠然としている場合でも、まずは資格取得に挑戦することで、自分の適性を見極めたり、やりたいことを明確にするヒントになるかもしれません。「何か始めてみたい」「新しい挑戦をしてみたい」という方は、まず対象資格リストを眺めてみるのも良いかもしれません。
吉田 遥さん:
実際に利用者の生の声を聞く場面はあまりないので、嬉しいですね(笑)。
アシストは、このお二人のように前向きな思いや挑戦を応援する会社です。「学びたい」という気持ちを持ったとき、この制度を上手に使ってもらえればと思います!
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取材をしていて改めて感じたのは、「挑戦する気持ちを応援する文化」がアシストにはあるんだなということでした。 |
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