Citrixサポートブログ

  • 製品紹介
2021.08.27

Citrix Workspace app for Windowsの製品概要説明

Citrix Workspace apps for Windowsの製品概要説明

こんにちは。Citrix製品のサポートを担当している川東(かわひがし)です。

今回は、Citrix Wokrspace app for Windowsの製品概要をご紹介したいと思います。Citrix Virtual Apps and Desktops(XenApp and XenDesktop)の構築や運用を担当されて日が浅い方や、これから担当する方にご参考にして頂けますと幸いです。
※弊社Citrixヘルプデスク契約があるお客様は、本ブログの内容についてお問い合わせをして頂けます。

Citrix Wokrspace app for Windows とは

Windowsのクライアント端末にインストールするモジュールです。基本的な機能は以下になります。

・リモートにあるマシンから画面転送されるアプリケーションやデスクトップの画面を表示

・クライアント端末から入力したキーボードやマウスの情報をリモートマシンに送信

・クライアント端末に接続されているWebカメラ、マイク、デバイスをリモートセッション上で利用できるようにする

Citrix Virtual Apps and Desktopsの構成イメージでは、以下の左側にあるクライアント端末にインストールする位置づけになります。

※Citrix Virtual Apps and Desktopsのコンポーネントすべてをオンプレミス環境で構築する場合

環境イメージ


※Citrix Cloud を利用する場合(認証と画面転送通信をCitrix Cloud経由にする場合の構成)

Citrix Cloud 構成

対応OSは、Windows以外にMac、iOS、Android等、幅広く対応しているため、様々なデバイスで利用できます。

Citrix Workspace appのダウンロードページ の画面>

Citrix Workspace appダウンロードページ

※参考
Citrix Virtual Apps の公開アプリケーション起動処理の流れの詳細はこちらのページ で紹介してる記事もご覧ください。

3つのセッション起動方法(Web接続、Workspace app接続、HTML5接続)

Citrix Wokrspace app は、2つのセッション起動方法があります。また、Citrix Workspace appなしでセッション起動する方法もあります。

Workspace appの
インストール
ブラウザの利用
Web接続 必要 必要
Workspace app 接続 必要 不要
HTML5接続 不要 必要

※Workspace app のインストール方法については、Citrix Virtual Apps 7 1912 LTSR の新規インストール手順の一例(Citrix Workspace app) のブログ記事をご参照ください。
※HTML5接続は、CitrixStudioとStoreFrontにて設定変更が必要になります。弊社ヘルプデスク契約があるお客様は弊社サポートセンターまでお問い合わせください。

各接続方法のメリットとデメリットは以下になります。

メリット デメリット
Web接続 ・StoreFrontのWebサイトから新しいWorkspace appのダウンロードが可能 ・ブラウザ側で仕様変更が発生した場合、Workspace appのセッション起動時の動作に影響が出る場合がある
Workspace app 接続 ・クライアント端末のデスクトップやスタートメニューに公開アプリケーションや仮想デスクトップのアイコンを表示できるため、ローカルアプリケーションと同じ操作で起動ができる
・Web接続のデメリットに記載のブラウザの仕様変更に影響を受けない
・HTTP接続をする場合の設定変更はクライアント端末側でレジストリ設定が必要
・新しいWorkspace appの展開方法について検討が必要
HTML5接続 ・Workspace app のインストールが不要 ・Web Socketの通信のため、印刷やテキストのコピーアンドペースト等、Workspace app 利用時とは操作や処理が異なる
・ブラウザの仕様変更に影響受ける可能性がある。

以下にそれぞれの接続方法の利用者側の操作イメージをご紹介します。


Web接続

Workspace appのインストールが必要です。クライアント端末のブラウザに表示される公開アプリケーションのアイコンをクリックして起動します。

利用イメージ

1.ブラウザからStoreFrontのURLに接続してログインします。

2.ログイン後、公開アプリケーションのアイコンをクリックします。

3.公開アプリケーションの画面が表示されます。
※以下はメモ帳と電卓を起動した画面です。仮想デスクトップを起動する場合は「デスクトップ」タブからアイコンをクリックして起動します。


Workspace app 接続

Workspace appのインストールが必要です。Workspace app の画面に表示される公開アプリケーションのアイコンや、クライアント端末のデスクトップ画面に表示される公開アプリケーションのアイコンをクリックして起動します。

利用イメージ1

1.Workspace app のアカウントの追加画面にて、StoreFrontのURLを入力します。

2.ログインします。
※ユーザ名とパスワードを保存させて2回目以降はアカウント入力をスキップさせることも可能です

3.ログイン後、公開アプリケーションのアイコンをクリックします。

※環境と設定によっては、以下のような画面で表示される場合もございます。

4.公開アプリケーションの画面が表示されます。
※以下はメモ帳と電卓を起動した画面です。仮想デスクトップを起動する場合は、デスクトップタブから仮想デスクトップのアイコンをクリックします。

利用イメージ2

1.クライアント端末にてWorkspace appのログイン画面からログインします。
※パススルー認証を使用している場合は、ログイン処理をスキップさせることも可能です。

2.ログイン後、端末のデスクトップに表示されている公開アプリケーションのアイコンをクリックします。
※以下の黄色の線を引いているアイコンは、公開アプリケーションや仮想デスクトップのショートカットアイコンです。

※以下のように、公開アプリケーションのアイコンが含まれるフォルダを自動作成することも可能です。

3.公開アプリケーションのアイコンをクリック後、公開アプリケーションや仮想デスクトップの画面が表示されます。
※以下はメモ帳と電卓を起動した画面です。仮想デスクトップを起動する場合は、仮想デスクトップのアイコンを追加して起動します。


