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アプリのパフォーマンス評価を行ってみよう
アプリを最初に開く際に時間がかかることはありませんか。Qlik Sense SaaSでは、パフォーマンス評価という機能が用意されています。今回は、そのパフォーマンス評価の具体的な使用例についてご紹介します。
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データをアプリに取り込む中で、似たデータやテーブルが増え、
データ構造や管理が複雑になった...という経験はないでしょうか。
例えば以下のような場合です。
・テーブル数が多くなり、テーブル構造が把握しづらくなった
・循環参照(関連付けのループ)が発生し、関連付けが上手くいかない
・シンセティックキー(複合キー)ができ、データ量が増えた
こんな時に便利なのが「結合」です!
「JOIN(データの結合)はマウス操作だけで簡単にできる!」ではGUIで結合する方法を
ご紹介しました。今回はGUIでの加工では物足りず、スクリプトオンリーで
開発している方向けに、データ ロード エディタで結合する方法をご紹介します。
※本記事は バージョン「February 2021」で作成しています。
データを結合し、複数のテーブルを1つにまとめる機能です。
結合はInner JOIN、Left JOIN、Right JOIN、Outer JOINの4種類があります。
それぞれの動作は「JOIN(データの結合)はマウス操作だけで簡単にできる!」でご確認ください。
LOAD文の前に「(結合の種類) Join (結合先テーブル)」を指定します。
(結合の種類)を省略すると自動的にOuter JOINで処理され、
(結合先のテーブル)を省略すると直前にロードされたテーブルが結合先となります。
意図しない動作とならないよう、どちらも明記することをお勧めします。
<Left JOINの記述例>
-------------------------------------------------------------
売上明細:
LOAD
商品コード,
数量
FROM [lib://DataFiles/Book1.xlsx]
(ooxml, embedded labels, table is Sheet1);
LEFT JOIN (売上明細)
LOAD
商品コード,
商品名
FROM [lib://DataFiles/Book1.xlsx]
(ooxml, embedded labels, table is Sheet2);
-------------------------------------------------------------
<イメージ>
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<動作例>
結合元に存在する商品コード「0001」「0002」「0003」「0004」のみ残して、
データがまとめられます。
商品コード | 数量 | 商品コード | 商品名 | |
0001 | 30 | 0001 | コーヒー | |
0002 | 40 | ←Left Join | 0002 | ワイン |
0003 | 50 | 0003 | ビール | |
0004 | 60 | 0004 | ジュース |
商品コード | 数量 | 商品名 |
0001 | 30 | コーヒー |
0002 | 40 | ワイン |
0003 | 50 | ビール |
0004 | 60 | ジュース |
詳細はヘルプをご覧ください。
https://help.qlik.com/ja-JP/cloud-services/Subsystems/Hub/Content/Sense_Hub/Scripting/ScriptPrefixes/Join.htm
今後、データ加工のテクニックをさらにご紹介する予定です。お楽しみに!
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