JP1で実行したDataSpider処理のエラー内容を取得してみた
2024年11月6日にDataSpider Servista 4.5がリリースされました。
4.5では、ScriptRunnerから実行したスクリプトでエラーが発生した際に、標準出力にエラー内容を出力する機能が追加されました。
この機能追加により、ジョブ管理ツールからDataSpiderのスクリプトを実行した際に、発生したエラーの内容をジョブ管理ツール側で確認することができるようになりました!
実際にJP1からScriptRunnerでDataSpiderのスクリプトを実行してエラーが表示されることを確認しましたので、以下に検証の流れと結果をご案内します!
1. DataSpiderでスクリプト作成
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a. エラーを発生させるため、出力ファイル名を空欄とします。
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c. JP1から実行するためScriptRunnerの実行用XMLを生成します。
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C:\temp\scriptrunner.xmlとして保存します。
2. JP1上でジョブ設定
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a. DataSpiderのScriptRunnerを実行するバッチファイルを作成します。
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バッチファイルに下記内容を記載します。(C:\temp\test.bat)
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c. 実行ファイル名に作成したバッチファイルを設定します。
3. 実行
実行結果詳細を確認します。
上記画面の右側続き
まとめ
これまではDataSpider側で確認しなくてはならなかったDataSpiderのエラー詳細がジョブ管理ツールで取得できるようになりました。
この機能追加により、エラーの特定や対応の迅速化、運用担当者の負荷軽減等につながることが期待されます!
ScriptRunnerをご利用のお客様は、この機会にDataSpiderのバージョンアップと合わせてエラー発生時の運用の見直しをご検討いただければと思います!
アシストでは、DataSpiderのバージョンアップ支援も実施しております。
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執筆者情報:
大藪 日登美(おおやぶ ひとみ)
株式会社アシスト
DX推進技術本部 技術統括2部 DI技術部 5課
2009年新卒でアシストへ入社後、「DataSpider」のサポート担当技術を
経て、現在はEAI/ETL製品「DataSpider」「HULFT」「Precisely Connect」の提案活動とお客様支援に従事。
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