EAI/ETL技術者のブログ

2021.10.12

【HULFTユーザ必見】HULFTでよくある10のお困りごと

安心安全かつ高品質なファイル転送を実現する「HULFT」。
業種問わず様々な企業で導入されているファイル転送のデファクトスタンダードとも言えるツールです。

アシストでもHULFTの取り扱いをスタートしたのですが、HULFTを既にご利用中のお客様からご相談いただく機会も多く、様々なケースでのご相談を承ってきました。
例えば、以下のようなご相談です。

インターネット回線経由でHULFTでのファイル転送をしたい

(お伺いする課題の例)
・ファイル転送のためにVPNや専用線の敷設をするのは費用対効果に合わない
・インターネット経由のためセキュリティ面で不安がある
・ネットワークに詳しい技術者が社内に居ない


HULFTはやり取りするHULFT同士で「ホスト名」にて互いを認識している状態(pingがホスト名で通る状態)が利用の前提となります。
インターネット経由では基本的にホスト名で認識させることが出来ないと思いますので、通常VPNや専用線を敷設して対処しますが、設置コストは勿論、専任の技術者をアサインする必要があるかと思います。
また、インターネット経由での業務データの受け渡しには抵抗がある方も居ると思われます。


HULFTでよくご相談いただくご相談

上記でご紹介した課題含め、他にも以下のようなご相談をお客様の案件対応の中でお伺いすることがあります。


時間内に確実にファイル転送を終わらせたい

(お伺いする課題の例)
・古いバージョンのHULFTを使っており、ファイル転送に時間が掛かる
・時間的な余裕が無く、後続処理含め時間ギリギリになっている


ネットワーク上でのデータ漏えいを防ぎファイル転送したい

(お伺いする課題の例)
・ネットワーク上でのデータ漏えいが不安
・HULFTの運用管理者に仕方なく管理者権限を付与して対応している


HULFTの管理をリモートで行いたい

(お伺いする課題の例)
・HULFTが導入されている端末に毎回リモートでログインして設定・更新作業を
 実施するのが煩わしい。


複数のHULFTを集約管理したい

(お伺いする課題の例)
・HULFTの管理台数が多く、障害発生時どのHULFTで起きた問題なのか特定が大変。
・各HULFTでリモートでログインして逐一ログを確認するので、調査に時間が掛かる。


クラウドストレージにファイルを連携したい

(お伺いする課題の例)
・「Amazon S3」や「Azure Blob」「Google Cloud Storage」等にHULFTで集信した
 ファイルを手動でアップロードしており、手間がかかっている。


高強度な暗号化をしてファイル交換を行いたい

(お伺いする課題の例)
・セキュリティ要件が厳しい顧客とのファイル交換にて、通常のHULFT暗号では
 要件を満たせない場合があり困っている。


データ変換や複雑な処理も行いたい

(お伺いする課題の例)
・ファイル転送の前後処理でDBとのデータのやり取りを含むデータ変換処理をしたい
・データ変換処理まで含め一連の処理で実施したい


他のバッチと一緒にHULFTを動かしたい

(お伺いする課題の例)
・ファイル転送基盤とデータ連携基盤をバラバラに構築しているが、それぞれの基盤で
 実行される処理の稼働や確認を一元管理したい


HULFTの保守窓口がバラバラで統一したい

(お伺いする課題の例)
・HULFTを必要になったタイミングで都度購入していたため保守窓口が異なる
・窓口をまとめて保守してほしい


「HULFTユーザ必見!HULFTでよくある10の困りごと」資料

上記でHULFTに関する「よくご相談いただく課題」を紹介させていただきましたが、
それぞれの「解決策」をまとめて記載した
「HULFTユーザ必見!HULFTでよくある10のお困りごと」をこの度リリース致しました。
以下の画像リンクよりダウンロードいただけます!

HULFTを既にご利用のお客様は勿論、これからHULFTをご検討いただくお客様についても参考となる内容となっておりますので、ぜひダウンロードいただけると幸いです。


執筆者情報:

執筆者 三村高広

三村 高広(みむら たかひろ)

DX推進技術本部 デジタル推進技術統括部

2015年 株式会社アシストに新卒で入社。
「DataSpider」「DMExpress」「HULFT」の提案活動と
お客様支援を実施する傍ら「EAI/ETL技術者ブログ」にて
様々な技術情報を発信します。

関連している記事

  • 業務システムとのデータ連携
2023.08.30

データドリブンを加速させる データ連携・流通の重要性

「データドリブンの実践を加速させるデータ連携・流通の重要性」について解説します。

  • 業務システムとのデータ連携
2022.10.28

SAP ERPと周辺システム連携のよくある課題は?

ERPパッケージとして世界で最も導入されている「SAP ERP」。本記事ではSAP ERPと周辺システムとのデータ連携を検討する際の「よくある課題」をご紹介します。

  • 業務システムとのデータ連携
2022.01.28

データ連携は、ローコード・ノーコード開発が主流?

近年よく耳にするローコードやノーコード。本ページではローコードやノーコードとはどういった手法なのか、データ連携分野におけるローコード・ノーコードの位置づけなど、詳しくご紹介しております。

ページの先頭へ戻る