アシストのブログ

  • 鴨川だより
2022.05.23

鴨川だより~新緑の季節に~

株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン


鶏小屋がヒナ鶏専用になったので、卵を産む鶏たちの寝床を新たに大工さんに作ってもらいました。現役の鶏たちは、昼間は卵を産まなくなった鶏と共に自由に庭を歩き回っていますが、夕方になると自分たちだけで小屋に戻っていきます。そしてほぼ毎日卵を産むのですが卵の数が少ない日が続いて、ある朝、庭に出るとカラスが卵をくわえて飛び立っていくのを目にしました。鶏の寝床が完全な小屋の形態でなかったために、上の隙間はカラス撃退器のセンサー感知外だったようでカラスが侵入し、卵をとっていたのです。早速大工さんにお願いして隙間のないように金網を張ってもらいました。



新緑さわやかな季節、ウクライナ戦争が始まって早くも3ヵ月になります。マスメディアはウクライナ側が勝っていると報じていますが、私がインターネットで得ている情報では完全にロシア側が優勢で、米国の「ロシア弱体化」作戦はうまくいっていないようです。いくら米国側が武器を提供しても、ウクライナのディーゼル燃料やガソリンは底を尽きつつあるのです。

戦況だけでなくロシアに有利なことは他にも色々出ています。ロシア経済の見通しは良好で小麦の収穫量も過去最高です。ハンガリーは欧州の対ロシア石油制裁を阻止しているし、トルコはクルド人に友好的なスウェーデンとフィンランドのNATO加盟を禁止しないまでも、減速させています。米国のウクライナへの新たな武器納入は、ランド・ポール上院議員がウクライナ支援資金の使われ方の監視を強化するよう要求して法案を阻止しました。米国ではガソリン価格が過去最高を記録し、ヨーロッパの天然ガス価格も跳ね上がっています。仏ルモンド紙はウクライナの「義勇軍」がロシア人捕虜を拷問している様子を映したビデオを検証・公開し、ロシア政府はウクライナにおける米軍の生物学的「研究」について新しい資料を公開、といった具合です。

米国側の日本はロシアに制裁を課し、ロシアから非友好国とみなされています。輸出企業はロシアへ輸出ができなくなっても、例えば中国にある工場で生産しロシアに輸出することはできるので困らないかもしれませんが、石油ガス、木材や魚介などロシアからの輸入が途絶えたら日本人の生活はどうなるのでしょう。ロシアはこの戦争の目的はウクライナの非武装化、非ナチス化であると当初から表明していますが、政府やマスメディアはウクライナにネオナチなど存在しないかのようにふるまい、ロシアを敵視し無謀な制裁を行っているのです。このウクライナ戦争で利益を得るのは米国の兵器産業であり、ウクライナは米国がロシアに対して仕掛けている戦争の“戦場”に過ぎないことに気付くべきです。



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