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2021.08.27

Citrix Workspace app for Windowsのインストールに関するTips

Citrix Workspace apps for Windowsのインストールに関するTips

こんにちは。Citrix製品のサポートを担当している川東(かわひがし)です。

今回は、Citrix Wokrspace app のインストールに関するTipsをご紹介します。Citrix Virtual Apps and Desktopsの構築や運用を担当されて日が浅い方や、これから担当する方にご参考にして頂けますと幸いです。
Citrix Workspace apps for Windowsの製品概要説明の記事 も併せてご参照頂ければと思います。

※弊社Citrixヘルプデスク契約があるお客様は、本ブログの内容についてお問い合わせをして頂けます。


インストールに関する注意点

・Citrix Workspace app のドキュメント内の「要件」に記載されている注意事項をご確認ください。

・1台のクライアント端末に複数バージョンの混在はできません。
 ※例:Workspace app 1912と Citrix Receiver 4.9
    Workspace app 1912と Workspace app 2106

・非管理者アカウントでインストール済みのクライアントモジュール(Citrix Workspace appやCitrix Receiver)がある場合、該当アカウントで端末にログイン後、アンインストールをしてください。アンインストールに関しては、 アンインストールとクリーンアンインストール」をご参照ください。


本資料で使用しているCitrix 製品のバージョン

クライアント Citrix Workspace app for Windows 1912 LTSR CU5(19.12.5000)
サーバ側 Citrix Virtual Apps and Desktops 1912 LTSR CU3

クライアント:Citrix Workspace app for Windows 1912 LTSR CU5(19.12.5000)
※インストーラはこちら から入手できます。
 こちらは、2021/08/17現在のリンクです。

サーバ側:Citrix Virtual Apps and Desktops 1912 LTSR CU3
※インストーラはこちら から入手できます。Citrix社のサイトにログインが必要です。
 こちらは、2021/08/17現在のリンクです。


管理者アカウントと非管理者アカウントのインストールの違い


インストールパス

管理者アカウント C:\Program Files (x86)\Citrix\ICA Client
非管理者アカウント %USERPROFILE%\AppData\Local\Citrix\ICA Client
※User01でインストールした場合の例  
 C:\Users\user01\AppData\Local\Citrix\ICA Client

インストールしたアカウント以外での利用

管理者アカウント 利用可(インストール後、他のユーザで利用可)
非管理者アカウント 利用不可(User01でインストール後、User02は利用不可)

パススルー認証の利用

管理者アカウント 利用可
非管理者アカウント 利用不可

※参考情報
 インストールとアンインストール
 →管理者アカウントと非管理者アカウントのインストールの違い


Workspace app LTSR版とCR版のインストールに関するドキュメントの確認方法

1.「Windows向けCitrix Workspaceアプリ 」のページを開きます。画面左上のドロップダウンから「Current Release」「1912 LTSR」が選択できます。

2.例えば、「1912 LTSR」のインストールについて確認したい場合は、「1912 LTSR」を選択後、「インストールとアンインストール」をクリックします。

画面右上のページナビからもLTSR版のページを開いていることが確認できます。


Web接続のインストールに関するTips

※以下の内容は、Citrix Workspace app 1912 LTSR版を使用しています。

Web接続のみ使用する場合は、インストーラのファイル名を「CitrixWorkspaceApp.exe」から「CitrixWorkspaceAppWeb.exe」に変更してインストールすることをおすすめします。
「CitrixWorkspaceAppWeb.exe」に変更することで、インストール後に表示されるWorkspaceAppのアカウント追加画面を非表示にすることが可能です(アカウント追加画面はWeb接続では使用しません)。

以下にGUIとCUIのそれぞれのインストール例をご紹介します。


GUIを使用したインストール

Citrix Virtual Apps 7 1912 LTSR の新規インストール手順の一例(Citrix Workspace app) 」の「CitrixWorkspace app (Web接続) のインストールと公開アプリケーションの起動 」をご参照ください。


CUIを使用したインストール

コマンドラインのインストールオプションは、Citrix社の「インストールとアンインストール 」をご参照ください。こちらのページに「コマンドラインパラメーターの使用 」「コマンドラインパラメーター一覧 」の項目がございます。

例えば、サイレントインストールとカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)無効化を組み合わせてインストールしたい場合は、以下のコマンドラインになります。
※カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)に関する詳細はこちら をご参照ください。

CitrixWorkspaceAppWeb.exe /silent EnableCEIP=False

以下の画面ショットは、C:\Tempにインストーラを配置して実行しています。
また、非管理者アカウントのuser01にて実行しているため、インストール先はC:\Users\user01\AppData\Local\Citrix\ICA Clientになります。
インストールパスの項目もご参照ください。



