アシストのブログ

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2026.01.22

現場の知恵、ここに集結 ── アシストテクニカルフォーラム2025に込めた想い


アシストでは、お客様に「本当に役立つ情報」をお届けし続けるため、全社を挙げた2つのイベントを毎年開催しています。1つはお客様のIT活用事例を発信する「アシストフォーラム」、もう1つは技術情報を発信する「アシストテクニカルフォーラム(以下、ATF)」です。

今回は、ATF2025リーダーの谷岡 龍一さん、サブリーダーの秋月 潤さんに、ATFの意義やテーマに込めた思い、運営の工夫、そして成果について伺いました。


Profile

谷岡 龍一
ATF2025リーダー
営業職として約20年活躍後、現在は経営企画本部 広報部に所属し、ファンエンゲージメントを向上する施策の企画・実行を担う。営業経験に基づく徹底した顧客視点で、ATFを「お客様と社員の双方が満足できる場」として再設計。過去を振り返り改善点の洗い出しからテーマ設定、講師役である技術職の巻き込み、新たな取り組みをリーダーとして推進。



秋月 潤
ATF2025サブリーダー/ATF2026リーダー(予定)
運用管理製品やセキュリティ製品をはじめ、インフラ技術やプリセールス技術部隊のマネージャーを歴任。現在は、ビジネスインフラ技術本部に所属。ATF2025では「現場の知恵」をお客様にとって本当に役立つ情報へ昇華するための設計・品質管理をリード。次年度のリーダーとして取り組みを継承し、「さらに発展させる!」との意気込みを表明。


ATFとは ── アシスト独自の技術情報発信の「場」


── まずは、ATFの開催意義をどのように捉えていますか?

谷岡さん:

ATFは、技術動向やアシスト独自の検証結果、アシストが提供するソリューションの活用法などを伝える「技術の祭典」です。お客様に課題解決の取り組みや成果を発表していただく事例の祭典「アシストフォーラム」と対を成す、アシストにとって非常に重要な場だと考えています。約15年の継続開催を通じて「ATF」という名称も浸透してきました。特定の取扱製品の資料を使ってお客様と会話するのとは違い、案内状を見ながらの会話を通じて、自然にお客様のご興味や関心事を伺うことができます。

秋月さん:
ATFとアシストフォーラムの成果のサイクルが生まれると良いですよね。ATFでは、技術の最新情報や方法論、ツールの活用法を伝える。それをヒントに実践されたお客様に、アシストフォーラムで成果の証明をしていただく。その講演を聞いた他のお客様が、さらに実践される。この循環でお客様のビジネスを支えるのが、アシストの理想形です。


ATF2025のテーマ「現場の知恵、ここに集結。」


── テーマに込めた思いは何でしょう。

谷岡さん:
テーマは「現場の知恵、ここに集結。」です。お客様のために本当に役立つ情報を届ける、という原点回帰の想いを言葉にしました。私が営業時代に、お客様から「ATFにはアシストならではの味がある」と言っていただいたことがあります。開発元とは異なる公平な視点での独自検証や、公式発表に載らないような小さなTipsなどの細かい情報、そうした現場の技術職の泥臭い頑張りを、お客様にとって有益な価値に変えてお届けしたいのです。

秋月さん:
ATFは、アシストの日々の活動そのものの表現でもあります。複数・多分野かつ網羅性のある技術情報を一挙にお届けできることは、アシストならではの強みです。セッションの講師は各分野の技術者が担い、「1年間の集大成・報告の場」として社内的にも重要な機会になっています。最近では、期待のホープが講師を担当することも多いですね。

── ATF2025ではどんなセッションを用意したのですか。

秋月さん:
アシストフォーラムで先行発表いただいた活用事例の「技術要素」を、アシストが深掘りして解説するセッション、各製品の最新バージョンの検証結果報告、世界中から集めた国内外の最新技術、顧客支援から見える傾向や現状分析など、社内の日々の活動を集大成してお届けしています。
入門編の「今さら聞けない」シリーズから、実践・解説編まで、状況に応じて選べるよう、「現場の知恵」として慎重にラインアップしました。


谷岡さん


ATFを支える体制と工夫


── ATF2025の推進体制を教えてください。

谷岡さん:
最終意思決定を行う役員(イベントオーナー)の下、各分野の技術部・営業部の部長クラスで構成する「事務局」が企画を担い、現場技術・営業・広報で構成する「実行・推進班」が具現化を担います。企画と実行が組織の壁で分断されないよう、事務局に上位層の部長クラスが参加し、意思疎通の密度を高めました。

── お客様や社員のエンゲージメントを向上するために工夫されたことはありますか?

