株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン
急に暖かくなり、今年は桜の開花が例年よりかなり早くなりました。低温の日が多かったせいか我が家の冬野菜の出来があまりよくなく、大根は、太く育たないまま気温が上がったので花が咲いてしまったほどです。いくら土作りに精を出してもそれは全体の一部に過ぎず、野菜作りは毎年違うチャレンジに直面します。
難しいといえば、家には何種類かのスモモ(プラム)の木があるのですが実がなりません。いつかなるだろうと思っていたのですが、ニホンスモモはほとんどが自家不結実性、つまり1本では結実せず、花が咲いても実がならないということを知りました。そのため植木屋さんが家にもサンタ・ローザと大石早生、ソルダムと数種類のスモモを植えてくれたのですが、実をつけるためには開花時期が異なる場合は花粉をとっておいて、ブラシなどで人工授粉をする必要があったようです。自然に任せておけばあとは収穫、と思っていましたが、学ぶことがたくさんあります。
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今年は、料理にも挑戦することにしました。料理といえばこれまでお湯を沸かすか納豆をまぜるくらいしかしたことがなかった私ですが、家人が、飼っている食用ウサギの料理はしたくないというので、ウサギを捌くだけでなく、調理も自分でやるしかなくなったのです。そんなわけで先日、友人のショーンさんが料理の先生として我が家に来てくれました。ショーンさんは鹿猟をするので鹿やイノシシなど、いわゆるジビエ料理が得意です。ショーンさんの推薦でウサギ肉料理に向いているという燻製器(スモーカー)と低温調理機を用意しました。
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燻製器は庭に置いて炭とスモークの味を出すためのチップをいれ、捌いたウサギ肉をいれて2、3時間。準備は大変でしたが入れてしまえばあとは待つだけです。もう一つの低温調理は「真空調理法」ともいわれるものです。60~70℃程度の温度でゆっくりと時間をかけて熱を入れていくと、高温で調理するよりも柔らかく、美味しく出来るとか。今回は、燻製も低温調理機で調理したウサギ肉も、少し時間が短かったので、最後にフライパンでショーンさんが焼き色を付けてくれました。この時期、畑にはちょうど野草のセリがたくさん生えているので、セリも肉汁で炒めて添えました。
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調理経験の長いショーンさんのように手際よくできるようになるのはいつの日かわかりませんが、楽しみながら少しずつ、料理も覚えていきたいと思います。
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10月になっても半袖で過ごせるような陽気が続いていましたが、「アシストみちのくサロン」で訪問した仙台も暖かい好天に恵まれました。