オンプレミスのOracle Databaseのバックアップを、遠隔地に安全に保管したい。
しかし、テープ装置やバックアップ用ストレージを新たに用意するのは難しく、コストも抑えたい――。
そんなときの選択肢として注目されるのが、「クラウドにデータをバックアップする」方式です。ここでは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)で実現できるクラウドバックアップのパターンと、その中でAutonomous Recovery Service(Oracle Database Autonomous Recovery Service(RCV)/Oracle Zero Data Loss Autonomous Recovery Service(ZRCV))をクラウド上の「データの金庫」としてどのように活用できるかをご紹介します。
OCIでは、「どこまでRPO/RTOを詰めたいか」「どこまで運用を自動化したいか」に応じて、クラウドバックアップの選択肢を段階的に選べます。
| No. | アプローチ | 概要 | RPO/RTOの目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 汎用クラウドストレージにバックアップ | RMANなどで取得したバックアップをOCIのオブジェクトストレージに保管します。 | RPO:バックアップ取得タイミング RTO:データベースサイズに依存 |
既存のバックアップ運用をOCIに延長するイメージで、構成がシンプルかつ低コストです。 |
| 2 | OCIのデータベースサービス標準バックアップ | OCIのBaseDBやExadata Cloud Serviceなど、データベースサービスが提供する自動バックアップ機能を利用します。 | RPO:数十分〜数時間 RTO:自動化により短縮 |
バックアップの取得・保持管理がサービス側で完結し、バックアップ運用の負荷を軽減できます。 |
| 3 | Autonomous Recovery Service(RCV/ZRCV) | Oracle AI DatabaseやオンプレミスのOracle Databaseのバックアップを、Autonomous Recovery Service(RCV/ZRCV)でリアルタイムに保護します。 | RPO:1秒未満も目指せる RTO:自動化により短縮 |
Immutableなバックアップとリアルタイム保護により、「最後の砦」となるバックアップ基盤をクラウドで実現します。 |
サイバー攻撃やランサムウェア被害では、「バックアップデータまで暗号化されて復旧できない」ケースが最も深刻です。
Autonomous Recovery Service(RCV/ZRCV)は、こうした「最後の砦」となるバックアップ自体をOCI上で守るためのサービスです。
「クラウドへの全面移行はまだ先だが、データだけは最強の金庫に退避させたい」――
そんなデータベース管理者の方に選ばれている選択肢が、Autonomous Recovery Service(RCV/ZRCV)です。
※上記は有償の支援サービスです。お見積りについてはこちらからお問い合わせください。
ランサムウェアや設定ミスなど、実際のインシデント事例をもとに、OCIで優先的に取り組むべきセキュリティ対策と、RCV/ZRCVを含むバックアップ・リカバリのポイントを整理した資料です。
「今すぐ・低コストで始められる」優先度の高い対策メニューを、IAMポリシー/Cloud Guard/OCI Logging/Autonomous Recovery Service(RCV/ZRCV)まで一冊にまとめています。