- 取り組み紹介
社員の“学びたい”を応援するアシストの資格取得支援制度
働きながらのスキルアップは簡単ではありません。時間や費用、学習の継続などの面から挑戦のハードルが高いのではないでしょうか。アシストでは、そんな挑戦を後押しするために「資格取得支援制度」を設けています。
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アシストでは、2025年10月3日〜4日の2日間にわたり、「第4回 マイスターハッカソン」を開催しました。今回のテーマは「AIエージェントを利用した新たなビジネスやサービスの企画・開発」。部門横断で集まった20名の技術者が、1チーム3~4名の6つのチームに分かれ、課題解決を意識しつつ、仲間と協力しながら最新技術への理解を深めていきました。
マイスターハッカソンの定義や開催時の工夫点、そして当日の様子をご紹介していきます!
アシストには、次世代をリードするために認定する「高度な専門技術を持つトップ技術者(高度技術者)」を指す「マイスター」という社内称号があります。マイスターハッカソンは、このマイスターが中心となって企画・運営する、部門横断の社内ハッカソンイベントです。
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このハッカソンでは、参加者のスキルは問いません。「技術へのチャレンジ精神」さえあれば、誰でも参加できます。最新技術を実際に「使う」ことで、スキル向上や他者理解、技術習得を深められる場を目指しています。
今回参加した20名は、東京勤務の技術者が約6割、その他地域の技術者が約4割でした。また、初参加という方も多く、複数回参加しているベテラン勢は4名ほど。部門や地域、経験年数を超えて、多様なメンバーが集まりました。
アシストでは、技術部門の全国組織化に伴い、技術者同士のつながりが部門の壁だけでなく地域でも分断されやすくなっている現状があります。日々の業務も担当領域に閉じがちで、その結果、技術力の研鑽や知見の獲得が担当技術分野の範囲にとどまってしまう傾向にありました。そこで、新しい技術に触れ、刺激を得られる場があれば、技術者としての視野が広がるはずと考え、2023年からこのマイスターハッカソンを開催するに至りました。
また、キャリアを重ねるほど日々の業務で受ける刺激が似通ってくることもあります。10年、20年と同じ技術に向き合っていると、どうしても興味が薄れたり、不満が溜まりやすくなったりすることもあるでしょう。自分の視野を広げる体験になりそうだと思える機会があれば、モチベーションの維持につながるのではないか。そんな期待も込めて、マイスターハッカソンを継続しています。
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マイスターハッカソンは、これまでに3回開催されており、毎回テーマが異なります。今回のテーマは「AIエージェント※」でした。
4回目を開催するにあたり、これまでの運営を踏まえ、工夫したポイントは2点ありました。
1点目は、同じ宿泊施設で過ごすことです。マイスターハッカソンは2日間にわたって開催されます。以前は、宿泊施設を自身で手配してもらっていたため、1日目が終了した後、その場で解散となり、ハッカソンへの集中が途切れてしまうことがありました。そこで今回は、全員が同じ宿泊施設に泊まれるよう手配し、また、夜遅くまで談話室を開放することで、自由に議論や交流ができる環境を整えました。
2点目は、年代を揃えたチーム編成にしたことです。過去の開催では、若手とベテランが一緒になるようにチーム編成を行ってきました。しかし、若手メンバーが開発作業ではなく、資料作成などのサポート役に回ってしまうケースが見られました。そこで、今回は年代を揃えてチームを編成することで、全員がフラットに開発に携われるチーム編成としました。実際、これらの工夫が功を奏して、各チームメンバーが積極的に関わり合う姿が見受けられました。
また、これまでのルールを踏襲していることがあります。それは、必ずハッカソンネームで呼び合うことです。開催は平日も含まれるため、業務のことが頭から離れず、ハッカソンに集中できない可能性があります。そこで、ルールとして、自分の名前や普段のあだ名とは全く違うハッカソンネームをつけてもらうようにしています。普段の業務をしている自分とは切り離して考えられる状態にして、別人としてハッカソンに取り組んでもらえるようにしています。
ハッカソンは、10月3日(金)の午前中から始まりました。
オープニングでは、タイムチャートや発表方法、審査方法についての説明が行われ、その後チームビルディングの時間として昼食タイムが設けられました。
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昼食後、本格的な議論と開発がスタート。進め方は各チームで異なります。サービス画面を作りながら考えるチーム、企画を練ってから開発するチームなど、それぞれのスタイルで取り組んでいきます。
