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2020.03.30

XenApp / Citrix Virtual Apps のサーバへRemoteApp接続をするための設定手順

XenApp / Citrix Virtual Apps のサーバへRemoteApp接続をするための設定手順

こんにちは。Citrix製品のサポートを担当している川東(かわひがし)です。

今回の記事は、XenApp 7.x や Citrix Virtual Apps 7.x の Virtual Delivery AgentサーバへRemoteApp 接続の動作テストをする手順をご説明します。RemoteAppは、XenApp やCitrix Virtual Apps のシームレスウィンドウのように、アプリケーションの画面のみ表示するリモートデスクトップサービスの機能です。

設定方法は、インターネット検索で「RemoteApp 設定」等で検索すると様々な情報を確認できると思いますが、XenApp や Citrix Virtual Apps はCitrix側のポリシー変更と Direct Access Usersグループへのユーザ追加も必要になりますのでご注意ください。

また、RemoteApp自体の設定は複数ありますが、本記事はそのうちの1つの方法になります。他の設定パターンはインターネット検索で確認できる情報もご参考にしてください。

本記事では、以下について説明します。

設定手順


以下の手順は XenApp 7.x と Citrix Virtual App 7.x で使用できる手順になります。

2.「設定項目の選択」画面にて、検索条件に「非公開」と入力します。「クライアント接続での非公開アプリケーションの起動」の「選択」をクリックします。

3.「設定の変更」画面にて、「有効」を選択して、「OK」をクリックします。

4.こちらは、RemoteAppのために必須の設定ではございませんが、本記事では、リモートデスクトップ接続ができることを確認後にRemoteAppの動作テストをするため、こちらも設定します。検索ボックスに「デスクトップの起動」と入力すると「デスクトップの起動」が表示されます。「選択」をクリックします。

5.「設定項目の選択」画面にて、検索条件に「デスクトップの起動」と入力します。「デスクトップの起動」の「選択」をクリックします

6.検索ボックスを空白にして、「選択項目のみを表示する」にチェックをつけると設定済みのポリシーを確認できます。「次へ」をクリックします。

7.任意の割り当て先を設定します。以下は、動作確認するユーザーアカウントに対してポリシー設定の割り当てをします。

8.動作テストするユーザアカウントを追加して「OK」をクリックします。

9.「次へ」をクリックします。

10.任意のポリシー名を設定後、「完了」をクリックします。本記事は、「RemoteApp_RDP_Test」としています。

11.こちらは必須の作業ではございませんが、必要に応じて作成したポリシーの優先度を上げてください。

12.作成したポリシーを有効化します。

13.Virtual Delivery Agent がインストールされているサーバ上で、Windows の「管理ツール」-「コンピュータの管理」を開きます。「ローカルユーザとグループ」-「グループ」から「Direct Access Users」のプロパティ画面を開き、「追加」ボタンにて動作確認をするユーザーアカウントを追加してください。追加後、「適用」「OK」をクリックします。

こちらの手順を実施後もリモートデスクトップ接続に失敗する場合は以下の2点をお試しください。

・Notepadを公開アプリケーションとして登録して頂き、こちらの公開アプリケーションを起動した後、再度、リモートデスクトップ接続をする

・上記設定をしたVirtual Delirvery AgentサーバのOSを再起動する。


<RemoteApp_Add_Notepad.bat>

@echo off
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\TSAppAllowList\Applications\Notepad" /v "CommandLineSetting" /t REG_DWORD /d 0 /f >NUL

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\TSAppAllowList\Applications\Notepad" /v "Name" /t REG_SZ /d "Notepad" /f >NUL

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\TSAppAllowList\Applications\Notepad" /v "Path" /t REG_SZ /d "C:\Windows\System32\notepad.exe" >NUL

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\TSAppAllowList\Applications\Notepad" /v "RequiredCommandLine" /t REG_SZ /f >NUL