Workspace app 接続する場合のインストールに関するTips


GUIを使用したインストール

Citrix Virtual Apps 7 1912 LTSR の新規インストール手順の一例(Citrix Workspace app) 」の「Citrix Workspace app (Workspace app接続)のインストールと公開アプリケーションの起動 」をご参照ください。


CUIを使用したインストール


コマンドラインのインストールオプションは、Citrix社の「インストールとアンインストール 」をご参照ください。こちらのページに「コマンドラインパラメーターの使用 」「コマンドラインパラメーター一覧 」の項目がございます。

コマンドラインのインストール時にストアを指定する場合の書式は以下になります。

STOREx=”storename;http[s]://servername.domain/IISLocation/discovery;[On, Off]; [store description]"
※こちらの各値の説明は、コマンドラインパラメーター一覧 ページにて「値のデータ」で文字列検索してご確認ください。

こちらに指定するhttp[s]://servername.domain/IISLocation/discoveryのURLの確認は以下の手順でも可能です。

【確認手順】
1.Citrix Studio、もしくは、StoreFront管理コンソールを開きます。本記事はCitrixStudioを開きます。

2.「画面左枠」の「ストア」をクリックします。確認対象のストアを選択後、画面右枠の「プロビジョニングファイルのエクスポート」をクリックします。

3.「エクスポート」をクリックしてファイルを保存します。ファイル保存ダイアログにてファイルを保存します。標準設定の場合はReceiverConfig.crの名前のファイル名で指定されています。

4.保存したファイルをテキストエディタにて開くと、<Address>要素にてURLが確認できます。


本記事では、以下の要件を満たすインストール方法の一例をご紹介します。

・インストール後にユーザー操作が不要になるようにストアURL
 (http://sfddc-01.river.local/Citrix/Store/discovery)を指定する
・カスタマーエクスペリエンス向上プログラムは無効にする
・Workspace appの自動更新機能は無効にする
・サイレントインストール
・HTTPのストア接続を許可
・HTTPのストア追加を許可
・Windowsのスタートメニューにアイコンを非表示
・デスクトップに、Citrixフォルダを表示してこちらの中に公開アプリケーションのアイコンを格納
・Workspace appの画面が非表示(セルフサービス画面を非表示)

こちらは、コマンドラインオプションとreg addコマンドを両方実行することで対応できます。コマンドラインオプションを先に実行をお願いします。

以下は、管理者アカウントでインストールすることを前提としています。


【コマンドラインオプションにて対応】
・インストール後にユーザー操作が不要になるようにストアURLを指定する
・カスタマーエクスペリエンス向上プログラムは無効にする
・Workspace appの自動更新機能は無効にする
・サイレントインストール

CitrixWorkspaceApp.exe Store0="Store;http://sfddc-01.river.local/Citrix/Store/discovery;" EnableCEIP=false /AutoUpdateCheck=disabled /silent

【reg add コマンドにて対応】
・HTTPのストア接続を許可
・HTTPのストア追加を許可
・Windowsのスタートメニューにアイコンを非表示
・デスクトップに、Citrixフォルダを表示してこちらの中に公開アプリケーションのアイコンを格納
・Workspace appの画面が非表示(セルフサービス画面を非表示)

rem HTTPのストア接続を許可
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Citrix\AuthManager" /v ConnectionSecurityMode /t REG_SZ /d Any /f

rem HTTP のストア URL 追加を許可
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v AllowAddStore /t REG_SZ /d A /f

rem Windowsのスタートメニューにアイコンを非表示
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v PutShortcutsInStartMenu /t REG_SZ /d False /f

rem デスクトップに、CitrixAppsフォルダを表示してこちらの中に公開アプリケーションの
rem アイコンを格納
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v DesktopDir /t REG_SZ /d CitrixApps /f
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v PutShortcutsOnDesktop /t REG_SZ /d True /f

rem セルフサービスモードを無効化
reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\Citrix\Dazzle" /v SelfServiceMode /t REG_SZ /d False /f

上記を実行後、PCを再起動します。
再起動後に、Citrix Workspace appにログインすると、クライアント端末のデスクトップ上にCitrixAppsフォルダ内が生成されて、その中に公開アプリケーション一覧が表示されると思います。

上記の対応方法は一例になります。Citrix Workspace appのグループポリシーテンプレートを使用して、ADのポリシーで配布する方法などもございます。弊社Citrixヘルプデスク契約がある場合は、弊社までお問合せ頂けます。



インストール済みのWorkspace appのバージョン確認方法

Windowsコントロールパネルの「プログラムと機能」に表示されている「Citrix Workspace」の項目からご確認頂けます。
以下の画面はLTSR版のCitrix Workspace appです。19.12.5000.3は 1912 CU5 になります。


