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2023.06.30

生成AI界隈トーク:第1回「企業は生成AIとどう向き合うか」

生成AI界隈トーク:第1回「企業は生成AIとどう向き合うか」

今年に入ってからChatGPTをはじめとする生成AIのニュースを見聞きしない日がありません。企業にとっては、情報漏洩、著作権侵害といった企業の信頼性に関わるリスクをはらむ一方で、社員や会社に大きなメリットをもたらす画期的なテクノロジーとして大きな期待が寄せられています。

お客様の未来に役立つ商材の発掘・調査を担当するアシスト CX本部 新事業共創推進室の板木と松山が、今回は、世界的に注目を集めている生成AI界隈で、企業活用での課題は何か、生成AIで何を実現すべきなのかをテーマに語ります。

※取材日:2023年6月30日

▶プロフィール

アシスト 板木 栄樹

株式会社アシスト
CX本部 新事業共創推進室
板木 栄樹


1987年入社。フィールド技術、技術マネージャを経て、2011年より新規取扱製品の開拓ミッションに専任。IT関連メディア、ベンチャーキャピタル、各国大使館、その他の各種情報ソースより、年間約200社のソフトウェアベンダーを調査、そのうち数十社と直接コンタクトを行っている。

アシスト 松山 晋ノ助

株式会社アシスト
CX本部 新事業共創推進室
松山 晋ノ助


2008年にアシストに入社。新BI製品の立ち上げから約10年活動し、2019年にアシスト初代BIマイスターに任命され、お客様のデータ活用に関わるご相談や提案にも対応。現在はアシストマイスターとして活動しながら、既存製品・事業に関わらず様々な分野の情報を得ながらお客様とのビジネス共創に従事。世界で日々生み出される新技術、新製品の発掘・育成・研究に明け暮れる日々。同時に次世代IT基盤を担うお客様との共同検証や、社内おける新しい文化の醸成などパワフルに活動中。最近はWeb3、NFTに明け暮れる。


近い将来、すべての製品に生成AI機能が実装されていく


進化し続ける生成AI


アシスト 板木 栄樹

板木

今年の2月以降、ニュースや情報番組で「ChatGPT」や生成AIに関する情報が流れない日はないですね。ソフトバンクやサイバーエージェント、NTTデータなど日本語に特化した大規模言語モデル(LLM)開発に乗り出していますし、ChatGPTを活用した業務効率化支援サービスや社内ナレッジ構築サービスを開始したといったベンダーのニュース、「ChatGPTを自社内で使えるようにした」というニュースも出ています。

しかも日々情報はアップデートされ、お客様も情報を追いかけるだけで大変なのではないでしょうか。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

マイクロソフトが今年11月にリリース予定のWindows 11にはWindows Copilotが搭載され、利用者が自然文で自分が実施したいことを書けば、パソコンの設定が変わるといった世界がもう目の前にきています。「快適に仕事をしたい」と依頼すると「タイマーを使ったらどうですか?」とタイマーを表示してくれたり、目に優しいモードで仕事しては?と提案してくれたり、PDFの要約もできるようになるそうですね。
* Copilot は、Windows 11 の無償アップデートの一部として、9 月 26 日から初期バージョン提供開始

アシスト 板木 栄樹

板木

少し前にPDFを要約する専門ツールがありましたが、そういう専門ツールもあっという間に不要になってしまう。恐ろしい速さでテクノロジーが進化していると感じています。


アシストの取扱製品周辺でもLLM連携・搭載機能が実装されていく


アシスト 松山 晋ノ助

松山

アシストの取扱製品周辺でも、

●SQLを自動生成する機能が搭載されたデータベース製品
●ほしいデータについて自然文でリクエストするだけで、社内にあるデータから内容に
 応じたデータやグラフを作ってくれるBIツール
●機械学習後の予測値をどう解釈すればよいか、その回答をくれるAI機能

