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Citrix保守に関するサービスオプション「LTSR/CR」のご案内
2016年1月11日に、Citrix社より『Long Term Service Release (LTSR)』と『Current Release (CR)』 という保守のサービスオプションが発表され、同日より提供が開始されました。
サービスオプション「LTSR/CR」とは
●Long Term Service Release(以下、LTSR)
-長期間にわたって安定運用を志向するリリース
-正式リリースから5年間のメインストリームサポートと、5年間の延長サポート(別途有償契約が必要)を提供する
-不具合修正は、定期的に提供される累積アップデート「Cumulative Update(以下、CU)」にて実施される
-新機能は、次期のLTSRにて実装される
-入手にはSelect(ソフトウェアメンテナンス)が必要
●Current Release(以下、CR)
-従来に比べ、短いサイクルで新しい機能や価値を実装するリリース
-7.14以降のライフサイクルは、リリースから6か月後にEOM、18か月後にEOLが設定される
-不具合修正は、次期のCRにて実装される(バージョンアップが必要)
-入手には、SA(Subscription Advantage)またはSelect(ソフトウェアメンテナンス)が必要
ただし、弊社とサポート契約される場合はSelect(ソフトウェアメンテナンス)が必要
- ※お客様の保守契約がSelect(ソフトウェアメンテナンス)の場合はLTSR/CRのいずれも選択可能で、LTSR/CRの切替時に費用は発生しません。
- ※お客様の保守契約がSA(Subscription Advantage)の場合はCRのみ選択可能です。LTSRを入手するにはSelect(ソフトウェアメンテナンス)へのアップグレードが必要となり、追加の費用が発生します。
- ※ LTSR/CRは、お客様が利用するバージョンにより決定されます。
-
※
2016年1月11日以前に出荷されたバージョンは、今後もバージョンごとに設定されたライフサイクル(EOM/EOL)に基づいて、
それぞれの時期に応じた不具合修正が提供されます。 - ※ 本サービスに関する詳細は、Citrix社サイト をご覧ください。
アシストの推奨
Citrix製品の取り扱い経験とお客様の運用事例を考慮した結果、アシストは以下の理由から、LTSR対象バージョンの選択を推奨します。
理由①
最大5年間のメインストリームサポートが保証されており、システム計画が立てやすいです。メインストリームサポート終了後も5年間の延長サポートプランがあります(延長サポートは別途契約が必要)。
理由②
不具合修正は、同バージョンでCU(累積アップデート)という形式でリリースされます。バージョンアップの必要がないため、新機能追加によるデグレード等のリスクが低減でき、安定運用が可能です(CRの場合、不具合修正は次期のCRに含まれバージョンアップが必要)。
LTSR/CRのサービスオプション比較
LTSR | CR | |
---|---|---|
必要な保守契約 | Select(ソフトウェアメンテナンス)※1 | Select(ソフトウェアメンテナンス)またはSA※2 |
ライフサイクル | 正式リリースから5年間のメインストリームサポート+5年間の延長サポート※3 | EOM※4:リリースから6ヶ月後 EOL※4:リリースから18ヶ月後 |
不具合修正 | CUにて提供※5 | 提供しない(次期のCRで修正) |
リリーススケジュール | 2~3年 | 3~9ヶ月 |
新機能の実装 | 提供しない(次期のLTSRで実装) | 提供しない(次期のCRで実装) |
- ※1 SA(※2)とメーカのサポートを統合したもの。
- ※2Subscription Advantage。バージョンアップ権。2016年末に新規、2017年6月末に更新の販売終了。
- ※3 5年間の延長サポートには、別途有償の契約が必要。
- ※4 EOM、EOLについてはこちらのページ を参照。
- ※5リリース目安は3~9ヶ月。
LTSR/CRのリリースサイクル
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LTSR/CRの適用バージョン
LTSRは「ver7.6 LTSR」以降から、CRは「ver7.7」以降から適用されます。
最新のLTSRは「7 2402 LTSR」です。