
- 鴨川だより
鴨川だより~札幌サロンで国防を問う――食と農の視点から~
アシスト札幌サロンが開催され、100名を超えるお客様にご参加いただきました。米中関係や安全保障、食料自給の重要性について講演しました。
株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン
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アシストには今でこそベテランから若手まで多くの営業マン、ウーマンがいて、お客様を訪問して親しくお付き合いをさせていただいていますが、創業から数年間は自分がアシストのトップ営業マンという自負を持って日本中を忙しく移動していました。最初の頃は新幹線が東京から岡山までしか通っていなかったので、岡山から在来線に乗り換えて九州へ行きました。今よりもずっと長い時間を列車の中で過ごしていたのです。ノートパソコンができて車内でもオフィスにいるように仕事ができるようになってからは、ますます鉄道が好きになり日本全国どこへ行くにも鉄道を利用しています。
米国では2月初め、オハイオ州で有毒化学物質を積んだ150両編成の貨物車が線路から転落するという脱線事故が発生しました。調べてみると、この脱線事故は2023年に入ってから、つまりわずか1ヵ月の間に起きたとされる十数件の鉄道事故のうちの一つにすぎないというのです。オハイオ州のこの事故は老朽化した鉄道と規制緩和が原因だったともいわれていますが、事故による火災で河川の魚が大量に死んだだけでなく、戦争で毒ガスとして使われたホスゲンなどの有毒ガスが空中に放出されたため、人体への影響も懸念されています。
貴重な国家インフラに投資をしてこなかった米国は、今や鉄道やダム、高速道路や空港、学校などの老朽化が深刻になっています。ウクライナ戦争に多額のお金を使っている場合ではないのは言うまでもないでしょう。
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アシスト札幌サロンが開催され、100名を超えるお客様にご参加いただきました。米中関係や安全保障、食料自給の重要性について講演しました。
5月は待望の中国出張でした。アシストの役員・技術チームと共に、上海、杭州、南京、そして北京を巡り、中国のテクノロジー最前線を体験してきました。
4月2日、トランプ大統領は世界のほぼ全ての国からの輸入に10%の関税を課すという大統領令を出しました。1日早ければエイプリルフールと思われたかもしれません。