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公開アプリケーション起動時にicaファイルがダウンロードされて起動できない場合の対応方法
公開アプリケーション起動時にicaファイルがダウンロードされて起動できない場合の対応方法について記載しています。
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こんにちは。Citrix製品のサポートをしている宇津見です。
今回は、Citrix Workspace appの自動アップグレードを無効化する方法についてご説明させていただきます。
※弊社のCitrixヘルプデスク契約があるお客様は本記事についてお問い合わせいただくことも可能です。
参考記事
自動アップグレード
Citrix Workspace appがインストールされているクライアント端末で、下記のような通知がポップアップされることがあります。
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この画面は、Citrix Workspace appの新しい更新プログラムがある場合に表示されます。
CR版 | LTSR版 | 自動アップグレード(※) |
ver.2104より前のバージョン | ver.1912 LTSR CU4より前のバージョン | 自動更新通知は行われません。 |
ver.2104~ver.2206 | ver.1912 LTSR CU4~ver.2203 LTSR | 更新通知がポップアップされます。 (自動でアップグレードは実行されません) |
ver.2207以降 | ver.2402 LTSR 以降 | 自動的にバックグラウンドでアップグレードが実行されます。 |
※自動アップグレードの設定はデフォルトで「有効」に設定されています。
※自動アップグレードの設定がデフォルトの場合、CR版、LTSR版どちらをお使いの場合であっても全ての更新プログラムが通知され、バージョンによってはバックグラウンドでアップグレードが実行されます。
※自動アップグレードを無効化ではなく、LTSR版のみを選択して受信することも可能です。
その場合の設定方法は、下記「自動アップグレード」リンク内の情報をご参照ください。
参考記事
自動アップグレード
自動アップグレードを無効化するには、下記3つの設定方法があります。
・コマンドで無効化する方法
・GPOで無効化する方法
・Workspace appのGUI上で無効化する方法(※)
※弊社はGPOの設定を推奨しています。「Workspace appのGUI上で無効化する方法」で正しく動作しない場合は、「GPOで無効化する方法」をご利用ください。
※弊社にて動作検証したバージョン(2024年09月現在)
Citrix Virtual Apps and Desktops 2402 LTSR CU1
Citrix Workspace app 2402 LTSR CU1
Workspace appのバージョンによって、フォルダや実行ファイル名が異なる場合がございます。
詳細は下記サイトからご確認ください。
1. Workspace appのインストール時(もしくはバージョンアップ時)に設定する場合
Windowsのコマンドプロンプト実行し、下記のコマンドでWorkspace appのインストールを実行します。
(非管理者権限のユーザーアカウントでインストールした場合でも、自動更新は有効になります)
cd C:\tmp(Workspace appのインストーラが設置してあるフォルダに移動します。今回の場合はC:\tmpに移動しています。)
CitrixWorkspaceApp.exe /AutoUpdateCheck=disabled
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※Web接続のみに使用する場合は、下記コマンドでインストールを実行してください。
CitrixWorkspaceApp.exe /ALLOWADDSTORE=N /AutoUpdateCheck=disabled
※Workspace app 2402 CU1のインストーラのファイル名をCitirxWorkspaceAppWeb.exeに変更してインストールしても「ようこそ」画面が表示される動作が確認できております。こちらは、Workspace app 2402 CU2にて修正される予定のため、CU1を利用する場合は上記のコマンドにてインストールする方法をご紹介させていただきます。
2. Workspace appのインストール後に設定する場合
Workspace appをインストール後に設定する場合は、Windowsのコマンドプロンプトを実行し、下記のコマンドを実行します。
(非管理者権限のユーザーアカウントでも実行可能です)
該当フォルダ:
CitrixWorkspaceInstallLocation\Citrix\ICA Client\Receiver
※デフォルトは「C:\Program Files (x86)\Citrix\ICA Client\Receiver」
実行コマンド:
cd C:\Program Files (x86)\Citrix\ICA Client\Receiver
CitrixReceiverUpdater.exe /AutoUpdateCheck=disabled
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1. Citrix Workspaceのグループポリシーがインストールされていない場合は、下記サイトをご参照の上、設定してください。
2. gpedit.mscを実行し、[コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[Citrix コンポーネント]>[Citrix Workspace]>[Citrix Workspace 更新プログラム] に移動し、「Citrix Workspace 更新プログラム」をクリックします。
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3. 「無効」に設定し、適用してからOKをクリックします。
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※弊社はGPOの設定を推奨しています。「Workspace appのGUI上で無効化する方法」で正しく動作しない場合は、「GPOで無効化する方法」をご利用ください。
1. タスクトレイからWorkspace appを右クリックし、「高度な設定」を選択します。
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2. 「Citrix Workspace の更新プログラム」をクリックします。
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3. 「いいえ。通知しません」にチェックを入れ、保存をクリックします。
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いかがでしたでしょうか。
Citrix Workspace appの自動アップグレードを無効化する方法のご参考にしていただけますと幸いです。
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