利用するツールは自由ですが、今回は多くのチームがワークフロー自動化ツール「n8n」を活用して、APIでデータを連携しながらAIエージェントの構築を進めていました。
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最初はどのチームもさくさくと進んでいましたが、次第に課題に直面するチームが増えていきました。「認証系がうまく回らない!どう調整しようかな」「ツールならではの癖がありますね、GPT4では動くのに5では動かないのか」「分岐設定悩ましいですね……ちょっと相談してもいいですか?」など、試行錯誤しながら課題を突破していきます。別のチームにアドバイスをもらいに行く姿もありました。
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時間の経過とともに、参加者がどんどん熱中していく様子が印象的でした。画面に向き合い黙々と集中するチームがある一方で、チーム内で活発に議論を交わす姿も見られます。普段は異なる部門で働くメンバーが、技術という共通言語を介して自然に協力し合う光景に、この取り組みの価値が体現されていると感じました。
あっという間に時間が経過し、中間報告を終えて1日目は終了。各チームが「まだ全然完成してない」と焦る反面、実際に触ってみることで「AIって本当になんでもできてすごい」と驚きの声も挙がっていました。
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その後は、懇親会が開かれ参加者同士が交流を深めました。
2日目は、午前中から引き続き開発作業を行い、最後の追い込みをかけました。「実装したい機能が搭載しきれない」「なんとか形にはなったけど、あと1日欲しかった」という声も。前夜の懇親会で熱いトークを交わしたメンバーたちも、時間ギリギリまで開発に集中している姿が印象的でした。
午後からはいよいよ成果発表会です。各チームが制作したAIエージェントサービスの内容、実装レベル、独創性などを審査員が評価し、最優秀賞作品を決定します。発表の形式や時間は当日伝えられるというルールもあり、緊張感が漂っていました。
今回のハッカソンも、バラエティに富んだAIエージェントが発表されました。
各チームが開発したAIエージェントはこちら!
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役職者で構成されたAチームでは、業務課題の解決に直結するサービスを開発し、中堅のBチーム、Cチーム、Dチームは私生活を豊かにするサービスを開発しました。また、若手のEチームとFチームは、それぞれ違いはあるものの、飲み会の幹事や調整の手間を解消するサービスとなっており、年代ごとに普段抱えている課題感がどこにあるか顕著に出ていて、非常にユニークな発表となりました。
そして結果発表!最優秀賞は「Oshi-Navi」を開発したDチームでした!
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受賞した、とめぃとさん、はむこさん、タコジさん(ハッカソンネーム)おめでとうございます!
最優秀賞作品のほかにも、YUKAIチームワーク賞を受賞した「俺物語」を開発したBチームの皆さん。
動く成果物賞を受賞した「HoliDAI」を開発したCチームの皆さん、おめでとうございます!
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発表が終わり、参加者からはこんな感想が寄せられました。
「技術を介したつながりを創出し、最新技術への挑戦機会を提供する場として、より多くの技術者に参加してもらえるイベントに成長させていきたい」。そんな運営側の想いを、しっかりと体現できたように感じますね。今後も継続してマイスターハッカソンを開催していく予定ですので、次回の開催をぜひお楽しみに!
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取材に伺った際、チームで議論しながら開発に取り組む姿を見て、「技術って、人と人をつなげられるんだな」とぐっときました。 |
働きながらのスキルアップは簡単ではありません。時間や費用、学習の継続などの面から挑戦のハードルが高いのではないでしょうか。アシストでは、そんな挑戦を後押しするために「資格取得支援制度」を設けています。
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アシストは社員の貢献を「業績報奨金」などのインセンティブ制度で還元し、社員旅行や食事会を通じてチームワークや組織の一体感を醸成しています。「個人よりチームプレーヤー」を重視し、社員主体で運営される交流施策が特徴です。