
- クラウドサービスとのデータ連携
HULFTのファイル転送先システムがSaaSになったらどうする?~HULFT Squareを活用した解決策と事例のご紹介~
この記事では、SaaSとオンプレミス間のファイル転送を実現するHULFT Squareについて紹介します。
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Salesforceといえば、みなさんご存知、世界シェアNo.1の営業支援/CRMツールですよね!
お客様との会話でも頻繁に登場し、Salesforceのデータを活用したいとご相談いただくことが増えています。
Salesforceとのデータ連携には、Salesforceが提供するAPIを使用します。
API連携するためのプログラムをスクラッチで実装しようとすると、一般的には次のような課題に直面します。
課題
これらの課題を解決することができるのが、ずばり「DataSpider」なのです!
DataSpiderを利用するメリット
SalesforceなどのWebAPI連携では、まず接続部分を開発する必要がありますが、
DataSpiderでは、グローバルリソースという接続定義をGUIで作成できます。
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今回は、OAuth 2.0を使用して接続を行います。
Salesforce側でRefresh Tokenを取得し、プロパティに入力するだけです。
接続定義を作成したら、次は実際の処理作成です。
Salesforseとの連携には、SOAP API を使用します。
DataSpiderの各コンポーネント(アイコン)が、APIの各メソッドに対応しているため、
利用したいアイコンをGUI画面上で選択し、表示される項目の設定を行います。
Salesforceからのデータ抽出条件をつけたい場合には、SQLをベースとしたSOQLという
独自の言語を使用しますが、DataSpiderではこのSOQLもGUI画面の操作で生成することができます。
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実際の設定画面がこちらです。
この例では、活動中の商談について、確度や完了予定日を含むリストを作成しています。
日本語のラベル名や型・カラム制約を確認し、絞り込みを行いながら
抽出項目や条件を設定することができます。
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これで、設定内容がプロパティ画面に反映されます。
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抽出テストを実行すると、SOQLが生成され、該当データの件数が表示されます。
このように、DataSpiderを利用すると、プログラミング不要なGUIでの開発で
欲しいデータを簡単にSalesforceから抽出することができます。
今回は1テーブルからの単純なデータ抽出でしたが、
DataSpiderのSalesforceアダプタでできることはまだまだあります!
気になる方はぜひこちらの資料をご確認ください。
最後に、実際にSalesforceアダプタを活用されている河村電器産業様の事例をご紹介させていただきます。
河村電器産業様では、OSサポート終了によるNotesからの移行をきっかけにDataSpiderを導入されました。
その後、Salesforce連携を始めとする新たな仕組みを続々と開発し業務改善を行っています。
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もし、DataSpiderを使わずにスクラッチでデータ連携処理プログラムを開発していたら
費用対効果を考え、着手を見合わせていたかもしれないとのこと...
DataSpiderは新たな情報化の仕組みをGUIで簡単に手間なく作成できることから
作業時間の削減や在庫の適正化といった業務の自動化/効率化にも活用されています。
*もっと詳しく読みたい方はこちら!(→河村電器産業様の事例へ
)
今回は、SalesforceをはじめとするWebAPI連携において、
EAIツールを利用するメリットと事例についてお伝えしました。
もちろん、その他社内システムのデータ連携にも活用できるDataSpider。
他記事でも多くの機能や事例を紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください!
F(えふ)
西日本支社 技術統括 情報活用技術部
2017年に新卒でアシストに入社。
データ連携チームに所属し「DataSpider」「DMExpress」担当技術として活動中。
この記事では、SaaSとオンプレミス間のファイル転送を実現するHULFT Squareについて紹介します。
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