アシストのブログ

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2021.11.01

コロナ禍のサポセン新人奮闘記


新型コロナウイルス感染症は、2020年からの長期にわたり、社会の在り方や企業活動、そして個々人の生活に大きな影響を与えました。何年も社会人生活を送ってきた私たちでさえ、その変化への対応に難しさを感じることがあるのに、新入社員たちはさらに大きな不安や葛藤を抱えていたのではないでしょうか。

今回は、そんな状況でも立派に成長してくれた2020年4月入社の池田茉由さんと西田凌さんに話を聞いてみました。新入社員の思いや仕事をする上で課題に感じた点やその乗り越え方を通し、同じ悩みや課題を感じていらっしゃる方の励みになれば幸いです。


1.周りが見えない不安と焦りを原動力に(池田茉由さん)


── 2020年の4月といえば、日本でも新型コロナが猛威を奮い始めた頃でしたが、どのような気持ちでしたか?

入社当初は、不安と焦りが大きかったです。

入社式も延期となり、最初の2ヵ月間は自宅で新入社員研修をオンライン受講する日々が続きました。その頃はまだ会社の雰囲気もよく分からず、研修も対面からオンラインへと変わったことでカリキュラムも再編成されたりなど、もしかしたら例年に比べて遅れを取っているのではないかと焦りを感じました。

研修で同じ班になった同期とこまめに連絡を取ったり、研修事務局や人事、サポーターとの面談や、気軽に集まって食事をする機会はありましたが、対面で周囲の様子を伺えないことによる不安は常にありましたね。

※サポーターとは:新卒採用において、アシストの理解を深めてもらうために採用過程で学生を支援する社員

── 焦りや不安は克服できましたか?

焦りや不安が消えることはありませんでしたが、それをバネにして努力しました。

研修事務局や人事の皆さんが新人研修を実のあるものにするために、臨機応変に工夫を重ねてくれている姿を見て、「どれだけ焦っても状況は変わらない。それなら不安や焦りを克服するために、自分もができることをしよう」と思い、今までよりも目の前の課題に集中して取り組むようにしました。疑問点はそのままにせず、自分で調べたり同期や講師に尋ねたりするなどして理解していくようにし、自身で学習を進められる部分は積極的に取り組むようにしていました。

その結果、プログラミングのテストで満点を取って合格することができたんです!

── プログラミング未経験から2ヵ月で満点を取れるほど努力した背景にはそのような葛藤と熱い思いがあったのですね。2021年の新入社員研修の講師にも抜擢されていましたし、研修事務局や人事から見ても、実力だけではなく池田さんのそのような姿勢が頼もしかったのだと思います。

私も配属後の研修を担当しており準備する側でしたが、新型コロナの影響で研修スケジュールを変更しないといけない時が何回もありました。しかし、嫌な顔一つせず前向きに対応してくれて本当に助かっていました。

また、研修への意欲や進捗を見込んで、例年より対応製品を増やして課題に取り組んでもらっていましたが、例年よりも早く実際のお客様対応を開始していましたよね。その成長スピードにフォローする側も力を受け、チームに良い影響を与えてくれていたと思います!


参考:2020年度新人研修の様子はこちら
https://www.ashisuto.co.jp/pr_blog/article/1211823_5736.html



2.対面ではないコミュニケーションの難しさを乗り越えて(西田凌さん)


── 配属されてからもテレワークが続きましたが、いかがでしたか?

先輩とのコミュニケーションが非常に難しかったです。

ランチや飲み会、自席での先輩との何気ない会話など、例年であれば先輩と交流を深められたはずの機会がことごとく失われたため、どのような距離感で接して良いか掴めず、最初は業務上の必要最低限な連絡でさえ気を使ってしまうこともしばしばありました。

── 確かに先輩の仕事の様子が見えないと、忙しかったら迷惑かもしれないと連絡をためらってしまいますよね。今はいかがですか?

