- トラブルシューティング
Citrix Receiver Diagnostics Toolの使用手順の一例
Citrix Receiver Diagnostics Toolを使用した資料採取手順の一例をご紹介します。
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こんにちは。Citrix製品のサポートを担当している川東(かわひがし)です。
今回は、Citrix Gatewayの調査で比較的多く採取して頂く資料の「ネットワークトレース」と「サポートバンドルファイル」の採取手順をご紹介します。サポートバンドルファイルには、Citrix Gatewayの構成情報やログファイル等が含まれています。
公開済みの記事をカテゴリ別に一覧したページを作成しました。公開されている記事を探す際のご参考にして頂けますと幸いです。
【Citrixサポートブログ】カテゴリ別の記事一覧
1.資料採取時にご提供頂きたい情報
2.ネットワークキャプチャ採取手順の一例
3.サポートバンドルファイルの採取手順の一例
本手順にてご紹介している手順で採取した資料を、弊社のCitrixヘルプデスクにご提供頂く場合は、以下の情報もご提供をお願い致します。
・事象発生日時
・クライアント端末のIPアドレス
・クライアント端末からVirtual Serverのサイトにログインした際のアカウント名
・StoreFrontサーバのIPアドレス
・デリバリーサービスコントローラサーバのIPアドレス
※ご注意ください
手順6にも記載していますが、再現時の時刻をできる限り正確に(可能な場合は秒単位)メモしてください。
【手順】
1.Citrix Gatewayの管理画面にて、「Configration」タブを開きます。画面左枠の「System」-「Diagnostics」を開きます。画面右枠の「Start new trace」をクリックします。
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2.「Start Trace」画面にて「Packet Size」の値を「0」に変更します。
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3.「Capture SSL Master Keys」にチェックをつけて「Start」をクリックします。
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4.コンソール画面上部に表示される以下の画面にて「Acknowledge」をクリックします。
※表示されない場合、画面を上にスクロールしてください。
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5.「OK」をクリックします。
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6.問題の事象を再現します。再現時の時刻をできる限り正確に(可能な場合は秒単位で)メモしてください。
※再現時に、クライアント端末にて「Windows ステップ記録ツール」を使用した再現手順のキャプチャ
、もしくは、デスクトップ画面の操作の録画をすることをおすすめします。
7.事象を再現させた後、「Stop and Download」をクリックします。
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8.トレースファイルの「nstrace1.cap」にチェックをつけて「Download」をクリックします。
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※長時間等の採取で複数ファイルが生成される場合は、各capファイルを1個ずつダウンロードしてください。WinSCP等のファイル転送ツールでにて、上記の画像の Current Directory に記載のパスのデータを直接ダウンロードして頂くことも可能です。
9.調査担当者にて暗号化されたパケットのデータを複合する際に使用する「nstrace.sslkeys」にチェックをつけて「Download」をクリックします。
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10.「Close」をクリックします。
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1.Citrix Gatewayの管理コンソール画面にて「System」-「Diagnostics」を開きます。「Technical Support Tools」の「Generate support file」をクリックします。
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2.「Run」をクリックします。
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3.サポートファイルの生成処理が開始されます。
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4.「Yes」をクリックします。
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5.出力メッセージが「Done」にて停止した後、「Close」をクリックします。
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6.ダウンロードされた「support.tgz」 を採取します。
7.「Close」をクリックします。
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いかがでしたでしょうか。Citrix Gateway のトラブルシューティングにお役立て頂けますと幸いです。
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