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\TSAppAllowList\Applications\Notepad" /v "SecurityDescriptor" /t REG_SZ /f >NUL

reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Terminal Server\TSAppAllowList\Applications\Notepad" /v "ShowInTSWA" /t REG_DWORD /d 1 /f >NUL

※筆者環境で実行した後のレジストリエディタの画面


お客様の業務アプリケーションで試す場合は、RemoteApp_Add_Notepad.batの以下を変更します。

・Notepadの文字列を分かりやすい英文字の文字列に変更
・”C:\Windows\System32\notepad.exe”をお客様の業務アプリケーションのパスに変更


変更後、新しいファイル名で保存して実行してください。

・ファイアウォール側でクライアント端末からVDAサーバに対するTCP/3389の通信がブロックされていない
※ブロックされている場合は、Citrixデリバリーコントローラサーバをクライアント端末に見立てて、VDAサーバにRemoteApp接続する、もしくは、VDAサーバからVDAサーバにRemoteApp接続することも検討してください。

・Windowsのシステムプロパティ画面の「リモート」タブにて、「このコンピュータへの接続を許可する」が選択されている

クライアント端末から動作確認

クライアント端末からVDAサーバ上のNotepadをRemoteAppで起動します。

1.テキストエディタを開き、以下の###.###.###.###の箇所をVirtual Delirvery AgentサーバのIPアドレスに変更して任意の名前で保存します。本記事は、RmoteApp_Notepad.rdpの名前で保存します。

<RemoteApp_Notepad.rdp>


redirectclipboard:i:1
redirectposdevices:i:0
redirectprinters:i:1
redirectcomports:i:1
redirectsmartcards:i:1
devicestoredirect:s:*
drivestoredirect:s:*
redirectdrives:i:1
session bpp:i:32
prompt for credentials on client:i:1
span monitors:i:1
use multimon:i:1
remoteapplicationmode:i:1
server port:i:3389
allow font smoothing:i:1
promptcredentialonce:i:1
authentication level:i:2
gatewayusagemethod:i:2
gatewayprofileusagemethod:i:0
gatewaycredentialssource:i:0
full address:s:###.###.###.###
alternate shell:s:||Notepad
remoteapplicationprogram:s:||Notepad
gatewayhostname:s:
remoteapplicationname:s:Notepad
remoteapplicationcmdline:s:

お客様の業務アプリケーションで試す場合は、上記のNotepadの箇所を、「設定手順の17」のレジストリエディタの画面にて確認できる Name の値に変更します。

2.クライアント端末にて、RemoteApp_Notepad.rdpを実行します。以下の画面が表示された場合は、画面右下の「接続」をクリックします。

3.動作テスト用のユーザアカウントを入力して「OK」をクリックします。

4.「はい」をクリックします。

5.Notepadの画面が表示されることを確認します。メニューバーの「ヘルプ」ー「バージョン情報」を開き、Windows Server 2016 上で起動しているNotepadであることを確認します。

6.アプリケーション画面の「✕」ボタンをクリックすることで画面自体は消えますが、サーバ上でセッションが切断状態で残ります。セッションを終了する場合は、Virtual Delirvery Agentサーバ側でコマンドプロンプトを開きqwinstaコマンドを実行します。接続済みのユーザのセッションIDを確認して、”logoff セッションID”にてログオフしてください。

Notepadの起動ができた後、お客様の業務アプリケーションでお試しください。

いかがでしたでしょうか。RemoteAppを使用して、Citrix側の問題かWindows側の問題かを切り分ける場合の参考になりましたら幸いです。


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筆者情報:川東健吾

アシストに入社し、テスト系製品のカスタマーサポートを担当後、現在はCitrix製品を担当しています。XenAppとXenDesktopのトラブルシューティングや運用に役立つ情報を、長年のサポート対応の視点で分かりやすくお伝えしていきます。
学生時代から続けている映像制作の趣味の延長で、Citrixトラブシューティング入門動画も制作しました。こちらからご視聴頂けます。

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