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新ツール Postgres Workload Report によるパフォーマンス診断~データベース管理の未来を共に創る!~
EDB Postgres Workload Reportsは、Postgresデータベースのパフォーマンス診断とトラブルシューティングを強化する新しいツールです。OracleのAWRに似た詳細なレポートを提供し、データベースの問題を迅速に特定・解決できるようサポートします。本記事では概要と利用手順をご紹介します。
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Index
―― 日頃はどのような業務に従事されていますか?
我妻:市ヶ谷でデータベース(Oracle Database、EDB、PostgreSQL)研修の企画・運営・講師を担当しています。
―― ポスグレ学園に入ったきっかけや動機を教えてください。
我妻:2010年に新卒でアシストに入社した後、2回産休/育休を取得しPostgreSQLから離れていた期間がありました。ちょうど知識の思い出しとアップデートをしたいと思っていた時にポスグレ学園を知り、入学しました。
自分の知識に自信をつけるためにも最初は「OSS-DB Gold試験対策ワークショップ」に参加し、無事OSS-DB Goldの資格を取得しました!
―― ポスグレ学園の雰囲気や感じたことはどうですか?
我妻:明るい!学ぶのが楽しい!という感じです。
今まで資格試験の勉強は1人でしかしたことがありませんでしたが、みんなで学習するとこんなに楽しいんだ!と感じました。有識者から教えてもらったり、自分も発表に向けて準備をすることで知識を深めることができました。
資格試験の勉強は1人で行うと他の業務を優先して後回しにしがちですが、定期的に発表する機会があるため、計画的に勉強せざるを得ない状況にしてもらえたのも良かったです!
今まで関わりのなかった他拠点に知り合いが出来たのも大きな収穫だと感じています。
―― ポスグレ学園ではどのような担当をされていますか。
我妻:現在は「EDB / PostgreSQL DBチューニングガイドライン」作成のプロジェクトメンバーです。「チューニングとは何か?」から実際のチューニング方法まで、広くEDB / PostgreSQLのチューニングについて示したガイドラインを、複数のメンバーで章ごとに分担して作成しました。
―― 本プロジェクトが立ち上がった経緯を教えて頂けますか。
我妻:
近年、企業の基幹システムにPostgreSQL採用が進むだけでなく、パブリッククラウドでのデータベースはPostgreSQLが主流になっています。
それに伴い、 PostgreSQLデータベース・ サーバーにおける高いパフォーマンス要件が求められているため、アシストとしてのガイドラインを作成し、お客様にサービスとして提供することになりました。
ポスグレ学園で「SQLチューニング実践」やPostgreSQLのパフォーマンス分析をするツールである「pg_statsinfo / pg_stats_reporter」のワークショップもあり、その内容を活かす意味でもポスグレ学園のプロジェクトの1つとして発足しました。
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―― プロジェクトにはどんな参加者がいますか。
我妻:市ヶ谷・大阪のフィールドエンジニアやサポートエンジニア、研修担当が参加しています。各々の経験をふまえて意見を出しながら作成しました。
私は研修担当として今までにテキストの作成も行ってきましたので、その経験もふまえて原稿テンプレートの作成や表記の統一、図の作成などの提案をしました。図があることで視覚的にもわかりやすいガイドラインが完成しました!
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―― ガイドラインを作成する上で、工夫した点を教えてください。
我妻:大きく2点あります。
まず1点目は「体系的に理解しやすい資料」を作成したことです。
EDB / PostgreSQLのチューニングについてまとめた資料は実はなかなかありません。
そのため、「チューニングとは?」から始め、パフォーマンス分析ツールの紹介や、パラメータチューニング、運用におけるチューニング、SQLチューニングのポイント等を体系的にまとめました。
2点目は、「検証結果に基づいたアシストならではのガイドライン」を作り上げたことです。
社内検証環境を構築し、負荷テストを行いながら最適なパラメータ指針を検討しました。また、表の設定を変更した場合の処理時間の違いを検証し、その結果をグラフ形式で示しました。これらの検証結果を基に具体的な指針をガイドラインに盛り込んでいます。
―― ガイドラインのおすすめポイントを教えてください。
アシストの「超サポ」の5つの魅力の1つにもある「自社解決力を強化」できることがおすすめポイントです。
ガイドラインのサービス内容は、標準ドキュメントの提供だけでなく、レクチャー(講義)とアフターサポートが含まれています。このレクチャーを通してチューニング方法を習得することで、その後は自社内でパフォーマンス問題に対応できるようになります。
もちろん、サポートセンターに問い合わせたり、ベンダーにチューニング支援を依頼することもできますが、自社内で対応できる方が、よりスピーディに問題を解決することができますよね!
―― 今後どんなことをやっていきたいですか?
研修のプリセールスも担当しているのですが、研修だけの紹介にとどめず、今回作成したガイドラインも直接お客様に紹介し、広めていきたいと思っています!
また、ポスグレ学園の他のワークショップにも参加し、引き続き自身のスキルアップも行おうと思います。
インタビューを受けながら、改めて他部署の方と楽しくスキルアップできる環境があることは幸せだなと思いました!
今回はポスグレ学園から発足したプロジェクト「EDB / PostgreSQL DBチューニングガイドライン作成」についてご紹介しました。
次回は「PostgreSQL DB稼働分析ワークショップ」の担当者にお話を伺います!
ビジネスインフラ技術本部 データベース技術統括部
2010年に新卒入社。市ヶ谷のデータベースの技術部門にて、Oracle Database/PostgreSQLといったデータベース研修の講師/運営/企画を担当。趣味はキャンプ。 ...show more
■本記事の内容について
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