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新ツール Postgres Workload Report によるパフォーマンス診断~データベース管理の未来を共に創る!~
EDB Postgres Workload Reportsは、Postgresデータベースのパフォーマンス診断とトラブルシューティングを強化する新しいツールです。OracleのAWRに似た詳細なレポートを提供し、データベースの問題を迅速に特定・解決できるようサポートします。本記事では概要と利用手順をご紹介します。
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「ポスグレ学園」連載 第4回目。今回は、アシストが技術支援でPostgreSQL環境を把握するためのツールを作ったワークショップの主管である 瀧本 勝 にインタビューしました。
Index
―― 日頃はどのような業務に従事されていますか?
瀧本:大阪でOracle Database/PostgreSQLのフィールドエンジニアを担当しています。数年前から重点顧客対応として特定企業にフォーカスしたプリセールス活動も行っています。
―― Oracle Databaseの担当歴がの長い瀧本さんが、PostgreSQL習得を始めた理由やポスグレ学園に入ったきっかけ、動機を教えていただけますか?
瀧本:コスト削減の一貫でPostgreSQL採用を検討されるお客様が増えてきているためです。
今後は他のデータベースも知っておくことで、お客様へ最良な提案や支援ができると感じ、PostgreSQLを広く学べるポスグレ学園へ入りました。
―― 企業の市場変化に対応するために入学されたんですね。
ポスグレ学園の雰囲気はどう感じていますか?
瀧本:良くも悪くも自由に学べる場という印象です。基本的に進捗は個々のペースや都合に合わせるというスタンスなので、学園に入る敷居はかなり低いと思っています。入りやすさって大事じゃないですか?一方で入っただけではスキルは身につかず、やる気がないと成長しづらいため、いかに成長するかは本人次第という側面もあるかなと思います。
あとはワークショップが毎期複数用意されており、自分のレベルや興味に合わせて選択できるのが良いところだと思います。
直近では、PostgreSQL環境の把握ツールを作成するワークショップを企画し、主管を担当しました。
―― 自身でワークショップの企画から行われたんですね!
なぜ、このワークショップを行おうと思ったんですか?
瀧本:Oracle Databaseの業務では プリセールス、ポストセールス、トラブル対応それぞれのフェーズでお客様環境をいち早く把握するためのツールを活用し、問題解決のスピードアップを図っています。
PostgreSQLの業務ではまだそういったツールが整備されていなかったので、このワークショップを通じて作成しました。
具体的には環境を把握するための情報取得スクリプトと、そのログから導入製品やDB情報(拡張機能、テーブル情報、パラメータ等)を反映し、環境を見える化するための設定書です。
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―― ポスグレ学園では業務品質を高めるためのワークショップもあるんですね。 ワークショップを行う際に気を付けたことはありますか。
瀧本:実務で使える品質として作成したことです。
実際の業務で使える生きたツールにしないと意味がないため、どのような情報を整理すべきか、どういう作りなら支援で使えるかをワークショップの生徒達と何度も議論を重ねました。
また、PostgreSQLの実務を担当するメンバーにもレビューいただき、品質を上げていきました。
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―― 生徒だけの自己満足で終わらないよう工夫されていたんですね。
ワークショップに参加して良かったこと、嬉しかったことはありますか?
瀧本:PostgreSQLのノウハウを蓄積できたのは良かったです。例えばSQLとOSコマンドを組み合わせてワンライナーで直近のサーバログを抽出する等、書籍による学習だけでは身につかないような様々なテクニックを学べたのは大きいです。
また、最終的にはPostgreSQLの実業務で活用することになり、目的を達成できたのも嬉しかったです。
―― 生徒の声はいかがでしたか?
瀧本:スキルアップができたことはもちろん、PostgreSQL実務担当とコミュニケーションが取れたことも良かったという声がありました。
―― 学園を通して顔が広がっていくのも良いところですね!
今後どんなことをやっていきたいですか?ポスグレ学園に関することや製品的なこと、今後の自身の業務に活かしたいこと等あればお聞かせ下さい。
瀧本:私が目指しているのは、お客様の要件・要望に合った最適な提案や支援ができるDBエンジニアです。そのためにはまだまだPostgreSQLで知らないことは多いため、引き続き学園を通してスキルアップをしていきたいと思っています。
今回はポスグレ学園による DB情報取得と整形シート作成ワークショップについてご紹介しました。
次回は、ポスグレ学園から発足したプロジェクト「OSS-DB技術者認定 Silver対策 教育セミナー作成」のお話を伺います!
ビジネスインフラ技術本部 データベース技術統括部
2006年に新卒入社。
西日本支社のデータベースの技術部門にて、Oracle Databaseのフィールドエンジニアとして活動中。数年前から重点顧客対応として特定企業にフォーカスしたプリセールス活動も行っている。最近の趣味はゴルフと筋トレ。 ...show more
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