など、これまで専門のエンジニアが必要だった部分を補ってくれる機能がリリースされ始めています。

またデータカタログ分野でも、各列に対してディスクリプション(説明文)を埋め込むのが大変だったところを生成AI機能で自動的に列の中身を読み取って説明文を作成してくれるといった機能が出てきていますね。生成AIによって既存分野の課題が飛躍的に解消され、様々なブレークスルーが起こる兆しを感じます。

生成AI周辺で商材を調査している中でも、「製造業のお客様にデータをリアルタイムで分析できるデータ活用基盤について提案をしたい」と依頼するだけで営業提案資料を自動で作成してくれるツールや、お客様とのオンライン会議中に、お客様にはわからないように、営業支援システムからそのお客様に関する情報が自分たちだけに表示されるツールといったものもあります。

アシスト 板木 栄樹

板木

生成AIは様々な機能拡張を既存の製品にもたらし、特に人が時間をかけていたデータの準備や解釈に対して大きな生産性向上をもたらすことが期待されています。様々な分野でブレイクスルーが起こると同時に、生成AI機能が搭載されていない製品は、今後、お客様に選ばれなくなるのではないかという危惧を抱くほどの進化を遂げていますね。

これはソフトウェアをお客様に提供しているアシストとしても、注視しなければならないところです。


どんなシーンで生成AIを活用できるか


アシスト 松山 晋ノ助

松山

生成AIを社内でどのように活用できるかというと、それはもう幅広いですし、無限の可能性を秘めています。利用対象は全社員になりますね。一例ですが、以下のような利便性を享受できます。

●マーケティング担当者
セミナータイトルの案出し、商材に関するブログの骨子作成、イメージ図の作成、企画自体の壁打ちなど

●プログラマー
サンプルコードや大量のテストデータの作成など

●全社員
長い文書の要約、メール文のサンプル作成、資料作成、翻訳などなど

アシスト 板木 栄樹

板木

社員一人一人に強力なアシスタントがつくというイメージですよね。プログラマーの方だと一緒にプログラミングしているバディのようなイメージになるという話もよく耳にしますし、新たなヒントや視点、解決策が得られることを体感してしまうと、自分もそうですが、もう手放せなくなると思います。


お客様を訪問する中で見えてきた現状


生成AI活用に関する3つの壁:1つ目はセキュリティ


アシスト 板木 栄樹

板木

「ChatGPTを導入した」という企業リリースはよく目にしますし、我々がお客様を訪問する中でも、「導入を検討したい」「すでにプロジェクトが動いている」「自社で検証中」というお客様は数多くいらっしゃいます。その中で、企業で生成AIを活用する場合に課題となるのは以下の3点に集約されると考えています。

 ●セキュリティ
 ●最適化
 ●スキル習得

ChatGPTの場合、精度の高い事前学習済の商用LLMをすぐに使えることから、LLMを学習させていく必要はありません。一方で、ユーザーの入力によって機密・個人情報の漏洩といったセキュリティ面やアウトプットを安易に利用することによる著作権侵害への懸念、そして回答内容の不確かさ(ハルシネーション)といった課題などがあります。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

特に、せキュリティ面は企業にとって大きなリスクをはらんでいるため、それを担保しながらChatGPTを利用するという観点で、現状以下のような選択肢があると思います。

 1. ChatGPT Plusの利用(学習制御)・・※現在は無料プランでも制御可能
 2. OpenAI APIの利用(オプトアウト)
 3. Azure OpenAI Serviceの利用
 4. サードパーティサービスの導入

アシスト 板木 栄樹

板木

最初のChatGPT Plusの利用ですが、ChatGPTに個人情報や機密情報などを学習させないために、以前は20ドルのこのオプションプランに加入する必要がありました。全社導入を検討する場合、「月額20ドル×人数分」のコストがかかることや、コストを払っても使う人に濃淡が出るという課題がありましたが(2023年6月まで)、現在は無料プランでも学習させないことができるようになりましたね。

ただし、質問内容(プロンプト)の記録や細やかな対応ができないこともあって、ニュースで「ChatGPTを社内導入した」という企業ユースのほとんどは、API経由での利用、つまり2番目のOpenAI APIか、3番目のAzure OpenAI Serviceの利用と認識しています。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

