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2018.02.14

EAIとETL、その違いってそもそもなんでしょう?

EAIとETL、その違いってそもそもなんでしょう?

目次
▶EAIとETLの成り立ちと仕組み
▶EAIとETLの守備範囲の違い
▶EAIツール、ETLツールの選定に迷ったら…


こんにちは!マーケティング担当の寺田です。

今回のテーマは「EAIとETLの違い」です。

EAIとETLは、共に「ある目的のためにデータを処理する」ための手段です。
なので、できること(機能)としてはとても似ていたりします。
世の中には多くのEAIツール、ETLツールが存在しますが、
このブログではツールの機能面の違いを比較するのではなく

・EAIとETLのそもそもの成り立ちや仕組みの違い
・EAIとETL、それぞれどのような特性があり、どのような業務に向いているのか
・自社でツールを選定することになった時に必要となるポイント


などを解説していこうと思います。


EAIとETLの成り立ちと仕組み


どちらもEから始まる英語3文字ですが…

EAI連携イメージ

直訳すれば「企業内アプリケーション統合」です。企業内のさまざまなシステム間でビジネスプロセスやデータを連携させるための仕組みや技術を指します。1990年代終盤、企業内のシステムやアプリケーションが組織や業務ごとに個別最適化されて乱立したことにより、システム/アプリケーションをまたがったデータの把握ができない…、という課題が浮き彫りになり、それを解消するために登場したのが「EAI」でした。EAIはデータをつなぐ「HUB」の役割を果たすので、既存のシステムやアプリケーションを活かして必要なデータだけを連携できるというのが利点です。


ETLプロセスのイメージ

その名の通り、データ抽出(Extract)→データ変換(Transform)→データロード(Load)、というデータ統合処理の各工程を表したものです。その歴史はメインフレーム全盛期の1970年頃に始まっていますので、「レガシー感」を抱く方も多いかもしれません。
しかし、ビッグデータやIoTなどトレンドワードに代表されるように企業が扱うデータの量や種類が増え続けるいま、実はETLの価値が見直されているのです。

EAI、ETLの成り立ちや仕組みにも違いがあるようだ、とわかったところで、
次はそれぞれが得意とする“守備範囲”の違いについて見ていきます。


EAIとETLの守備範囲


EAIとETL、それぞれの守備範囲をマッピングするとこんなイメージです。

EAIとETL、その特性による守備範囲の違い

「データ量が 多いか・少ないか」
「データを処理するタイミングが イベント指向か・バッチ指向か」

この2つが、EAIとETLを使い分けるためのポイントです。

EAIは...

イベント指向での処理を得意とするため、必然として1回のデータ処理におけるデータ量は多くはありません。複数システム間のビジネスプロセスやデータを連携させるという目的と、リアルタイム性が求められやすいという背景から、処理されるデータ量は限られる傾向にあります。

データを「つなぐ」ことに長けているEAIは、

●マスター連携
●受注処理や在庫の引き当て
●ExcelやAccessでのマクロ処理の置き換え


このような用途に幅広く利用されています。
EAIツールには、データやアプリケーションと連携するためのアダプタが豊富なことも、いろいろなデータソースと連携を可能にする要素の1つです。


ETLは...

一方、ETLはバッチ指向での処理を得意とするので、大量データの処理に向いています。「AM4:00までにその日に蓄積された大量データを処理しなければならない」といった、明確な期限のあるミッションクリティカルなデータ処理がその代表です。

データを「統合」することに長けているETLは、

●請求データなど締処理
●DWHやDMへのデータ統合処理


など、いわゆる「バッチ処理」に向いています。
バッチ処理の開発に伴う開発生産性と保守性の向上がETLツールを利用する上での大きなメリットになります。ツールによっては、データ処理を効率的に行うエンジンを搭載しているものもあり、パフォーマンスチューニングなどのスクラッチ開発に伴う課題をツールが解決してくれる場合もあります。

ちなみに、この両者、とてもとても平たくいうとこんな分類かなぁと。(個人的な分類ですが)

EAI・・Amazonでの宅配
   (軽いもの(時には重い物もありますが..)をすぐ届けてくれる!気軽に利用できるのが良いところ。
    新しくて勢いのあるサービス。)

ETL・・引っ越し屋さん
   (大切な家具や家財を運んで新居に配置してくれる。決まった日に実行に移すというバッチ感がある。
    むかーしから生活には欠かせないサービス。)


EAIとETLの違いについて、イメージを持っていただけたでしょうか?


EAIツール、ETLツール、選定に迷ったら


EAI、ETL分野のお話をしましたが、どちらも目的があってデータを処理するための「手段」なので、EAIとETLで明確なラインを引くのは難しかったりします。

データをつないだり、統合したりする要件が出てきた時、どういうツールを選んだら良いのか…
たくさんあるものの中から最適な選択をするのは、いつだって難しいですよね。
(この時期、コンビニでチョコを選ぶのさえ迷いに迷います、ワタシ。。)

そこで、EAI、ETL、どちらの分野のツールも扱う弊社ならではの「解決策」をまとめた資料をご紹介します。
その名も「データ連携ツールはじめての検討」です!

データ連携ツールを初めてご検討される方に向けた資料で、
「自分たちに合っているのは(必要なのは)EAI?ETL?」
と迷った際に、ポイントを整理しながら見極めていただくことができます。

さらに、この資料にはワークシートが付いていて、7つのポイントを軸に実際にシートに書き込みながら整理できてしまうんです!

要件整理のための7つのポイント

実はこの資料、半年間で450ダウンロードを超えるとっても人気の資料!
一人でも多くの方に届くといいな、と制作側の思いを込めてブログでも宣伝させていただきました。

EAI、ETLの違いについてもっと詳しく知りたい、などデータ連携に関するご相談ごとがありましたら、どうぞお気軽にアシストまでお問い合わせください。


執筆者

2001年アシスト入社。
BI製品のSE、プロダクトマーケィングを経て、現在はDataSpiderを始めとする
データ連携製品、BI製品のデジタルマーケティングを担当。

息子のリクエストで飼い始めた熱帯魚が最近の癒やし。

執筆者

寺田 和歌子(Wakako Terada)

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