
株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン
今月はアシストみちのくサロンが開催され、1年ぶりに仙台を訪れました。サロンではスピーカーとして登壇し、最近気になっている出来事についてお話をさせていただきました。
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講演テーマの一つはウクライナ戦争でしたが、数日前に突然パレスチナとイスラエルの戦争が始まり、世界の注目は一気に中東に移っていきました。しかしウクライナとロシアの戦争と、ガザ地区でのイスラエルによる「テロ(ハマス)との戦争」における米国の行動を見れば、これも戦争国家米国が求めている世界戦争の並行戦線にすぎないのかもしれません。
ウクライナの時と同じく、米国は爆弾やミサイルをイスラエルだけでなくヨルダンやキプロスにも送り、特殊部隊や2,000人の海兵隊も配備してシオニスト(パレスチナ系アラブ人が人口の90%以上を占める土地にユダヤ人の国をつくることを支持する人)側として参戦しました。でもいくらシオニストがガザを飢餓状態に陥れようとしても世界はそれを許さないだろうし、どんな暴力を使ってもパレスチナ人の抵抗を抑えることはできないでしょう。日本人にとって中東問題はあまり馴染みがないかもしれませんが、いつものように米国に追従するのではなく、イスラエル建国の背景などを知る必要があると思います。
世界ではきな臭い紛争が続きますが、嬉しい出来事もありました。アシストが販売代理店をしているWebFOCUSの開発会社TIBCO社(元Information Builders社)を辞めたジョー・ルイさんが、日本に遊びに来たのです。仕事のパートナーとして30年以上親しくしていたジョーさんは2020年にリタイアしたのですが、その後コロナ禍もあり、今月ようやく日本に旅行に来ることができました。アシスト社員もジョーさんとの再会を楽しみ、私も京都のお気に入りのお店に案内して、愉しい時間を過ごしました。コロナ禍のような行動制限は二度とあっては困りますが、天気に恵まれた京都の観光地は閑散としていた頃が懐かしくなるほどの人出でした。
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10月になっても半袖で過ごせるような陽気が続いていましたが、「アシストみちのくサロン」で訪問した仙台も暖かい好天に恵まれました。