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2021.04.12

ビジネスの卵を探せ!初開催「yukaiアイデアソン」の行方は!?

ビジネスの卵を探せ!初開催「yukaiアイデアソン」の行方は!?


本日は、3/1に開催された「yukaiアイデアソン」の様子をご紹介します。

各部門から招集された精鋭たちが、部門対抗でアシストの新ソリューションのアイデアを競い合ったこのイベント。果たして、勝敗の行方は?!

「yukaiアイデアソン」実施のきっかけ


アシストは2018年からの中期経営計画として「超サポ愉快カンパニー」をビジョンに掲げ、その具現化を推進する全社横断型のプロジェクトの一つとして「YUKAI推進委員会」が立ち上がりました。現在は「yukai委員会」として活動を続けています。(途中で大文字の「YUKAI」から、小文字の「yukai」に名称変更しました。)

その活動はまず、社員の営業活動や技術支援、プロダクトサポートなど日々の活動、そしてお客様からいただく声をきっかけにして生まれた気付きや改善提案を、社員から「アイデア」として投稿してもらうことから始まります。投稿されたアイデアは、お客様の役に立つものか?アシストがそれを提供する意義はあるのか?といった独自の基準で選抜し、お客様へ提供可能なソリューションを目指して、投稿者とyukai委員会が一緒に具体化に取り組みます。

参考:「YUKAIプロジェクトから生まれた、「超サポダッシュボタン」開発秘話」
https://www.ashisuto.co.jp/pr_blog/article/1211860_5736.html


プロジェクトの開始から約3年が経過した今も、プロジェクトには1年間に60~70件のたくさんのビジネスの卵が寄せられていますが、投稿してくれる社員が徐々に限定的になるなど、全社的な盛り上がりを継続させることの難しさを感じていました。多くの社員が日々の気付きを投げ込んでくれてこそのyukai委員会の活動ですから、この課題は死活問題です。「投稿することが文化になる位、身近な活動にしていきたい」という委員会メンバーの思いも重なり生まれたのが、今回の「yukaiアイデアソン」でした。

「yukaiアイデアソン」ってどんなイベント?


アイデアソンとは、「あるテーマについて、多様性を持ったメンバーが集まり短期間で新しいアイデアを生み出すイベント」のことだそうです。「yukaiアイデアソン」では、三人一組のチームで、計4時間をかけてお客様の愉快を実現するアイデアを練り上げてもらい、最優秀を競います。

今回は部門対抗という形をとり、担当執行役員がプライドをかけて自部門から精鋭3名を選抜!その結果、30代の中堅が揃ったチーム、3人とも50代後半で自ら「おっさんず」と名乗るベテランチーム、自称イケメン選抜チームなど、まさしく三者三様といった組み合わせのチームが全国の各拠点から集まりました。

当日のタイムスケジュールはこちらです。ちなみに今回は、緊急事態宣言の真っ最中でもあるためオンラインでの開催となりました。

14:00~14:20 開会挨拶、全体説明、チーム紹介(15分) 1チーム1分の自己紹介を
14:20~15:00 セッション①(40分) アイデア出し
15:00~15:35 アイデア中間発表(35分) 1チーム3分×11チーム
15:35~16:15 セッション②(40分) アイデア選定+磨き
16:15~16:55 セッション③(40分) アイデア整理+発表準備
16:55~17:50 成果発表(55分) 1チーム5分×11チーム
17:50~17:55 Googleフォームから決選投票(5分) 自チーム以外へ個人投票
17:55~18:00 結果発表&優勝コメント&総評など(10分)

「yukaiアイデアソン」開始!一番きらめくビジネスの卵はどれだ!

セッション①:アイデア出し


最初のセッションでは、まずは幅広くアイデアを発散させていきます。40分じゃ短すぎるのでは?と心配していたのですが、無用な心配でした。どのチームも活発に議論を交わし、中には10個以上のアイデアが出ているところも。一つのアイデアから、メンバー間での議論を経てアイデアがどんどん派生して生まれていくようです。社員個々人で気づきをアイデアにまとめるという、普段の投稿との違いを感じました。

アイデア中間発表


アイデアの中間発表では、各チームが出したアイデアの中から推しの三つをセレクトして発表してもらいました。

ちなみに、今回のyukaiアイデアソンのテーマは「カスタマーサクセスの実現、顧客体験の強化」です。アシストは今年度から「カスタマーサクセス」を経営テーマに掲げており、アイデアソンでもこのテーマを選びました。今までも「お客様の最高のために」というスローガンのもと、お客様視点での活動を重視してきましたが、社員数の増加や環境の変化に合わせて、そのスローガンの解釈にも幅が出てきたので、今一度全体の意識統一を図るためにあえて「カスタマーサクセス」という一般的な言葉を使っているそうです。

さて、この段階でピックアップされたアイデアとしては、気軽にお客様が問い合わせできるチャットボット、お客様がアシストとの契約状況や、アシストから導入した製品の最新情報を一覧で確認できるポータルサイト、導入いただいた製品の使いこなし支援としての教育サービスを充実させるアイデアなどがありました。また、「お客様がアシストを使って自社の商材を宣伝できるプラットフォーム」といった新しいアイデアが出るなど、「カスタマーサクセス」を各チームが様々な観点から紐解いている様子が伺えました。