私の感覚では、Azure OpenAI Serviceを利用されているお客様が大半という印象です。まずはChatGPTを活用できるようにしようと第1ターゲットを定めているお客様もいらっしゃいますが、API経由でセキュリティなどの課題が解決できたとしても、次は、APIを利用する場合の開発、運用コストに課題意識を持たれているようです。

また、4番目のサードパーティサービスについてですが、現時点では、セキュリティを担保するレベルの機能に見受けられます。

セキュリティ問題を回避する側面から、商用LLMの利用ではなく、オープンソースのLLMを自社用にカスタマイズする、自社で一からLLMを構築するという選択肢もありますが、いずれにしても次でご紹介する課題があります。


2つ目の壁、それは自社向けの「最適化」


まずは自社用のLLM構築について


アシスト 板木 栄樹

板木

一般的な知識、例えば「インボイス制度について知りたい」といったような一般的な内容であればChatGPTでまかなえるかもしれません。

しかし、「この場合の経費精算はどうすればいいか」といった自社の経理や人事手続きについて知りたいといったコーポレート業務に関すること、企業が持つ顧客情報に関する内容などは、企業独自の情報をLLMに与えることが必要です。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

企業用に一からLLMを構築する場合、いろいろなやり方があるとは思いますが、複数のデータソースからデータを集めてきて、データの前処理(スペースや改行を省く、半角・全角の調整など)を行ったうえで、最初のモデルを作るという手法があります。この作成だけでも相当の時間と労力がかかりますよね。コストもかかるため、自社でLLMを構築するのは大手の一部のお客様に限られるのではないかと思います。また、医療系やアカデミックな分野ではオープンソースLLMを活用して追加学習させ、自社モデルを構築しているケースが多いように見受けられますね。

企業LLMを開発するプラットフォームもいくつか誕生しており、市場を形成する流れとなってきています。今後、アシストのお客様にも採用されていくかもしれません。


ファインチューニングに苦労する企業が多い


アシスト 松山 晋ノ助

松山

問題はここからで、LLMを社内利用に最適な状態までもっていくためには、「ファインチューニング」が必要だということです。

アシストも昨年からChatGPTをAPI経由で検証し、サポート業務の効率化に焦点をあてたファインチューニングに取り組んでみましたが、実際にやってみて、ここが一番大きな壁だと感じました。

具体的には、既存のFAQをベースにしただけでは質問への回答精度が上がらない。製品のバージョン固有の情報を追加するなど、追加情報の登録が必要なことや、情報の精度が上がってもそれを維持・管理する工数がかかります。これは一時のプロジェクト活動で終わるものではないということを実感しました。お客様からも同様に、この部分の苦労が多くて進まないという声をお聞きします。

アシスト 板木 栄樹

板木

最初のモデルを作って終わりではないんですよね。ファインチューニングは、新しい情報が追加されたらやり続けなければならないし、対象システムを追加したらやらなければならない。つまり、エンジニアの皆さんは永遠にやり続けなければならないんです。

経営者の視点でいうと、いまChatGPTを活用しようとプロジェクトを立ち上げて今年開発費に例えば1億円かかったとします。それが翌年以降も学習や改善が必要なわけですから、毎年その規模のコストがかかり続けるということです。チャット機能のすごさの方に注目が集まっている感がありますが、実際にやり始めて気づくのはファインチューニングの大変さであり、その後の運用コストなのです。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

このあたりは、まだ生成AIに取り組んでいらっしゃらないお客様に是非情報としてお伝えしたいですね。

また、我々の調査でソフトウェア・SaaSという観点で「ファインチューニング」サービス自体を提供しているところもありましたが実際どこまでできるのかは見えていないこと、この手のサービスは今のところそんなに多くないという印象です。


3つ目の壁、生成AIにどう聞くか、そのスキル習得


アシスト 板木 栄樹

板木

LLMの最適化と並行で、重要なポイントとなるのがLLMへの質問のしかた、いわゆるプロンプトエンジニアリングです。ChatGPTはどのような質問にももっともらしい回答を返してくれますが、本当にほしい答えをピンポイントで得るためには、質問の仕方に工夫が必要です。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

