2024年12月10日に、10年ぶりにHULFTの新バージョン「HULFT10」がリリースされました。
今回HULFTシリーズのラインナップとして、新しく「HULFT10 SmartProxy」と「HULFT10 API Gateway」がリリースされました。
この記事では「HULFT10 API Gateway」についてご紹介します。
HULFT10 API Gatewayとは
HULFT10 API Gatewayは、Web画面やREST APIを利用して複数HULFTの統合管理をするミドルウェアです。
通常、HULFT単体では個々のサーバーにログインして管理画面を操作する必要がありますが、HULFT10 API Gatewayを使うことで、管理画面から複数HULFTの管理情報や集配信履歴を確認したり、API経由で要求発行のリクエストを実行することができます。
以降の章では、Webブラウザー画面のイメージと、REST APIでできることをご紹介します。
HULFT10 API Gateway~Web画面イメージ~
こちらがAPI Gatewayログイン後の画面です。
各サーバーのHULFTのホスト情報を登録して一覧で管理します。
フォルダ機能やラベル機能が搭載されていて、分かりやすく管理することができます。
登録したホストの転送状況を一覧で参照することが可能です。
「転送中」「完了」「失敗」など、ステータスを絞って確認することもできます。
各ホストに「接続」することで、集配信状況や管理情報の確認が可能です。
集配信状況の画面では、転送IDのリンクから、実行結果の詳細を確認できます。
また、画面上で配信・送信要求をかけることも可能になっています。
HULFT10 API Gateway~REST API活用~
HULFT10 API GatewayのWeb APIを利用するためには、作成したユーザーに対してアクセストークンを発行する必要があります。
リクエストURLで利用する「ホストID」や「転送ID」は、API GatewayのWeb画面から取得できます。
API GatewayからHULFTに対して実行できるリクエストとして、以下のカテゴリーのWeb APIが用意されています。
各APIやパラメーター等の詳細は、以下のリンクからご確認ください。
HULFT10 API Gateway WebAPI リファレンス
HULFT Managerとの違い
HULFTシリーズの製品の一つに「HULFT Manager」があります。
HULFT Managerも、各ホストに導入されているHULFTを集中管理するための製品ですが、API Gatewayとの主な違いは以下のとおりです。
- 管理コンソールの違い
HULFT Managerは、各ホストごとにコンソールを起動して操作・確認を行います。
API Gatewayでは、ブラウザー画面で複数ホストの転送状況を一覧で確認できます。
- Web APIでの管理
HULFT Managerは、コンソール画面で各ホスト情報を管理します。
API Gatewayでは、ブラウザー画面に加えてWeb APIでの制御が可能です。
API Gatewayは製品名にもあるとおり「Web API」での管理・制御を強みとしています!
汎用的なAPIを用いて管理できるため、IT技術者確保のハードルが下がることも嬉しいポイントです。
まとめ
HULFT10 API Gatewayについて、概要や機能をご紹介させていただきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
Smart Proxyについては、別の記事で紹介していますので、気になった方はぜひご確認ください。
記事の埋め込み
また、以下サイトではHULFT10についての情報をおまとめしております。
執筆者情報:
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DX技術本部 DX技術統括部 DI技術部
2017年新卒でアシストに入社。
西日本地区のデータ連携製品のフィールドエンジニアとして、提案・技術支援を担当。