Database Support Blog

  • Oracle Cloud
2021.02.04

Oracle Cloudの課金状況を把握しよう

Oracle Cloudは従量課金制となっており、使った分だけ課金されます。
「今月分の課金っていくらだろう」「どのサービスでいくらかかったんだろう」という疑問が出てくるかと思います。
そんな時に役立つOracle Cloudの課金状況の確認方法をご紹介します。


今月分の課金額確認方法

今月分の課金額を確認するには、「コンソールの表示」と「予算」が便利です。
まずは、コンソールの表示を確認しましょう。



赤枠内に、アカウントにおける合計課金額が表示されています。
ただし、即日反映されるわけではないため、リアルタイムに課金額を確認することはできません。

次にメニューの中にある、予算からの確認方法です。
こちらの機能は、コンパートメントごとに課金額を確認することが可能です。
また、利用予測も出してくれるため、とても便利な機能です。
予算は、メニュー内の「アカウント管理」から確認することができます。



予算ページが表示されました。
予算の作成をクリックして、設定内容を確認してみましょう。



こちらが作成画面です。
予算範囲は、コンパートメントかタグを指定できます。
また、予算アラート・ルールでは、課金額によってアラートメールを通知することが可能となります。



実際のアラートメールはこちらです。



サービス毎の課金額を確認する

サービスごとの課金額の確認は、「コスト分析」を使います。
コスト分析は、メニューからアクセスすることができます。



コスト分析の画面が表示されました。
フィルタで出力する内容を絞り込んだり、グループディメンションでサービスごとやコンパートメントごとに課金額を確認できます。


例)コンパートメント毎にDATABASEサービスをどれだけ利用したか(金額)


なお、画面に表示している結果を、CSVやチャート画像としてダウンロードすることも可能です。


まとめ

今回は、「予算」と「コスト分析」を用いて、課金額を確認する方法をご紹介しました。
弊社検証環境でも、予算の設定やコスト分析はよく使っている機能です。
想定外の課金が発生していないかなど、定期的に確認されることをお勧めします。


執筆者情報

さはし たくま プロフィール画像

愛知県の文系大学を卒業し、2019年アシストに新卒で入社。
幼いころから社内SEである父を見て育ち、同じ業界に進むことを決意。配属後は、主にOracle CloudとAWSのフィールド業務を担当している。新人の頃から主にクラウドを担当し、アシスト内ではオンプレミスを触れていない"クラウド世代"の先陣を切っている。...show more


■本記事の内容について
 本記事に示した定義及び条件は変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

■商標に関して
 ・Oracle®、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
 ・Amazon Web Services、AWS、Powered by AWS ロゴ、[およびかかる資料で使用されるその他の AWS 商標] は、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
  文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

関連している記事

  • Oracle Cloud
  • Oracle Database
2024.12.02

OCIでGPUインスタンスを構築してみた

OCIで提供されている生成AIサービスとGPUインスタンスを前回の記事「生成AIにGPUが適している理由」で紹介しました。本記事では、GPUインスタンスをデプロイして、インスタンス上でLLM(大規模言語モデル)の動作環境を構築する方法をご紹介します。

  • Oracle Cloud
  • Oracle Database
2024.11.15

Oracle Cloud VMware SolutionにおけるVMware HCXとは?

前回の記事でお伝えしたとおり、OCVSを構築するとVMwareの複数の機能が利用可能です。 それらの機能の中で、今回はHCXの概要や具体的な機能、OCVSでHCXを利用するメリットなどをお伝えします!

  • Oracle Database
  • Oracle Cloud
2024.11.05

Oracle Database 23ai新機能!メモリーを有効活用する統合メモリー管理

2024年5月にOracle Cloud環境にて、先行してOracle DB 23aiがリリースされました。 Oracle Base Database ServiceにおけるOracle Database 23aiの検証結果を報告します。 今回は「統合メモリー管理」をテーマにお伝えします。

ページの先頭へ戻る