ここでちょっと、あるお客様向けにサンプルデータを急いで作成しなければならなかった際に、私がChatGPTに依頼した質問の投げかけを事例としてご紹介します。

①「xxに関するデータをダミーで作成したいのでサンプルを作ってください」
 =>ChatGPTの回答
   データ項目案一覧、データフォーマットに関する提案

②「データフォーマットはcsv形式で、データ項目にはxxを加えてください。
  まず1行作ってください。」

 =>ChatGPTの回答
   
1行分のサンプル表示

③ありがとう。単位が含まれるものは数値のみにしてサンプルを1行作ってください
 =>ChatGPTの回答
   1行分のサンプル表示

アシスト 板木 栄樹

板木

この例で注目していただきたいポイントは、自分のほしい回答を得るために、広い範囲から徐々に追い込んでいく質問の仕方です。例えば③にある「ありがとう」も大事ですね。それは「今までChatGPTが出してくれた回答は正しいです。今後もこのまま踏襲してください」を意味しています。また、日本語の場合日常では文脈が重視されることから、主語を省略するなど言葉たらずになりがちなので、質問の書き方に注意が必要ですね。

生成AIは、あらゆるところからある程度まとめて1つの答えを返してくれるところは検索エンジンと似ていますが、新しいものを生成する、たたき台を作れる点が優れています。質問の仕方をスキルとして身に着けることで、一人一人にアシスタントがつくようなイメージで利用できます。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

生成してくれるコードについて「合っています」と言いながら、次の条件を箇条書きで書くことで、条件にぴったりあった内容を返してくれたり、実行してエラーが出た場合は、原因を教えてくれながら修正してくれたり。

「テストデータを5,000行にしてください」と依頼すると、「自分では5,000行を作れないがPYTHONなら作れます」とPyshonのコードを作ってくれたり、どう作りたいかを細かく指示し、最後はデータベースに登録したいというと、「Create Table」文をきれいに作ってくれるんです。

アシスト 板木 栄樹

板木

インターネットでの検索力、お客様へのヒアリング力などと並び、これからは「生成AIに聞く力」が必要になりますが、これがうまくできないと、生成AIは使えないという利用者も出てきますね。そうなると企業の中に、上手に使って生産性を上げる人とまったく使わなくなる人が二極化しそうな点が気になります。

質問の仕方をどう工夫するかで企業で働く方々の生産性向上に大きく影響するため、あるサービス事業者さんでは「最適化」よりも「スキル習得」を先に支援しているというお話をお伺いしました。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

機密・個人情報の漏洩や著作権侵害を防止するために、そもそもプロンプトに何を入力してよいのかといった会社としてのガイドラインを作成したり、ログの取得・分析・監視などを対策として行う企業も出てきました。企業で生成AIを使えるようにするということは簡単ではないなという印象です。


生成AI導入で実現したい世界は何か


DXやチャットボットプロジェクトを止め、生成AI活用に急速シフト?


アシスト 板木 栄樹

板木

ここ最近、お客様から、「DXプロジェクトをいったん止めて生成AIの検証プロジェクトを立ち上げた」とか、「チャットボットAIプロジェクトが生成AIプロジェクトに変わった」というお話を聞く機会が多くなってきました。各社が、コストも含め、生成AIの活用に急激にシフトしているという印象です。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

生成AI導入の3つの壁の1つであるセキュリティについては、近いうちに解消されそうだと見込んでいますが、ファインチューニングはコストも工数もかかる上に永遠に終わらないという大きな課題が残っています。

「自分たちでファインチューニングを頑張ろう」と志を高く持たれるお客様もいらっしゃいますが、ファインチューニングのためには、社内文書をすべてかき集めなければなりません。その中には、例えば、社員なら誰でも参照できるデータもあれば、経営層やマネージャだけが参照できる経営関係のデータ、人事やマネージャ以上だけが参照できる機微な社員情報、といったように、システムによって必要な権限が設定されています。それらの権限をきちんと継承しながら、人に応じて回答を出し分ける仕組みの構築は なかなか難しく時間がかかります。