今も難しさを感じるときはありますが、以前ほどではありません。

自分がお客様にお送りする文章をチームの先輩社員全員に交代で添削してもらうという施策があり、そこで各先輩と話す機会をもつようになったんです。接点ができてからは自分からコミュニケーションを取るようになり、より多くの先輩と会話して関係性を築いていきました。

また、1対1のコミュニケーションに慣れてきてからは、大勢の中でのコミュニケーション力を上げるためにチーム全員が集まるミーティングの場で積極的に発言するようにしていきました。コニュニケーション力が身に付くだけではなく自分のことを知ってもらう機会にもなり、取り組んで良かったと思っています!

── チームの施策をチャンスと捉えて積極的にコミュニケーションを取っていく姿勢や、大勢が集まるミーティングの場で臆さずに発言することはなかなかできることではないと思います。西田さんのチームの先輩も、ミーティングでの発言に関して感心していましたよ。新入社員が元気に積極的に関わってくれるのは、先輩社員としても元気をもらえるし、なんだか嬉しいんですよね。

また、西田さんはアウトプット量がチーム1だと聞いていますが、意識していることはありますか?


アウトプットは、自分の知識整理のためと、未来の後輩のためにしていました。

新入社員は毎日のように大量の製品知識を学びますが、読んで終わり、聞いて終わりとならないように、学んだ知識を自分の言葉に置き換えて整理することで、知識を習得できるよう心がけていました。自分で整理した内容を振り返っておくと、次に同じ問題にぶつかった時、「あの方法でやろう!」とすぐに思い出して自分で解決できるようにもなって、嬉しいんですよね。

また、アウトプットする時には、何が分からなかったのか、先輩にどのような観点で指摘されたのかを必ず記すようにしていました。これは自分の知識整理のためでもあり、未来の後輩のためです。自分が躓いた箇所は後輩も躓いてしまうかもしれないため、事前に回避できたらと思い、記載していました。

── 自分のことだけではなく後輩のことも考えてアウトプットできているのは素晴らしいです。資料作成者には質問もしやすいですし、西田さんが新人時代に困っていた「話すきっかけ」にも繋がりそうですね。



3.最後に


── 最後に、お二人に今後の意気込みを聞いてみたいと思います。

池田さん:
お客様からもチームメンバーからも「欠かせない」と思われる人になりたいです。

サポート対応では、いかにお客様の状況やご要件を理解して対応するかがお客様の満足度に繋がると思っています。だからこそ知識習得だけではなくヒアリング力を身に付け、お客様のお困り事を正確に理解した上で、最適解をお届けできるようなサポートを提供していきたいです!

西田さん:
お客様への対応スピードを上げることに注力していきたいです。

先輩方の対応を見ていても、お問い合わせをいただいてすぐに回答しているケースはお客様の満足度が高いように感じます。また、対応のスピードを上げるためには、得意分野を作る必要があると思っています。今はまだ幅広く学んでいるところですが、得意分野を作ることで効率良く対応できるようになり、お客様が求める以上のスピード感でのサポートを提供していきたいです!

── 新入社員は誰しも期待と不安を抱えながら入社しますが、新型コロナにより不安が大きい中で入社を迎えた2020年4月入社の皆さんは、苦労が多かったことと思います。その中でも前向きに、積極的に目の前の問題を乗り越えようと奮闘し、逞しく成長してくれたお二人も今では立派なアシストサポートセンターの戦力です。

何より2021年4月入社の新入社員たちにとっても、チームの最前線で活躍する先輩の姿はかっこよく映るでしょう。新入社員の気持ちが分かる立場として、ぜひ心の支えにもなってあげてください。


編集後記


インタビュアー:渥美 紀里子

私自身、OJTLという立場で新入社員の皆さんの近くにいたつもりですが、今回インタビューするまで知らなかった、気づけなかった悩みや思いがありました。先輩社員にとっては些細に感じる問題も、新入社員にとっては大きな問題となりうることを胸に刻み、これからも一つ一つの問題に後輩たちと一緒に向き合っていきたいです。

次回は、先輩社員たちの育成取り組みについて紹介したいと思いますのでお楽しみに!


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