アシストのブログ

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2020.06.19

新型コロナによる、物理的距離を埋める
~まだ見ぬ仲間に寄り添う心~

新型コロナによる、物理的距離を埋める ~まだ見ぬ仲間に寄り添う心~


3月初旬にはこれほど大きな影響が出るとは思えなかった新型コロナ。日増しに感染者が増加し、新入社員の門出となる4月1日の入社式を延期するという苦渋の判断をアシストが下したのは3月30日のことでした。

自宅待機になった新入社員に対し、何ができるか


新しい生活に夢を抱き、これから始まる社会人としての一歩を踏み出そうとしていた新入社員41名は入社初日から自宅待機となったのです。はからずも出来た時間で、自習と社会人への準備を重ねるようにと言うのは簡単ですが、生活、環境、仕事の全てにおいて、先の見えない状況に陥る不安は計り知れません。

その様な状況下において、誰からの指示でもなく動き出したアシスト社員達がいました。ちょうど約1年前、新入社員たちが就職活動をしていた時に、新卒採用およびサポーターとして活動していたメンバーたちです。彼ら彼女らは新入社員の対応業務にあたっていたわけではありません。しかし新型コロナの影響で「入社式が延期になるかもしれない」「研修も延期になったので、(地方の学生は)帰省しなさい」といった状況に置かれた新入社員を心配して、内定者用に設けていた連絡ツールを使いたいと声を掛けてくれました。限られた機能を駆使して一人一人に入社を歓迎するメッセージを送ったり、会社内の状況をつぶやく掲示板を作成したり、新入社員たちが少しでも会社との関わりを意識し、それを継続させる働きかけを行ったのです。

サポーターと新入社員の掲示板でのやり取り

サポーターと新入社員の掲示板でのやり取り

広がる新入社員たちへのメッセージ


まだ見ぬ仲間たちに対する気持ちはさらに広がりをみせます。直近の先輩からの「顔が見えるメッセージ」を届けてはどうかという発案がきっかけとなり、今の仕事や新入社員へのメッセージを任意で募ったところ、入社2年目/3年目ほぼ全員からメッセージが送られてきました。新入社員たちが少しでも身近に感じられるように、先輩社員の入社当時に作成された『AFMIT』から、面白おかしく自己紹介をしている学生時代の写真を添えて、毎日10人ずつくらいの暖かいメッセージを届けました。
※新入社員を紹介する社内誌

同じように全国の部門マネージャーたちからも新入社員にメッセージが寄せられました。歓迎の言葉、自部門の紹介。まだ見ぬ先輩たちのヒューマンドラマなどをとりまぜ、工夫をこらしたメッセージの数々。アシストでは、新入社員の研修期間中に具体的な配属先が決定されるので、現場で働く先輩社員やマネージャーは特定の新入社員を意識する事はありません。ですから新入社員全員を受け入れる感覚で、社員たちも自宅からたくさんのメッセージを送りました。

2年目社員から新入社員へのメッセージ(一部抜粋)

2年目社員から新入社員へのメッセージ(一部抜粋)

先行きが不透明でも、常に愉しむ逞しさを


4月13日、ようやく新入社員にPCが送付され翌日からオンライン研修が始まりました。これまで対面で行っていた研修を全てオンラインで行うとなると当然課題に直面します。41名を一同に進めることは難しく、研修は小グループや個人に分かれたワークが多くなり、集合研修では当たり前であった同期間の交流や雑談すらままなりません。この状況に立ち上がったのは既に新入社員の全員と繋がっていた新卒採用チーム。夕方からの時間でオンライン懇親会が約2週間に1度開かれました。ここでもオンラインの壁があり多くても5~6人しか同時に交流を持つことが難しいので、全員にテーマを出してグループ分けをし、また戻って全体の共有をするなど様々な工夫がなされました。最初は自己紹介、徐々に他己紹介や在宅ならではの思い出の品トーク、仲が深まってきた頃にはゲーム制をもたせたクイズ大会なども行いました。

オンライン懇親会の様子

オンライン懇親会の様子

自宅待機から2ヵ月。新入社員たちは6月1日、初めて出社して顔合わせをしました。コロナ禍によって変化や制約を余儀なくされながらも様々な工夫をし、素早い対応でまだ見ぬ仲間たちの不安を取り除くために奔走した先輩社員や新卒採用チーム。誰も経験したことのない事態だからこそ全員がスタートラインで、今までやってきたことができないなら、新しいことをやるしかないと常に前向きに愉しみすらしていました。

7月17日には延期されていた入社式が執り行われます。先行きが不透明な時代ですがどのような厳しい状況下でも前向きにとらえ、チームワークで難局を切り開いていく逞しさを先輩たちから学んでください!

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