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アシストでは、新型コロナウイルスに多大な影響を受けている今だからこそ、アシストの強みをさらに磨く必要があると考え、「コロ難90日プロジェクト」を発足し、5つの基本方針(①社員の安全を守る、②雇用を守るための事業継続、③既存のお客様との関係の維持強化、④社員力の向上、⑤これらの基盤となるネットワーク基盤の強化)をもとに、新しい取り組みを日々続けています。
その中の基本方針「社員力の向上」の1つの取り組みとして、「自分×1.5」というものがあります。各人がレベルアップを図り、そのアウトプットを全体で共有することで、全社で(自分×1.5)のn乗にレベルアップしようという取り組みです。
今回は、「自分×1.5」に絡めて、これを読んだらレベルアップできる!という、おすすめのビジネス書&技術書をリレー形式で紹介してもらいました。
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from 経営企画本部 企画2部 人事企画課 森 圭吾さん
本の内容
現場の泥臭い実態をもとにした、ウェットで人間的なプロジェクト運営の実践書です。「立ち上げ期」「計画策定期」「施策実行期」各フェーズでの抵抗への良い対処、悪い対処について描かれています。
読後の期待効果
・本音で思ったことを言い合える心理的安全性の高いチームづくり、強い意思を持ってプロジェクトを率いるリーダーシップ、メンバーの良さを引き出しチームの熱量をあげるファシリテーションについての理解が深まります。
・自分の要求を押し通すための交渉や駆け引きによってお互いを傷つけ合うのではなく、各自の思いを尊重しながら、お互いの願いが満たされるまで諦めず話し合いを続けていくようなコミュニケーションへと対話スタイルを変えることができます。
この本を選んだ背景
・推進側が“正義”で抵抗する側は“悪”ではない
・人に寄り添わなければ、抵抗と向き合うことはできない
・相手の立場で相手の主張と感情を深く理解しようとする姿勢
という考え方でプロジェクトを実践している点にグッときました。
リーダーだけではなく、プロジェクトに関わる全ての人にお勧めしたい1冊です。読了後、より前向きな気持ちになっている自分に気づいていただけるのではと思います。ぜひご一読ください。
次は、いつも私の話を真摯に聴いて下さる大阪の居城さんにバトンをお渡しします。
よろしくお願いします!!
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from サービス事業部サポートセンター 西日本サポートセンター 居城 美紀さん
宇宙兄弟という漫画が好きで、ジャケ買いした本です。
宇宙飛行士を目指す兄弟が主人公の「宇宙兄弟」ですが、長男六太(ムッタ)のストーリー内での行動を題材に、今の時代に求められている「リーダー像」を明らかにしています。全然リーダーっぽくないムッタがなぜ強いチームを作ることができたのか?
本書では、旧来の牽引型リーダーシップではない、今必要とされているリーダーシップを発揮する方法が書かれています。
・完璧なリーダーはいらないこと
・率先垂範、完璧なリーダーを目指す代わりに、肩の力を抜いて、等身大で自然なリーダー像で支援的・促進的に他者と関わること
・等身大のあなたらしいリーダーシップを活かしたチームを作ること
(本書 あとがきより)
上記3点を漫画のエピソードを通じて理解し、納得し、そして実践しようと思える本です。
リーダーというものは、優秀であり人を牽引する人でなければいけない、というような思い込みに悩んでいる人や、リーダーという役割を与えられたけどどうしたらいいか迷っている人にお勧めします。きっと軽やかにリーダーという役割を引き受けられると思います。
お次は、名古屋の技術、大藪さんお願いします。
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from 中日本支社 技術部 大藪 日登美さん
■本を選んだ背景
私には、自分では一生懸命仕事に取り組んでいるつもりなのに、なかなか結果につながらずモヤモヤしていた時期がありました。
そんな中、コミュニケーションの研修で傾聴について学びました。
(アシストでは仕事上の役割が上がるタイミングで集合研修を受ける制度があります。)
この研修を通して、今まで「聴く」ことが明らかに足りていなかったことに気が付きました。実際に習った聴き方を実践してみると、相手の要望やその背景をしっかり吸い上げることができ、手戻りがなくなってお客様や上司からの評価も良くなりました。
最近は以前に比べると、だいぶ聴く力が身についてきたのかな、思っていますが、その研修から数年経過しているので再度確認してみたくなり、この本を手に取りました。
■本の内容、お勧めポイント
この本には、聞くことの重要性や具体的な聞き方が完結に書かれています。情報の吸い上げ方だけでなく、関係性を強化できる聞き方など、色々な聞き方が記載されています。また、重要な箇所は図示されているので、理解しやすいと思います。
上司やお客様に対して「こんなことを聞いても良いのかな?」「分かっていない人、理解力がない人と思われないかな?」と考えてしまい、中々一歩踏み込んで聞けないという人にお勧めの一冊です。
お次の方は、私がいつも仕事でお世話になっている大先輩の清水さん、お願いします!