HTML5接続(Workspace appのインストール不要)

利用イメージ

1.ブラウザからStoreFrontのURLに接続してログインします。

2.ログイン後、公開アプリケーションのアイコンをクリックします。

3.ブラウザ内に、公開アプリケーションや仮想デスクトップの画面が表示されます。画面下のタブで利用するアプリケーションを切り替えることができます。


2つの保守サービスオプション(LTSR版とCR版)

現在リリースされているXenApp and Desktop やCitrix Virtual Apps and DesktopsCitrix製品は、「Long Term Service Release (LTSR)」と「Current Release (CR)」の2つの保守サービスオプションがございます。
Citrix Wokrspace app for Windowsも「Long Term Service Release (LTSR)」と「Current Release (CR)」のバージョンがございます。

※Citrix Wokrspace app for Mac 等の Windows 版以外は、LTSR版の提供はございません。

弊社は、安定して長くご利用頂けるLTSR版の利用を推奨しています。

Citrix Workspace app for WindowsのLTSR/CRのサービスオプション比較

LTSR(長期サポート版) CR(機能追加版)
ライフサイクル
(※1)
EOM:次のLTSR版のリリースまで
   ※約18ヶ月から24ヶ月
EOL:リリースから36ヶ月後
EOM:リリース後、約1ヶ月から3ヶ月
EOL:リリースから18ヶ月
不具合修正 CUにて提供(※2) 提供なし(次期のCRで提供)
リリースケジュール 約18ヶ月から24ヶ月 約1ヶ月から3ヶ月
新機能の実装 提供しない(次期のLTSRで実装) あり(次期のCRで実装)

※1:弊社にて取扱しているCitrix製品の各バージョンのライフサイクル期間はこちらをご参照下さい。
※2:CU(Cumulative Update)は集積パッチです。

<参考情報>
Citrix WorkspaceアプリとCitrix Receiverのライフサイクルマイルストーン
Citrix保守に関するサービスオプション「LTSR/CR」のご案内


システム要件の確認方法(LTSR版とCR版)

Citrix Workspace app for Windowsに対応しているWindowsのバージョンは「互換性マトリックス 」に記載の「オペレーティングシステム」をご参照ください。
※ご注意ください
 Microsoft社がサポート終了しているOSで使用しているWorkspace app で発生した問題は
 Citrix社のサポート対象外となります。


Citrix Workspace app for Windows は、LTSR版とCR版でシステム要件が分かれています。
大きな違いの一つが、Windows 10の最新バージョンの対応がCR版のほうが早いことです。
「各Workspace app のバージョンで対応している最新のWindows 10のバージョン」は以下の手順で確認できます。

1.インターネット検索で「シトリックス ドキュメント」にて検索します。検索結果に表示される「Citrix Product Documentation」 を開きます。

2.「Citrix Workspaceアプリ」をクリックします。

3.「Windows向けCitrix Workspaceアプリ」 をクリックします。

4.「Current Release」と「1912 LTSR」にてページが分かれています。

5.たとえば、「Current Release」のWindows 10の対応バージョンについて確認したい場合は、手順4で「Current Release」を選択後に「システム要件と互換性」をクリックします。

6.「Windows 10とWindows向けCitrix Workspaceアプリとの互換性」の項目を探します。

7.以下の表にて、Workspace app の各バージョンのWindows 10対応バージョンが確認できます。Workspace app 2106以降は Windows 10 21H1に対応していることが確認できます。

8.Workspace app1912 LTSR版の場合も同様に確認します。本記事に執筆時点(2021/08/12)では、Windows 10 21H1は未対応で、Ver.1912 CU2以降の場合は、Windows 10 20H2に対応していることが確認できます。

こちらのページで、Workspace app のLTSR版とCR版のページにて、サポートされているブラウザー等もご確認頂けます。

StoreFrontサイトにWeb接続する場合は、以下手順にてサポートされているブラウザをご確認ください。

1.StoreFrontのドキュメント から、確認対象のバージョンのドキュメントを開きます。
2.画面左枠の「システム要件」をクリックします。
3.「Citrix Receiver for Webサイト経由でストアにアクセスする」の項目に移動します。画面右側の概要の項目をクリックして移動もできます。
4.サポートされているブラウザの情報を確認します。
※ブラウザの開発元にてサポートが終了している場合は、Citrix社もサポートが出来かねますことをご了承ください。

以下はStoreFront 1912 LTSRのドキュメントのページです。
Citrix Receiver for Webサイト経由でストアにアクセスする


まとめ

Citrix Workspace app for Windowsの概要や利用イメージの把握のお役に立てましたでしょうか。LTSR版とCR版で、Windows 10の対応状況、サポート期間や機能追加、修正追加のタイミングが異なりますのでご注意ください。

弊社は、安定利用が期待できるLTSR版を推奨していますが、お客様の運用ポリシーでWindows 10の最新バージョンに早期に対応する必要がある場合はCR版を選択して頂くなど用途に合わせて選択して頂ければ存じます。

次回は、Citrix Workspace app for Windowsのインストールに関するTipsをご紹介します。


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ブログ編集者のプロフィール

アシスト入社後、テスト系製品のカスタマーサポートを担当後、現在はCitrix製品を担当。シトリックス・システムズ・ジャパンの「2020 2nd Half Partner Award」にて、国内パートナーエンジニアの中から特に技術的な貢献が高い技術者に贈られる「Citrix Best Partner Engineer」を受賞。

XenAppとXenDesktopのトラブルシューティングや運用に役立つ情報を、長年のサポート対応の視点で分かりやすく伝えることを心がけています。学生時代から続けている映像制作の趣味の延長で、以下の動画も制作したのでご覧頂けますと幸いです。

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