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  • 鴨川だより
2020.06.03

鴨川だより~コロナ後の希望~

株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン


コロナでテレワークが続いていたこの春、知人から譲り受けたニホンミツバチが菜園で分蜂をして群れが2つになりました。ミツバチの群れは蜜を集める場所がなくなったり巣を大きく広げられなくなったりすると、古い女王蜂が働き蜂を半分連れて新しい巣をつくる場所を求めて古巣を飛び出していきます。毎年分蜂の季節になると、空いている巣箱に分蜂誘引剤(ルアー)を付けて待ち受けていたのですが捕獲することができませんでした。しかし、今年は近くに設置していた巣箱にうまく入ってくれました。

分蜂の様子

分蜂の様子

分蜂の様子


今月、ビジネス社から『世界経済の分断点を乗り越えよみがえる日本~コロナ恐慌後の「希望」を読み解く』という本を上梓しました。元外交官の馬渕睦夫氏との対談本です。馬渕氏との出会いは、今から30年近く前、テレビの討論番組に出ていた頃からお付き合いのある浜田マキ子氏の紹介でした。

私が執筆や講演に使う世界に関する分析は、日本で企業を経営しながら得た実体験とインターネットに公開されている英語の記事や統計、そして信頼するエコノミストからの情報などを元にしています。馬渕氏もまた外交官としてソ連をはじめとする国々での勤務経験と公開されている情報に基づき世界情勢を分析されています。そして私たちは、日本が直面している様々な問題の原因はグローバル資本主義、つまりウォール街とロンドン「シティー」の国際金融センターそしてディープステートによるものであり、それらが系列である米英メディアを使って情報操作を行っているという意見で一致したのです。

対談をしたのは昨年5月でしたが、新型コロナ感染拡大により世界情勢が大きく動いたため、各自の論考として「コロナ後の世界」をテレワークの期間に最終章としてまとめました。私たちの見解の違うところは、私がこれからは中国が中心になって平和的にユーラシアをまとめていく時代になると見ているのに対し、馬渕氏は中国が世界の覇権を目指す戦いにでると見ていることです。

緊急事態は解除されましたが、まだコロナ後の世界がどうなっていくのか誰にもわかりません。特に米国はアフリカ系男性が白人の警官に首を圧迫され死亡した事件への抗議をきっかけとしたデモが全米に広がり、コロナと人種差別という二つの疫病に見舞われています。コロナによる失業や景気の悪化で疲弊した国民の怒りが、根深い問題であった人種差別に向けられているのでしょう。日本の将来を考える時、コロナだけでなく私たちに大きな影響を及ぼす米国や中国情勢から、ますます目が離せなくなりました。

新刊

庭の様子

庭の様子



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