アシストのブログ

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2020.06.16

新型コロナが変えた就活
Web面接から変化の仕掛け方を学ぶ!

新型コロナが変えた就活 ~Web面接から変化の仕掛け方を学ぶ!~


政府指針による就活開始日である3月1日を前に感染が広がった新型コロナ感染症は、採用活動にも大きな影響を与えました。会社説明会やインターンシップ、各種就活イベントはいずれも中止となり、説明会や採用面接をWebで実施する企業も増えました。

多くの情報は採用ページや企業のWebサイトに記載されていますが、エントリーシートや写真で「人となり」の理解が出来ないのと同様、それだけで企業の本質を伝える事は出来ません。アシストの採用活動では、お互いの評価ではなく相互理解を目指しており、採用活動を通して就活生と選考に関与しない多くの社員との交流にも重点を置いています。故に、3月末までは感染予防対策をとりながら対面での採用活動を行っていましたが、4月の緊急事態宣言の発令を受けて選考休止という選択をしました。

選考休止中も、オンラインでの採用活動は続く


もちろん選考休止と共に時間や就活生の不安な気持ちが止まることはあり得ません。対面は叶いませんがオンラインで相互理解に振り切った採用活動を継続しました。コロナの影響で出来る事が少なくなったと感じるのは企業都合。就活生の多くは唐突に時間を持て余している状況でした。その時間を借りて、新卒採用チームやサポーターが総出でアシストと接触のある就活生全員と電話やWeb面談で1対1の対話を重ねました。また、業務実態を伝えるオンラインセミナーを追加実施しました。
※アシストでは新卒採用専任者による募集・選考活動に加え、現場の社員が学生さんを入社までフォローする「サポーター制度」をとっています。

オンラインセミナーは全部で5種類、「IT業界とは」「IT業界におけるアシストの位置づけ」そしてアシストの職種である「営業」「フィールド」「サポート」の紹介では、現場の社員が登場し、話をしてもらいました。社員も全員自宅からオンライン参加です。チャットで受けた質問に答える時間も含めて約1時間、毎回40名~60名の学生さんが参加しました。

「ただ待っているだけなんてもったいない。企業側ももどかしいけれど、学生さんも不安に違いない。アシストがどんな会社か、会わないで伝えられる方法はないだろうか?とチーム内で検討を重ねて作ったオンラインセミナーです。企画から実施までわずか3日という短期間で、メンバー全員で役割分担をし、とても良いコンテンツに仕上がりました。」(新卒採用チームの沼崎純子さん)

セミナーの様子


学生のために、オンラインでの選考再開を決断


しかし長引く緊急事態の中でついに4月27日、Web面接での選考を決定しました。

「採用活動が止まった1ヵ月半、選考中の学生さんには最初は電話でのフォロー、途中からオンラインセミナーを開催したことで相互理解が深められた実感はあります。面接は対面でと思っていましたがこれ以上長引かせると学生さんにとって一生を決める大事な機会に影響が出てしまう、ということでの決断でした。」と言うのは、営業での活躍を買われ今年の新卒採用チームリーダーに抜擢された石井雄輔さん。
※学生に現場のリアルを伝えるために、アシストでは現場社員が2年間限定で人事に異動し、新卒採用を行っています。

「Web面接をするだけなら簡単ですが、どうせやるならプラスアルファをしたくなりWeb面接を実施した際に起こり得る事を徹底的に調査しました。学術的なことから実際に選考途中の学生さんへの経験ヒアリング、面接官へのアンケート等々。より良い採用活動にするために選考途中の学生さんにもヒアリングしてしまう辺りがとてもアシストらしくて好きです(笑)。一番工夫したのがWeb面接でも複数の社員に接してもらう仕掛け作りでした。疑似的に来社頂いた時と同様の流れをたどれる様に、オンライン会議ツールの参加者を小グループに分けるブレイクアウトルーム機能を利用しました。自分のリズムで過ごす空間(受付)、サポーターと談笑する空間(控室)、面接官との空間(面接室)、控室、受付、退出という流れを演出しました。」(石井さん)

面接日程を組む際には、他社選考との兼ね合いや承諾期限など学生さん側の都合も取り入れて、優先順位を設定したと言います。面接官/現場社員を含めると、採用関係者は100名超。短い準備期間でしたが新卒採用チームの「やってみよう!」という前向きな雰囲気の中で、5月19日からWeb面接が始まりました。

自ら変化を愉しむことが、“超サポ愉快”を作る


コロナ騒動の中で様々な変化を余儀なくされましたが、ここで学ぶべき事は環境に順応するのではなく、自ら変化の仕掛け方を考えることだと石井さん。「面接や営業は対面で行うのが絶対神話で、それを変えるなんて考えたことはありませんでした。でも今回の経験で、変化に対するアレルギーがなくなりました。今までやってきたことができない、だからこそ新しい、別のやり方が試せる。アシストは一からシステムを開発するのではなく、パッケージソフトを提供している商社だからこそ、スピード感をもって変化に対応できるというメリットがあります。営業に戻ってからも、積極的に新しい仕組みを考え、自ら変化を仕掛けていきたいですね。」

アシストの採用活動では内定まで7回くらい来社が必要で、説明会に参加できないと選考に入ることができません。説明会を対面とWebで行うという選択肢を提供することで遠方の学生さんの時間と費用の節約になり、またWebなら地域に縛られず全国に対して一度に実施することができるため、アシストにもメリットがあります。コロナが収束したら以前の活動に戻るのではなく、アシストは常に学生さんのベストを考えて新たな採用活動の仕組みを作っていきます!

(新卒採用チームメンバー:左上から、石井雄輔、廣友也、佐伯竜輔、沼崎純子、大里大輔)

(新卒採用チームメンバー:左上から、石井雄輔、廣友也、佐伯竜輔、沼崎純子、大里大輔)

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