谷岡さん:
今年は社内向けを意識して、アワードや掲示板での称賛、お疲れ様会(アフターパーティー)を開催して感謝を伝えることを徹底しました。営業担当からは「お客様が『有益だった。参加して良かった』、と喜んでくださった」というお客様からのフィードバックを披露するひと場面もあり、その場の関係者の雰囲気が明るくなりました。

秋月さん:
講師には名刺・署名・SNSに掲示できる「キャリアバッジ」を配付し、専門性と信頼を対外的に示せるようにしました。全社員が参照できる人事システムにも講師歴を登録し、キャリアとして残せるようにしています。「今、案件でうちに来てくれているあの人が講演するんだ!」という親近感をお客様に感じていただけるよう、ウェブサイトに講師の顔写真を掲載しました。


キャリアバッジ

キャリアバッジ


── セッションを作る上で工夫された点もありますか?

谷岡さん:
セッション時間は“長すぎず短すぎない”45分に統一しています。オンライン開催でも飽きずにご参加いただけるようインタラクティブ性を補うために、リアルタイム投票ツール「Mentimeter」を採用したり、講師2名での掛け合い形式を取り入れるなどセッションごとに工夫しました。
申込サイトに関しても、28あるセッションから選びやすいよう、AI・運用・セキュリティなどのキーワードで絞り込む機能を実装しました。

秋月さん:
今回、各セッションで発信する内容を「リアルな経験が生む、信頼の情報」としましたが、この言葉をただ伝えるだけでは少し抽象的で、到達すべき品質水準がばらつく心配が残りました。そこでセッション担当に周知する前に、「リアルな経験」「信頼の情報」とは何かを事務局メンバーが各々で自分の言葉に直した後、再度集まり共通言語化する、という一連の作業を行いました。こうしたプロセスを通じて、セッションの講師や担当者にも、事務局側の意図や想いが伝わるようにしました。

「リアルな経験が生む、信頼の情報」を具体化したものが、以下の内容です。

  • 高い腹落ち感や納得感がある
  • お客様が自身の業務に紐づけて応用できる
  • お客様が周囲の関係者と共有したくなる
  • お客様が留意すべきことが明確になっている

秋月さん


ATF2025の成果と反響

以上のように、「お客様のために本当に役立つ情報を届ける」という原点回帰の想いで開催したATF2025は、全28セッションにわたり延べ4,462名のお客様にご参加いただきました。現場のリアルな体験や地道な検証の解説に加え、講師の話し方も含めて、「分かりやすい」「聞き取りやすい」といった声を多くいただきました。また、リアルタイム投票を取り入れたインタラクティブな参加体験も高く評価され、セッションの満足度は「参考になった」「大変参考になった」を合わせて95.6%という高い水準となりました。

社外からの評価に加え、社内アンケートでもポジティブな声が数多く寄せられました。営業部門からは、「お客様から『他のウェビナーとは一味違う』とコメントいただいた」という喜びの声や、技術者からは、「自分の手で検証した情報をお客様に届けるのは貴重な経験だった」という感想がありました。


次の進化へ ── ATFの未来


最後に、お客様と社内関係者に向けたメッセージを聞きました。

谷岡さん:
今後の方向性としては、オンライン開催で培った強みを生かしつつ、対面開催ならではの価値も再検証していくことが挙げられます。具体的には、会場でしか得られない参加者の生の反応や、デモブースでの体験などをどのように組み合わせれば、お客様にとって最適な体験になるのかを見極めていきます。また、社内においては、現場の企画担当や登壇者だけでなく、上位層を含めた全社的な参画意識をさらに高め、会社全体としてATFに取り組む体制を一層強化していきます。

お客様にも社員にも、ぜひ全セッションを見てほしいです。アシストの現場の熱量を起点に、ネット検索では得られない情報をお届けします。

秋月さん:
「お客様の役に立つ」というポリシーは不変に、前年踏襲にとらわれず挑戦を続けていきます。製品起点ではなく、お客様の課題や体験価値、そしてアウトカム志向の「コト発信」を一層磨き上げます。アシストでは毎年、総勢約50名のメンバーが、半年ほどかけてATFの準備をしています。技術者が発信したい情報を、お客様が「知りたい」と思える価値にして、来年も必ずお届けします。


── お客様への情報提供の場であると同時に、社内の技術者や営業にとっても、成長と挑戦の機会として機能するATF。これからも、お客様とともに未来のIT活用を作る挑戦を続けていきます。


企画者の熱い思いと工夫、そして50名を超えるメンバーが半年以上かけて準備するATFは、アシストの企業文化である「お客様のために」という思いを全社で共有し、実践する場だと改めて感じました。次回もお客様の役に立てますように。



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