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2025.05.16

HULFTシリーズの新ラインナップ「HULFT10 Smart Proxy」とは?

HULFTシリーズの新ラインナップ「HULFT10 Smart Proxy」とは?

2024年12月10日に、10年ぶりにHULFTの新バージョン「HULFT10」がリリースされました。

今回HULFTシリーズのラインナップとして、新しく「HULFT10 Smart Proxy」と「HULFT10 API Gateway」がリリースされましたので、この記事では「HULFT10 Smart Proxy」についてご紹介します。


HULFT10 Smart Proxyとは

HULFT10 Smart Proxyは、セキュアなHULFT転送の中継機能に特化したインターネット対応プロキシです。
HULFT10 Smart Proxyには、以下二つの機能があります。
・インターネット経由のHULFT通信の中継
・Web APIでHULFTへの要求発行
それぞれの機能についてご紹介します。

インターネット経由のHULFT通信の中継

HULFT10 Smart Proxyのサーバーモジュールで、HULFT間の通信を中継する機能です。
HULFTをインターネット経由で通信するときに、HTTPSで通信することでセキュアな通信が可能になっています。


Web APIでHULFTへの要求発行

HULFT10 Smart ProxyのWeb API(REST API)を使用してオンプレミスのHULFTに配信要求や送信要求などを依頼する機能です。
クラウドなどの外部ネットワークからHULFT10 Smart Proxyを中継して、オンプレミスにあるHULFTに対して、配信要求や送信要求などのアクションを依頼できます。
クラウドサービスで起きたイベントを起点に、HULFTへ要求をかける等の連携で利用いただけます。
例)S3にファイルが置かれたことを検知して、HULFTへ配信要求を送る。


HULFT-WebConnectとの違い

インターネット経由でHULFTの集配信をするときの方法としては、Smart Proxyを利用する方法以外にHULFT-WebConnectを利用する方法があります。
HULFT-WebConnectとHULFT10 Smart Proxyの違いは、「パッケージ形式」か「サービス形式」の違いです。
・HULFT10 Smart Proxy:パッケージ形式
・HULFT-WebConnect:サービス形式


HULFT10 Smart Proxyはパッケージ形式のため、オンプレミス環境やDMZ等に自由に構築が可能です。
そのため、自社の環境内で運用管理をすることでサービスの仕様に左右されない個社個別の設定を行うことが可能です。


まとめ

HULFT10 Smart Proxyについて概要や機能についてご紹介させていただきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。

API Gatewayについては、別の記事で紹介していますので、気になった方はぜひご確認ください。

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HULFTシリーズの新ラインナップ「HULFT10 API Gateway」とは?

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また、以下サイトではHULFT10についての情報をおまとめしております。
こちらも併せてご確認ください!

執筆者情報:

執筆者  鮫島 颯

鮫島 颯(さめじま はやて)
DX技術本部 DX技術統括部 DI技術部
2021年新卒でアシストへ入社。
入社以来、データ連携製品のフィールド技術者として従事。
趣味は旅行。

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