インストールログの場所


デフォルト設定の場合 %TEMP%\CTXReceiverInstallLogsYYYYMMDD-hhmmss に生成されます。
例えば、User01のアカウントで2021年8月16日 10:23:30にインストールした場合は、以下の場所にインストールログが生成されます。
C:\Users\user01\AppData\Local\Temp\CTXReceiverInstallLogs-20210816-102330

また、Windowsイベントログのアプリケーションログにも、インストーラに含まれるCitrixコンポーネントごとに以下のようなメッセージが記録されます。以下は、Citrix Workspace Insideのコンポーネントがインストール成功したことが確認できるメッセージです。

***
ログの名前: Application
ソース: MsiInstaller
日付: YYYY/MM/DD hh:mm:ss
イベント ID: 1033
タスクのカテゴリ: なし
レベル: 情報
キーワード: クラシック
ユーザー: VLAN10\user01
コンピューター: vlanW10
説明:
Windows インストーラーにより製品がインストールされました。製品名: Citrix Workspace Inside、製品バージョン: 19.12.5000.65534、製品の言語: 1033、製造元: Citrix Systems, Inc.、インストールの成功またはエラーの状態: 0
***

弊社Citrixヘルプデスク契約がある場合は、問題発生時に以下のログをご提供ください。

・%TEMP%\CTXReceiverInstallLogsYYYYMMDD-hhmmss
・Windowsイベントログ
 ・アプリケーションログ(csv形式とevtx形式)
 ・アプリケーションログ(csv形式とevtx形式)


アンインストールとクリーンアンインストール


アンインストール

管理者アカウント、非管理者アカウントのいずれも、Windowsコントロールパネルの「プログラムと機能」からアンインストールできます。非管理者ユーザでインストールした場合は、各アカウントごとにログインしてアンインストールしてください。


クリーンアンインストール

アンインストールが失敗する場合や、アンインストール後の再インストールが失敗する場合はクリーンアンインストールツールの「Receiver Clean-Up Utility」を使用するとアンインストールが成功する場合があります。

使用方法は「Citrix Receiver for Windowsの動作がおかしい場合にクリーンアンインストールをする方法 」をご参照ください。Citrix Workspace appのクリーンアンインストールにも使用できます。
※Citrix社にて正式にサポートされているツールではないため、こちらのツール使用後に発生した問題はCitrix社にて調査が出来かねます。

非管理者アカウントでインストールしたCitrix Workspace appを「Receiver Clean-Up Utility」にてクリーンアンインストールする場合、該当アカウントが移動ユーザプロファイルを使用していると予期せぬ問題が発生する場合がございます。


バージョンアップ

新しいWorkspace appのインストーラを使用して上書きインストールの形でバージョンアップして頂けます。設定済みの内容は引き継がれます。

Citrix社のサポート終了バージョンのReceiverやWorkspace appからバージョンアップする場合は、/forceinstall オプションを使用します。

<使用例>
 CitrixWorkspaceApp.exe /forceinstall
 CitrixWorkspaceAppWeb.exe /forceinstall

/forceinstallは、旧バージョンをクリーンアンインストールしてWorkspace app をインストールするため、バージョンアップ後に再設定が必要です。

※ご参考
Windows向けCitrix Workspaceアプリ1912 LTSRの「コマンドラインパラメーター一覧 」にございます「/forceinstall」の説明をご参照ください。

以下のように、/forceinstallと他のオプションを合わせることで、1回のコマンド実行で、古いバージョンをクリーンアンインストール後、オプションを指定したインストールができます。

CitrixWorkspaceApp.exe Store0="Store;http://sfddc-01.river.local/Citrix/Store/discovery;" EnableCEIP=false /AutoUpdateCheck=disabled /silent /forceinstall


まとめ

Citrix Workspace app for Windows のインストールに関して、様々なTipsをご紹介させて頂きましたがご参考になりましたでしょうか。
次回は、Citrix Workspace app for Windowsで弊社サポートセンターによく頂くお問合せについて対処方法のTipsをご紹介します。


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ブログ編集者のプロフィール

アシスト入社後、テスト系製品のカスタマーサポートを担当後、現在はCitrix製品を担当。シトリックス・システムズ・ジャパンの「2020 2nd Half Partner Award」にて、国内パートナーエンジニアの中から特に技術的な貢献が高い技術者に贈られる「Citrix Best Partner Engineer」を受賞。

XenAppとXenDesktopのトラブルシューティングや運用に役立つ情報を、長年のサポート対応の視点で分かりやすく伝えることを心がけています。学生時代から続けている映像制作の趣味の延長で、以下の動画も制作したのでご覧頂けますと幸いです。

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