セッション②:アイデア選定&詳細検討


セッション②では、自分たちのアイデアに磨きをかけていきます。中間発表を聞いて刺激を受けてアイデアを見直したり、決選投票をにらんで他チームと被らないアイデアに絞り込むなどいろんな動きが見られました。

各チームの討議に耳を傾けると、各チームが「カスタマーサクセス」を実現することで、どういう「愉快」を提供できるのか突き詰めて考えている姿が伺えました。今後のアシストの「カスタマーサクセス」を考える上でのヒントになりそうな意見もたくさん挙がっていました。

「お客様の『悩み』と『課題』って同じものなのかな?」
「『お客様の成功』を考えたときに、直接支援するお客様の成功だけじゃなくて、お客様の企業にとっての成功っていうもっと大きい貢献を目指したいよね。」
「お客様が気軽にチャットボットに問い合わせできるように、って考えると、お客様が気軽に営業担当に問い合わせできないっていう状況が前提になるけど、そもそもお客様にとって営業の役割ってなんだろうね。」
「アイデアに対して、面白い、面白くないって感じる違いってあるけど、面白くないものは『本当は出来て当たり前』っていうものが多い気がするな。」


セッション③:発表準備


セッション③では最終発表に向けた準備を進めます。「名は体を表す」などと言いますが、良いアイデアには、印象的な名前が必要です。印象的なネーミングを考えたり、最新のITトレンドへの紐づけなども意識しながら、最終発表の準備をします。ベテラン社員がいるチームでは、「過去のアシストでこれに似た取り組みがあったから、その内容も使えるんじゃないか」といった経験を生かした提案を練り上げていました。

成果発表


最後に、各チームから選りすぐりのアイデアを発表し合いました。各チームが導き出した「愉快」を作るビジネスの卵がこちらです!

・あつまれ!アシストの森(天才小学生発掘プロジェクト)
・ハーブロックチェーン
・グチッター
・ALL Japan Ashisuto as a Service(AJAaaS)
・寺子屋アシスト
・e-Statでい~スタート!!
・FUKAN(システム管理クラウドサービス)
・なんでも超サポ・コンシェルジュ
・アシストHUB
・スムーズ起案塾

全体としては、提案の中にコミュニケーション要素を取り入れているものが多い印象です。2020年からのコロナ禍を受け、アシストでも軒並みセミナーやイベントがオンライン化され、お客様とのコミュニケーション機会が減ってしまいました。さらに、お客様同士のコミュニケーションの機会を提供できなくなったことに課題感を感じている社員も多いようでした。

そういった基本的な課題感が社員間で広く共有できていることもあり、どう自分達の活動を変容させていくべきか考え続けているからか、どれも短い時間で作り上げられたアイデアとは思えない出来栄えです。


最優秀アイデアは、これだっ!!


そして、ドキドキの最優秀発表です!その場で参加者全員で投票を行い、最優秀を決定しました。

栄えある優勝は、自らのチームを「おっさんず」と呼ぶ、東日本第二営業本部から参加したベテラン3名のチームが出したアイデア「なんでも超サポ・コンシェルジュ」です!

「なんでも超サポ・コンシェルジュ」は、アシストの公式LINEを用いて営業的な問い合わせや資料請求、打ち合わせ依頼、契約照会から、サポートFAQ検索、さらにはちょっとしたお悩み相談を手元のスマホでワンストップで実現する問い合わせサービスです。チャットボットでお客様の効率化を図るという観点だけではなく、顧客接点を増やす目的での活用も考えられている点が評価されました。「ビルさんの公式スタンプとかあってもいいかなと」と小ネタも盛り込まれています(笑)。その他にも、今回のサービス自体を外販できる商材として展開を検討している点なども評価されており、お客様だけでなくアシストにとっての「愉快」も検討されているサービスとなっていました。

今回優勝となったアイデアは、これからサービス化の可否についてより詳細に内容を検討する二次審査へと進みます。今回のイベントをきっかけとして、どんなサービスが生み出されるのか、今後に期待してください!

今後の「yukaiアイデアソン」の展開は?


初めての開催となった「yukaiアイデアソン」。参加したメンバーからは「全社施策を自分事として考える良い機会になった」「担当業務以外の視点で考える機会となり、とても刺激になった」「思考の幅が広がった」「オンラインでもできるもんですね」と満足度の高いコメントが多く寄せられました。

反面、「時間が足りない、丸一日時間をかけてもいいかもしれない」「部門横断で実施しても面白いのでは」「もっと質疑応答や意見交換など他チームとの交流がしたい」など、イベントをより愉快にするための改善意見も寄せられました。

今回の経験値をもとに、次回以降はもっともっと“愉快”に“愉快”なビジネスの卵を作り出すイベントになるかも!?

楽しみですね。皆さん、お疲れ様でした!

YUKAIプロジェクトの皆さんもお疲れ様でした!(事前にZoom機能テスト中の様子、プロジェクトの雰囲気も“愉快”ですね)

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