
- 取り組み紹介
技術者のキャリア自律を支援し、「キラキラ」な瞬間を
社員のキャリア自律を支援する取り組みとして、人事とタッグを組み、現場主導で考案されたのが「技術キャリア充実プログラム」、略して「技術キャリ充」です。今回は、プログラムの内容やプロジェクトの想いをご紹介します。
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2020年、コロナで様々な活動が停滞していますが、学生にとっての「入学」「卒業」など、節目におけるイベントは止まってはくれません。卒業があれば、多くの学生が次の道として就職を模索します。しかし、「就活しなければいけない」という思いに囚われて、また周りの雰囲気にのまれて、内定をゴールと考えて盲目になってしまう瞬間がありませんか。
それは果たして本当に「ゴール」でしょうか?
人生において、入社はスタートに過ぎません。就職の先に、本当に自分自身がやりたい・ありたい姿がなかったとき。それは、就職をした方にとって、そして企業側にとっても一番の不幸だと思います。
そこで!アシストの2020年のインターンは、アシストの新卒採用選考を合格した学生が、自分たちが就職活動をする上で一番役に立ったことは何か、本当に今の学生にとって役立つ企画は何かという観点に立って、学生目線から「自己分析」を中心としたインターンを企画し、計3回の実施を行いました。
その名も「先の見えない就活から抜け出すためのインターン」!
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今回のインターン企画は学生が主体となり、必要に応じて採用コンサル企業の方にアドバイスをいただきながら、企画を練り上げました。その期間はなんと二ヵ月!学生である貴重な期間を「これから就活をするであろう後輩たちに、自分たちの経験から何を提供してあげられるか」に時間を費やせたのは、アシストの新卒採用の選考を通過できた合格者である所以なのかもしれません。ちなみに、今回のインターン企画に取り組んだ学生は、全員がアシストの内定者というわけではなく、別の企業への道を選択した学生もいるんですよ。そこもまた一つの面白さですね。
今回の開催のポイントは、“学生による学生のためだけの”インターンであることです。その特徴として、一切アシストの宣伝を組み込みませんでした。アシストの採用担当者も「完全に社会奉仕です(笑)」と笑ってしまうほど。企画を通じて、学生が企業側にどんな情報を求め、どんな体験をしたかったかという情報を得ることができたそうですが、その割り切り方がアシストらしいです。
学生たちが練り上げたインターンの内容は、「自己分析」。ただし、面接や選考を合格するための自己分析とはしませんでした。就職活動を前提とした自己分析ではないため、「そもそも就職は絶対にしなければいけないわけではない。選択肢はいくつでもある」から始まります。自分が生きてきた人生を振り返り、自分はどういう人間か、何に価値観をおき、どういう未来を描きたいのか、愚直に自分自身と向き合う時間としました。そして、ここもポイントなのですが、当日のゴールとして、答えが出ることを求めませんでした。自分のやりたいことがこの場ですぐに見つからなくてもいい、学びもなくていい、自分自身と向き合うことに挑戦できたことに意義があるとしたのです。採用担当者曰く「学びがなくてもいいなんて企画、不安すぎて僕たちでは考えられないですよ」だそう。
結果としては大成功で、就活生からのアンケート結果も非常に高い評価を得られました。当日は、企画に取り組んだ学生も参加していたので、就活の体験を聴けたり、同じような不安や迷いを感じる学生たちが思いを共有する場になったのも良かったのかもしれません。
開催当日は、コロナへの感染予防を考慮し、人数も制限をかけ、グループワークが実施できる可能な限りで距離を取り、マスク必須、消毒用アルコールの設置なども行いました。
当日のインターンの進行はアシストの採用担当者が行う形をとり、企画に携わった学生たちは、就活生と同じテーブルにつき、各就活生のグループワークを支援しました。
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参加した就活生たちは、皆初対面、そしてこの微妙な距離感。スタートは静かでしたが、時間が経つにつれ和気藹々と活発に会話が交わされるようになってきました。
あるグループワークでは、一人の話し手が自分について語り、それに対して聞き手側は、話し手の価値観や大切にしていることを客観的に分析して共有していきました。それぞれが思いを吐き出して、それを周りが受け止めて客観的な視点を返していくことで、段々と「自分」という今ある形が主観的にも客観的にも定まっていったのではないでしょうか。
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今回のインターンを通して、改めて自分はどういう人間で、何を大切にしているのか、そしてどういう人生を送りたいのか、そのヒントを少しでも掴めたでしょうか。これからの就職活動で迷ったときには、ぜひこのインターンを振り返ってみてください。皆さんが少しでも自分らしい道を選択できるよう、企画に取り組んだ学生、そしてアシストの採用チームも応援しています。
今回の企画の裏側を知りたい方は、ポート株式会社が運営する「キャリアパーク!」にて掲載された、企画を実施した学生、そして当時のアシスト側の担当者である石井さんと佐伯さんのインタビュー記事をぜひご覧ください!実は、今回の“学生による学生のためだけの企画を練る”ことも、内定者のうち希望した方向けのインターンとして実施されたものです。こちらの記事では今回の企画をどう作り上げたのかを中心に、企画に携わったメンバーたちの想いが二重三重に綴られた記事になっています。
・22卒_アシスト_インターン記事<Vol1.参加学生編>
https://careerpark.jp/99522
・22卒_アシスト_インターン記事<Vol2.人事担当者編>
https://careerpark.jp/99523
企画を練り上げた学生たちは、今回アシストと業務委託契約を結びました。“業務委託契約”という形を結んだからこそ、アシストからも学生としての扱いではなく、厳しく一個人としての仕事の質を問われ、「働く」ということを学べたそうです。これから、それぞれ別々の道を歩んでいきますが、今回企画に奮闘してくれた皆さんの未来にも“愉しさ”がたくさん溢れることを願ってやみません。
アシストの採用のテーマは「変化を愉しむ」。だからこそ、時代の変化に柔軟に対応するため、来年は来年でまたどのようなインターンを企画・実施していくかはわかりません。でもきっと、また参加した人が未来を“愉しめる”ようになるための企画を作り上げていくのではないでしょうか。ぜひ今後の採用チームの活動にご期待ください!
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新事業共創推進室が主導する「S.E.E.D.S.」の活動がスタートしました。創業以来50年以上、ソフトウェアの専門商社としてビジネスを続けてきたアシストの新たな挑戦です!