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2024.06.20

OSS-DB Gold問題集を出版しました!

ポスグレ学園


ポスグレ学園から 新たなサービス提供が実現!
OSS-DB Gold試験対策問題集 出版の経緯や内容を 新校長 我妻にインタビューしました。




ポスグレ学園での役割

―― はじめに、我妻さんの日頃の業務内容を教えていただけますか。

アシスト 我妻 千妃呂

我妻:データベース(Oracle Database、EDB、PostgreSQL)研修の企画・運営・講師をしたり、新たな講師の育成をしたり、バージョンアップにあわせてテキストの改訂作業なども担当しています。今まさにOracle Database 23ai対応のテキストを作成しているところです。


―― ポスグレ学園での役割を教えていただけますか。


我妻:前回、PostgreSQL DBチューニングガイド作成プロジェクトの記事を執筆したときは、ポスグレ学園の1メンバーでしたが、2024年から校長に就任しました!

校長として運営メンバーになることで、様々な部署のメンバーが参加していることが分かり、驚きました。

データベース担当の人はもちろん、PostgreSQLはクラウド環境での利用が進んでいることもあり、クラウド担当の人も参加しています。またPostgreSQLがDataSpiderのリポジトリDBとして選ばれることが多いこともあり、DataSpider担当の人も参加しています。

自分が担当するメイン製品ではない場合、勉強したくても後回しにしがちですが、ポスグレ学園を勉強のきっかけにできていると参加者から聞き、大変嬉しく感じています。



―― 今年から校長をされてるんですね!ご自身の中の変化はありますか。


我妻:PostgreSQLに関わる他の部署の方とポスグレ学園のワークショップの企画をする中で、現在PostgreSQLビジネスが急伸中であることを身を持って感じています。

また、参加者の中にはOracle Databaseをメインで担当されていた方も多くおり、1つの製品にとらわれず、「データベースのアシスト」になってきていることを感じ、私自身も様々なデータベースの知識を持ち、適切な提案のできる技術者になりたいと改めて思うようになりました。


合格者が作成したOSS-DB Gold問題集

―― OSS-DB Gold問題集を出版する背景、経緯を教えていただけますか。

我妻:もともとOSS-DB Goldの試験に合格したいメンバーが集まった「OSS-DB Gold試験対策ワークショップ」がポスグレ学園の中にあります。メンバーが学んだ内容を発表し、教えあうことでみんなで合格を目指すワークショップです。


この中で、過去の受験者が問題傾向を踏まえて模擬問題も作成してくれ、私自身、本ワークショップで勉強するとともに社内模擬問題を解くことで、OSS-DB Goldに1発で合格することができました!

また、私以外のメンバーも続々と合格し、『OSS-DB認定者数上位企業【2023年版】』の「単年実績」において、アシストがOSS-DB Gold 取得者数で第2位にランクインしました!


このように最初は社内のワークショップのために模擬問題を作成していましたが、世の中にOSS-DB Gold対策の問題集がほとんどないことも踏まえて、ポスグレ学園として社外向けの問題集を出版することになりました。



―― OSS-DB Gold問題集のお薦めポイントを教えてください。


我妻:お薦めポイントは3つあります!


1.合格実績多数!

Gold問題集を作成するまでは、試験に落ちるメンバーも多かったのですが、ワークショップを開催し、問題集を作成してからは、1回で合格するメンバーが続出しており、合格率の高い 実績のある問題集に仕上がりました。


2.経験豊富な様々なメンバーが作成

最新のOSS-DB Gold Ver 3.0を取得している市ヶ谷・大阪・名古屋のフィールドエンジニアや研修担当が作成しました。最終的には日本PostgreSQLユーザ会にも参加している支援経験が豊富なメンバーが全体のチェックをしっかりしております。


3.図や実行例も含んだ分かりやすい解説

言葉だけでは理解しにくい部分には図や実行例を掲載し、分かりやすい解説になっています。


LPI-Japan 認定も取得!

―― LPI-Japanの認定を PostgreSQL管理基礎研修に続き、Gold問題集でも取得されたそうですね。

我妻:はい、LPI-JapanはLinuxをはじめとするオープンテクノロジーの世界で頑張る技術者とその技術者に活躍の場を提供している企業の成長に対して、技術レベルの認定活動を通じた貢献をするNPO団体です。

本問題集もLPI-Japanに提出し、OSS-DB Gold Ver3.0 の出題範囲を網羅しているかどうかの審査に合格して認定されました。

OSS-DB Goldはデータベースの構造からチューニングや障害対応、レプリケーションなど出題範囲が広いため、網羅した問題を作るのは結構大変でした・・。

マニュアルなどを確認するだけではなく、検証も行いながら分かりやすい解説になるよう尽力しました。



―― 今後は、Gold問題集だけでなく、Silver問題集も リリースされるそうですね。

我妻:そうなんです!

現状、OSS-DB Silver試験対策の研修はありますが、問題集単体での発売はしておらず、1社向け研修として展開しています。
今後は、アシストの問題集でSilverも合格していただけるよう、OSS-DB 試験シリーズとしてSilver問題集も2024年中にリリース予定です。



~ 今後の展望 ~データベース教育のプロとして

―― このような新サービス提供における考えをお聞かせいただけますか。

我妻:新サービスの提供をきっかけに既存のお客様との関係が拡大したり、新たなお客様との関係構築ができると考えています。

たとえば、PostgreSQL DBチューニングガイドラインを参考にチューニングしていただき、お客様のシステムが安定して稼働したり、アシストのGold問題集を活用して資格試験に合格し、お客様が自信を持って仕事に取り組めるようなきっかけになれば嬉しいです。

このように、お客様に寄り添い、役に立てる手段を増やしていきたいです。



―― 今後 我妻さんとしての展望をお聞かせいただけますか。

我妻:資格試験は個人で勉強したいという方もいれば、研修としてまとまった時間で勉強できたら嬉しい方もいると思います。

そのため、今回は問題集の出版ですが、OSS-DB Goldに対応した研修コースもリリースしたいと思っています!

おわりに

この度、ポスグレ学園のワークショップで蓄積されたノウハウを、お客様へ新たな価値を届けるサービスとして「OSS-DB Gold試験対策問題集」を提供させていただくことになりました。
今後も、ポスグレ学園から新たな価値(サービス)提供してお役立ちできるよう努めてまいります。

社内のPostgreSQLスキル向上 及び 人材育成をお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。



執筆者情報

あがつま ちひろ プロフィール

ビジネスインフラ技術本部 データベース技術統括部

2010年に新卒入社。市ヶ谷のデータベースの技術部門にて、Oracle Database/PostgreSQLといったデータベース研修の講師/運営/企画を担当。趣味はキャンプ。 ...show more


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