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  • Oracle Cloud
2021.01.13

Oracle Cloudのサービス利用上限値を設定変更する方法

Oracle Cloud には、”利用上限値(サービス・リミット)”という設定があります。
クラウドには「利用したいときに、利用したい分だけ、すぐに利用可能」というメリットがありますが、実はクラウド・アカウント毎に上限が設定されているのです。

サービス・リミットに達しているサービスは、新たなサービスの作成ができなくなります。
また、Exadata Cloud ServiceやFastConnectのCross-Connect等利用開始時にサービス・リミットが”0”となっているサービスもあります。

「特定のサービスを大量に利用したい。」、「なぜか急にサービス作れなくなった!」、「サービス・リミットが”0”のサービスの利用を開始したい。」という場合は、サービス・リミットを確認、引上げを行う必要があります。

今回は、リソース・リミットの確認・引上げ方法をご紹介します。


リソース・リミットの確認と引上げ方法

Oracle Cloudコンソールにログインし、以下の手順でサービス・リミットの状況を確認します。


(1)サービス・リミットの画面へ移動します。
  ダッシュボード >> ガバナンス >> 制限、割り当ておよび使用状況

(2)”制限、割当ておよび使用状況”が表示されます。

(3)確認したいサービスを選択し、対象のリソースのリミットを確認します。

OCI 管理コンソール


サービス・リミットの引上げ依頼

利用するサービスのリミットが迫っている場合や、今後のサービス利用を考えてリミットを引上げておきたい場合は、「サービス制限の引上げ」を行います。

今回は、FastConnectを例にご説明します。

(1)リミットの引上げリクエストを行う対象のサービスの使用状況を確認します。
   現在は、”0”であることがわかります。「サービス制限の引上げ」を選択します。

OCI 管理コンソール

(2)リクエスト内容を入力・選択の上、「リクエストの送信」を選択します。

上のイメージ図の青枠に該当する項目には、以下のような値を入力します。

項目 入力値
名前 リクエスト実施者の名前を入力します。(任意の名前でも可能です)
メールアドレス リクエスト実施者のメールアドレスを入力します。
(リクエスト受付や制限拡張完了のメールの配信先となります。)
サービス・カテゴリ リクエストするサービスのカテゴリを選択します。
リソース リクエストするリソースを選択します。
リージョン制限 拡張後の値を選択。
(もともと制限が2であり、2を追加する場合は4を選択します。)
リクエストの理由 リクエストの理由を入力します。
※「追加のリクエスト」を選択すると複数のリクエストを同時に実行できます。

(3)送信後、確認画面が表示されます。「閉じる」を選択し表示を閉じます。

(4)リクエスト時に入力したメールアドレスに、リクエスト受付のメールが送信されます。
   リクエストの処理(引上げ処理)が完了すると再度メールが配信されます。
   メールには、リクエストに対する一意のトラッキング番号が記載されています。


リクエスト受付メール

配信元 oci-noreply-custops@status.oraclecloud.com
配信先 リクエスト時に入力したメールアドレス
件名 Service limit increase request received
本文
Dear Customer,
The request for a service limit increase for your Oracle Cloud account

ocid1.tenancy.oc1..aaaaaaaxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx a has been received
Tracking number: CAM-99999
Request Submitted:
Region : NRT

Category : Fast Connect

Resource : Cross-Connect Group Count

Requested Increase : 2
What's next: When your request is allocated, you'll receive a confirmation email to this same address. If we need additional information about your request, you'll receive a follow-up email from a support representative.
Service limit requests are not immediate. Most limit requests are resolved within 1 business day. However, depending on the resource or quantity requested, it might take longer to allocate. If you need immediate assistance please open a Severity 1 SR in My Oracle Support: https://support.oracle.com/

拡張完了メール

配信元 xxxx xxxx@oracle.com(対応担当者名)
配信先 リクエスト時に入力したメールアドレス
件名 Resource limit update CAM-99999
本文
Hello,

Thank you for reaching out to us today. We have increased the number of Cross Connects in Tokyo, as requested.

Let us know if we can be of further assistance.

Thanks

xxxx xxxxx xxxxx | Oracle Cloud Infrastructure Customer Support

Join our OCI Community Forums at Cloud Customer Connect for help.

Find OCI Product documentation at https://docs.cloud.oracle.com To Contact Oracle Support visit https://support.oracle.com/ to file or view support tickets

サービス・リミットの引上げ結果確認

(1)サービス・リミットの画面へ移動します。
   ダッシュボード >> ガバナンス >> 制限、割り当ておよび使用状況

(2)”制限、割当ておよび使用状況”が表示されます。

(3)リミットを引上げたサービスを選択し、リミットを確認します。


補足

サービス・リミットの引上げを考えたとき、運用としては「このシステムで利用するのは、このサービス数まで」という制限をつけたいというご要望も出てくるかと思います。

Oracle Cloudでは、コンパートメント(クラウド・アカウント内の論理区画)ごとに利用可能なサービスを制限する機能(割り当て制限ポリシー)も提供されています。

※この制限については、今後ご紹介予定です。
複数のシステムをOracle Cloud上で運用いただく場合、利用サービスを管理することができる”サービス・リミット”と”割り当て制限ポリシー”はとても役に立つ機能ではないでしょか。


まとめ

Oracle Cloudでは、利用開始時にサービス・リミットが設定されています。
必要な時にすぐに環境を準備できるというクラウドならではのメリットを享受するために、事前にサービス・リミットの確認を行っておきましょう。


執筆者情報

いとう さやね プロフィール画像

2012年アシスト入社後、Oracle Databaseフィールドエンジニアに従事。
2017年からはOracle Cloudを中心としたプリセールスおよびフィールド技術を担当。


■商標に関して
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

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