
- Oracle Cloud
オンプレミス環境とクラウドを接続してみよう!~4.閉域網接続の構築~
クラウドを使い始めたいけど、何からやれば良いか悩む方も多いと思います。そんな方への情報収集のネタとして、アシストの社内検証環境でオンプレミス環境とOracle Cloudとを接続するために実施した経験を共有します。第4回目は閉域網接続の構築にフォーカスしてご紹介します。
|
Oracle Cloudは従量課金制となっており、使った分だけ課金されます。
「今月分の課金っていくらだろう」「どのサービスでいくらかかったんだろう」という疑問が出てくるかと思います。
そんな時に役立つOracle Cloudの課金状況の確認方法をご紹介します。
今月分の課金額を確認するには、「コンソールの表示」と「予算」が便利です。
まずは、コンソールの表示を確認しましょう。
|
赤枠内に、アカウントにおける合計課金額が表示されています。
ただし、即日反映されるわけではないため、リアルタイムに課金額を確認することはできません。
次にメニューの中にある、予算からの確認方法です。
こちらの機能は、コンパートメントごとに課金額を確認することが可能です。
また、利用予測も出してくれるため、とても便利な機能です。
予算は、メニュー内の「アカウント管理」から確認することができます。
|
予算ページが表示されました。
予算の作成をクリックして、設定内容を確認してみましょう。
|
こちらが作成画面です。
予算範囲は、コンパートメントかタグを指定できます。
また、予算アラート・ルールでは、課金額によってアラートメールを通知することが可能となります。
|
実際のアラートメールはこちらです。
|
サービスごとの課金額の確認は、「コスト分析」を使います。
コスト分析は、メニューからアクセスすることができます。
|
コスト分析の画面が表示されました。
フィルタで出力する内容を絞り込んだり、グループディメンションでサービスごとやコンパートメントごとに課金額を確認できます。
|
例)コンパートメント毎にDATABASEサービスをどれだけ利用したか(金額)
|
なお、画面に表示している結果を、CSVやチャート画像としてダウンロードすることも可能です。
|
今回は、「予算」と「コスト分析」を用いて、課金額を確認する方法をご紹介しました。
弊社検証環境でも、予算の設定やコスト分析はよく使っている機能です。
想定外の課金が発生していないかなど、定期的に確認されることをお勧めします。
![]() |
---|
愛知県の文系大学を卒業し、2019年アシストに新卒で入社。
幼いころから社内SEである父を見て育ち、同じ業界に進むことを決意。配属後は、主にOracle CloudとAWSのフィールド業務を担当している。新人の頃から主にクラウドを担当し、アシスト内ではオンプレミスを触れていない"クラウド世代"の先陣を切っている。
保有資格
・Oracle Cloud Infrastructure 2019 Certified Architect Associate
・AWS Certified Solutions Architect - Associate
■商標に関して
OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
クラウドを使い始めたいけど、何からやれば良いか悩む方も多いと思います。そんな方への情報収集のネタとして、アシストの社内検証環境でオンプレミス環境とOracle Cloudとを接続するために実施した経験を共有します。第4回目は閉域網接続の構築にフォーカスしてご紹介します。
クラウドを使い始めたいけど、何からやれば良いか悩む方も多いと思います。そんな方への情報収集のネタとして、アシストの社内検証環境でオンプレミス環境とOracle Cloudとを接続するために実施した経験を共有します。第3回目はVPN接続の作成にフォーカスしてご紹介します。
クラウドを使い始めたいけど、何からやれば良いか悩む方も多いと思います。そんな方への情報収集のネタとして、アシストの社内検証環境でオンプレミス環境とOracle Cloudとを接続するために実施した経験を共有します。第2回目はクラウド環境の準備にフォーカスしてご紹介します。