Azure Open AI Serviceなどにファインチューニングしたいデータを簡単に追加できる機能がリリースされるという発表がありました。全社の情報をすぐに横断で活用できそうな方向へと進んでいますが、まだまだ全社でナレッジを簡単かつ迅速に共有できる状態になるまでには時間がかかると思っています。

アシスト 板木 栄樹

板木

ここで懸念されるのは、生成AIという世間一般にも大きく影響するものすごいテクノロジーが目の前にきているにも関わらず、企業がそのメリットを享受する前に、ファインチューニングの大変さから社内知識の学習継続を諦めてしまうお客様がいらっしゃるのではないかということですね。そうなると、DXやチャットボットを中断して始めた生成AIプロジェクトも一気にしぼんでしまい、現在バブル期のような生成AIへの投資も急速に幻滅期を迎えてしまうのではないかが気になっています。


ChatGPTを社内で使えることが本質ではない。ゴールはその先にある


アシスト 松山 晋ノ助

松山

「いろいろ課題はあるけどChatGPTでいいよね」という声もお聞きしますが、ChatGPTを社内で使えるようにすることは生成AIの活用の一つの方向性なので間違いではないのですが、「本当のゴールはそこではないです」とお客様にお伝えしたい。

アシスト 板木 栄樹

板木

そうですね。生成AIの導入でぜひお客様に実現していただきたいのは、以下のような全社員の生産性向上や企業力の向上です。

●社員一人一人に生成AIというアシスタントがつくことで社員の生産性向上だけでなく、
 創造性発揮なども実現できる

●(社員の権限に応じ正しく)ナレッジ共有が可能になることで
 全社の生産性向上につながる

●ナレッジ共有は企業力をも向上させる

生成AIの登場と活用は、まさにアシストが2020年に提唱した、知識が企業力を向上させる「Internet of Knowledge」構想に合致するものです。現時点で課題はあるものの、お客様には、我々が生成AI界隈で商材・サービスの発掘・調査などをもとに得られた知見をもとに、解決策やヒントの提示などを積極的に行っていければと思っています。

アシスト 松山 晋ノ助

松山

このテクノロジーの真価は、学習データを最新化するためのプラットフォームを構築することで発揮されます。これを解決できる商材も出てきています。お客様が是非ここを上手く乗り越えて、生成AIのメリットを享受できるよう、また、お客様がこの好機を逃さないようにご支援していきたいです。

また、生成AIはあくまで企業力を向上させるための一つの手段です。今後も生成AIに限らず、自分たちが得た知見をお客様にフィードバックしていきたいと考えています。


<板木・松山からお伝えしたいこと>

我々二人の現在のミッションは、お客様の未来に役立つ商材の発掘・調査です。その活動の中で、本記事でお伝えした今の生成AIの企業活用での課題をすべて解決できる製品に出合いました。

必要な情報ソースはコネクターですぐに接続でき、データを準備する必要無しに社内の情報が活用できる。社内用Googleと社内用ChatGPTが1つのプラットフォームになっており、すぐに必要な情報へ到達できるだけでなく、誰がその情報を知っているかというKnowWho機能などにより、社内コミュニケーションを円滑化できる要素まで含んでいます。また、個人の権限に応じた情報のみが参照可能な状態に、自動的にパーソナライズされます。これは企業利用にとってとても重要な機能です。

まさに社内の業務効率化だけでなく、企業力向上、さらに、社内のコミュニケーション円滑化という、我々が2020年に出したInternet of Knowledge(知識が会社を強くする)構想に合致し、いま最もお客様にお勧めしたい商材です。

本記事でお話しさせていただいた課題の1つでも合致するお客様はもちろん、生成AIの導入を検討・予定されているお客様、ぜひ以下をご参照ください。

==> 詳細はこちら

(取材日:2023年6月30日)

※本記事は取材時の内容に基づくものです。
 また本記事に記載された、弊社意見、予測などは本稿作成時点における弊社の判断であり
 今後予告なく変更されることがあります。
※記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


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