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from 中日本支社 技術部 清水 洋孝さん
今回は少しレベル高めの書籍の案内をします。
「オペレーティングシステムへの構造的アプローチ(上、中、下)」と「詳解 Linuxカーネル」という書籍です。これらの書籍はOS(オペレーティングシステム)の中身を解説した書籍となります。
尚、「オペレーティングシステムへの構造的アプローチ(上、中、下)」はすでに廃版となっており、書店では手に入りません。「詳解 Linuxカーネル」は第3版が発売されています。
どちらの書籍も頭から読むのではなく、目次より興味のある部分から読み込んでいく本で、おそらく最初はほとんどの内容がチンプンカンプンになると思います。
なお、重要なのはわからなくとも章全てをとりあえず読み込む事です。何度も繰り返し読み込む事で、自分の中の知識レベルが大きく上昇した事が実感出来るのではないかと思います。
「オペレーティングシステムへの構造的アプローチ」は私が初めてもらったボーナスで買った本でとても思い入れがあります。最初はほとんどわからない内容でしたが、少しずつ解説されている内容が理解出来るようになった事を覚えています。
私の紹介した書籍でなくともかまわないので、今の自分では理解出来ないだろうなと思うような書籍をぜひ持っておいて下さい。そして、時折眺める事で自己レベルを向上させて下さい。
お次の方は、大阪のサポートセンターから、お茶目な藤原康則(のり)さん、お願いします。
from サービス事業部サポートセンター 西日本サポートセンター 藤原 康則さん
「自分×1.5」と言うことで、自身が社会人として、リーダーとして、マネージャーとしてどうあるべきか、悩み、壁にぶち当たった時に手にした書籍をいくつかご紹介したいと思います。
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見出しの本は課長としての心構えや、組織をどのようにまとめて向上させていくかというところで、有名なトヨタの「カイゼン」というキーワードで手にした本(というか、ムック本だったような)です。
これらの書籍から今でも意識していることは、
「頑張らせるな。頑張らなくても成果が出る仕組みを考えるのがマネージャの仕事である。」
という大野耐一さんの言葉。これ以来 「ガンバレ」 という言葉をメンバーには言わないぞと心に決めました。
次に、課長として何年か経験して、どうすれば人は育つか、更に組織を強くするためにはどうすれば良いかと日々考えるにあたり、過日お亡くなりになられた 野村克也さんの書籍をいくつか読みました。
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「組織はリーダの力量以上には伸びない」
「人を遺すは上なり(後藤新平)」
組織を強くするためには、まずは自分自身を絶えず高めなければならない。そして、自分より優れた人財がいるのであれば、その人をたてて更に組織を強くするという力量を持たないといけない。松下幸之助曰く「松下電器は人を作っている」 とのごとく、マネージャーの仕事はメンバーの育成であると再認識させられました。
(トヨタの本でも、トヨタの課長の評価は育成が8割占めるとも書かれていたので)
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最後に、社員のエンゲージメントを高め、次のリーダー、主体的に行動するメンバーを育てるためにはということで最近手に取った書籍が、これまた有名な「7つの習慣(スティーブン・R・コヴィー)」(本書は分厚すぎるので、「まんがで読む」ほうを手にしました……)。 少し宗教的というか、啓発本的なところもありますが、「自分のありたい姿は何か」、「自分はどこに進むのか」、「何を求めるのか」というゴールと目的を意識させ、やること=「手段」が目的にならないように、メンバーが将来のなりたい姿をイメージできるよう、ゴールにたどり着けるよう、共に考え、悩み、歩んでいければと思っています。
「監督、人を育てる者の仕事は、本人に気付かせること、気付きを与えること。」
言葉多く話しても、本人が気付き、納得しないと人は動き変わりません。
「誉めてやらねば人は動かじ 任せてやらねば人は育たず 信頼せねば人は実らず」
気付かせるためにどうするのかを日々考えています。
で、各書籍はそれぞれのタイミングで手にしていますが、若手社員の皆さんが早い段階で読んでも、リーダーやマネージャーがそれぞれの立場で読まれても良いと思います。(野村監督の本は重複する部分があるので、どの書籍を読まれても良いかと思いますが……。)
壁にぶつかった時に、仕事でのコミュニケーションを向上させたい時に、リーダーになった時に、自己レベル向上のきっかけになど、色んなシーンで皆さん書籍を活用されていますね。
人は、一人では一度の人生しか経験できません。しかし、書籍を通して他人の経験を垣間見ることができます。書籍だけではなく、誰かが書いたWeb記事、セミナー、勉強会なども同じです。自分にふさわしい形で他人の経験を吸収し、自分の学びに変えていくのは自己成長の一つのやり方です。
ぜひ皆さんも、今回紹介された中からピンときたものがあれば手に取ってみてください。
また、オススメの書籍があったら、ぜひ教えてください!知の共有をしていき、「自分×1.5」としてレベルアップの一助にしていきましょう。
「アシスト文化祭2024」のフィーナーレを飾ったのは「アシストクッキング」です! お洒落なクッキングスタジオを貸し切り、ハーブをふんだんに使ったクリスマス用レシピにチャレンジしました。
アシスト文化祭2024の第三弾は、「ピカピカ隊」です!社員とそのご家族で一緒に海岸清掃を行い、きれいになった海を見ながら、近隣のお店で打ち上げを開催しました。