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こんにちは。アシストでデータ連携製品を担当している宮本です。
バッチ処理にフォーカスした連載ブログを通して、島尻とリレー形式で情報発信させていただきます。
これまで2回の連載にて、レガシーモダナイゼーションとデータ統合処理におけるバッチ処理の課題を洗い出してきました。
今回は、洗い出した課題をバッチ処理基盤の観点で統合し、解決するためのアプローチを考察していきたいと思います。
レガシーモダナイゼーションのバッチ処理とデータ統合処理の課題を統合すると、運用性、生産性、性能という優先順位になります。
まずは、運用性から、課題に対するアクションを考えていきます。
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運用性における目標は、2つです。
達成するためのポイントは、3つです。
次に、生産性の課題に対するアクションを考えていきます。
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生産性における目標は、2つです。
達成するためのポイントは、3つです。
最後に、性能の課題に対するアクションを考えていきます。
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性能における目標は、2つです。
達成するためのポイントは、3つです。
バッチ処理基盤の構造を考えると、ファイルとデータベースとバッチ処理がやり取りをするわけですが、お客様によっては、超大きいデータベース環境を構築して、データをすべてそこにツッコんで、SQLでぐりぐり処理するというようなアーキテクチャを採用されることもあります。
私は、システムを俯瞰して見て、ファイル処理の運用も考慮したうえで、データベース処理とのバランスを取る仕組みが有効だと考えます。
バッチ処理基盤に大きなパワーを持たせるというシステムのアーキテクチャ設計思想です。
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そして、このバッチ処理基盤に、運用性、生産性、性能を担保するバッチ処理エンジンをアーキテクチャとして組み込むシステム設計がとても効果的だと考えてます。
これにて、バッチ処理基盤についての考察は、いったん完了です。
本ブログのスライドは、前回 の連載記事と同様、2022年11月16日開催「DX Insight Winter」講演内容を再構成した資料から抜粋しています。資料は、こちらからダウンロードください。
宮本 玲
(みやもと あきら)
株式会社アシスト サポートサービス技術本部 DX推進サポート部
シンプルな構成でデータ連携できる「ファイル連携」についてご紹介します。 1.ファイル連携の概要とメリット、2.ファイル連携によって解決できる課題の例、3.ファイル連携に最適なETLツール